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面貸し・フリーランス独立

面貸しをやめるとき|解約の手順と、顧客への案内の範囲

公開: 2026年7月29日最終更新: 2026年8月1日

別の施設に移ることを決めました。顧客に案内しようとしたら、契約書に「利用者は顧客の引き抜きを行わない」と書かれていました。

やめるときの手順は、契約書の中にあります。読むべきなのは、やめる前ではなく入る前です。

解約時に契約書で確認する四つを、予告の期間・予告の方法・最低の契約期間・顧客への案内の四行で整理した図
解約時に契約書で確認する四つを、予告の期間・予告の方法・最低の契約期間・顧客への案内の四行で整理した図

契約書を先に読む

やめると決めたら、まず契約書を読んでください。確認するのは、解約の予告の期間、違約の定め、そして顧客への案内に関する条項。この三つです。ここを読まずに動くと、後から取り返しがつかなくなります。

予告の期間を確認する

多くの契約で、解約の予告の期間が定められています。1か月前、2か月前、3か月前。契約によって、異なります。その期間の利用料は発生し、移る先の契約と重なる場合もあります。

確認内容
予告の期間何か月前に伝えるか
予告の方法書面か、口頭でよいか
違約の定め途中解約の負担
顧客の案内制限があるか
顧客を三つに分けて扱いを考える図。前から担当・自分の告知・施設の紹介
顧客を三つに分けて扱いを考える図。前から担当・自分の告知・施設の紹介

予告の方法を確認する

これは、記録が残る形にしてください。口頭で伝えただけでは、証明できないためです。書面か記録が残る形で伝えれば、「伝えた」「聞いていない」の争いを避けられます。

最低の契約期間を確認する

「最低1年」といった定めが、ある場合があります。その期間内に解約すると残りの分を求められることがあるので、金額を事前に確認してください。

顧客への案内の制限を確認する

これが、最も重要な条項です。「顧客の引き抜きを禁じる」という条項が、ある場合があります。その範囲を、正確に読んでください。自分が連れてきた顧客も含むのか、それとも施設が紹介した顧客だけなのか。ここで、意味が大きく変わります。

自分の顧客と施設の顧客を分ける

顧客には、境目があります。自分が前から担当していた方、自分の告知を見て来た方、施設の紹介で来た方。この三つは、扱いが異なる場合があります。

施設が集客した顧客をそのまま連れて行くと、問題になります。その顧客が自分の意思で移る場合とこちらから誘う場合とでは違いますが、誘わないと決めておくのが安全です。

自分の顧客には案内できる

自分が集めた顧客に移転を伝えることは、通常は問題ありません。ただし、契約書の条項は確認してください。不安な場合は、専門家に相談することです。考え方は、美容師が独立してフリーランスになるタイミングで整理しています。

最終日までにやることを、道具の引き上げ・精算の確認・予約済みの対応・挨拶の四つに分けた図
最終日までにやることを、道具の引き上げ・精算の確認・予約済みの対応・挨拶の四つに分けた図

案内の方法を選ぶ

来店時に口頭で伝えるのが、基本です。自分のサイトや投稿で告知する方法も、あります。ただし施設の中で配布する形は、避けてください。

チラシを置く、施設の掲示に貼る。これらは施設の設備を使った告知になるため、問題になりやすい行為です。

顧客の情報を持っているか

ここが、分かれ目になります。自分で顧客の連絡先を持っているのか、それとも施設のシステムにしか無いのか。後者の場合、そもそも案内できません。備えは、面貸し利用者が独自のHP・予約・顧客台帳を持つべき理由で整理しています。

施設の予約システムに自分の顧客の記録がある場合は、それを出せるかを契約書で確認してください。出せないなら、いまから自分の台帳を作ります。来店された方の連絡先を、自分の記録に残し始めてください。表計算の書類でも、構いません。3か月続ければ、常連の方はほぼ網羅できます。

移る先を先に決める

空白を、作らないでください。やめてから探すと、収入が止まるためです。移る先を決めてから、解約を伝えてください。見学と契約に、1か月は見ておきます。

予告の期間と移る先の契約が重なる場合、その月は両方の利用料がかかります。その資金も、用意しておいてください。

道具を引き上げる

置いていた薬剤、道具、私物は、最終日までにすべて引き上げてください。残したものは、処分される場合があります。

精算を確認する

利用料の日割りが、あるか。預けた保証金が、戻るか。戻る場合、いつ戻るか。これらを、書面で確認してください。

移る理由を聞かれたとき

運営者から、理由を聞かれる場合があります。ただし不満を、そのままぶつけないでください。「条件が合わなくなった」で、足ります。角を立てずに、済みます。

条件の改善を提示されて、引き止められる場合もあります。その場では、決めないでください。一度持ち帰って、冷静に判断します。改善が続く保証は、ありません。

移る先を先に伝えない

どこに移るかを運営者に伝える義務は、通常ありません。聞かれても、答えなくて構いません。同じ地域の場合、伝えると関係が難しくなります。

顧客に伝える時期と内容

解約が確定してから、伝えてください。確定前に伝えると話が施設に伝わり、まだ在籍している間に問題になるためです。

伝える内容は、三つで足ります。いつから場所が変わるか、新しい場所はどこか、予約の方法は変わるか。これだけを、簡潔に伝えてください。

前の施設を悪く言わない

顧客に、前の施設の不満を言わないでください。聞いた側は、不快に感じます。「新しい場所に移ります」で、足ります。

移った後の連絡

移った後、来ていない方がいます。伝わっていない場合があるので、1か月後にもう一度案内してください。

施設との関係を悪くしない

同じ地域で働き続ける場合、関係は残ります。円満に終えることが、後で効いてくるためです。不満があっても、感情的にならないでください。

掲載や紹介の取り下げ

ここは、見落とされやすい点です。施設のサイトに、自分の紹介が載っている場合があります。外部の掲載に、その施設の場所で登録していることもあります。移る前に、これらの取り下げを依頼してください。放置すると、前の場所に来られます。

地図に自分の情報を登録している場合も、場所を更新してください。更新には数日かかることがあるため、移る前に手続きを始めます。

自分のサイトを更新する

これが、最も確実な案内になります。住所、地図、行き方の説明を、新しい場所に直してください。しばらくは、「〇月〇日より移転しました」と明記します。

移転を知らずに前の場所へ行く方がいるので、サイトの目立つ場所に移転の案内を残してください。3か月は、残しておきます。

最終日の挨拶をする

運営者と、他の利用者に挨拶してください。黙って消える形は、避けます。紹介や協力の関係が、後で生まれる場合があるためです。

予約済みの顧客への対応

最終日以降に、予約が入っている場合があります。その方に移る先を案内するか、日程を変更してください。放置すると、来店されて困ります。

移った後の収入の落ち込みを見込む

場所が変わると、来店の数は一度落ちます。全員が付いてくるわけでは、ないためです。移動の時間が延びる方、新しい場所が通いにくい方がいます。

どのくらい落ちるかは読めませんが、3か月分の生活の資金を用意しておけば判断が慌ただしくなりません。落ち込みを見込んでいないと、移った直後に条件の悪い仕事を受けることになります。

移る先の条件を並べて比べる

一つの施設だけを見て、決めないでください。二つか三つを見学して、条件を並べます。比べるのは、利用料の形(固定か、歩合か、その組み合わせか)、営業できる時間、使える設備、顧客の連絡先を自分で持てるか、そして解約の予告の期間です。

最後の一つは、必ず入る前に確認してください。いま苦労しているのは、そこを読まずに入ったからです。

VANNAでできること

VANNAでは、自分のサイトと予約の受け口、顧客の記録を、自分の契約として持てます。施設を移っても、これらは自分に残ります。移転の案内も、自分のサイトから発信できます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。

施設の契約を解約したり、施設のシステムからデータを取り出したりする機能はありません。施設との手続きは、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。

料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。

今日やる一つ

いまの契約書を、取り出してください。そして解約の予告の期間と、顧客への案内の条項を読みます。移る予定がなくても、知っておく価値があります。

よくある質問

何から始めますか

契約書を読んでください。解約の予告の期間、違約の定め、顧客への案内に関する条項。この三つを確認してください。

予告はどのくらい前ですか

1か月前、2か月前、3か月前など、契約によります。その期間の利用料は発生します。

伝え方は

書面か、記録が残る形にしてください。口頭だけでは証明できず、争いになります。

最低の契約期間は

「最低1年」といった定めがある場合があります。期間内に解約すると、残りの分を求められる場合があります。

顧客に案内できますか

「引き抜きを禁じる」条項がある場合があります。その範囲を正確に読んでください。

顧客はどう区別しますか

自分が前から担当していた方、自分の告知を見て来た方、施設の紹介で来た方。この三つは扱いが異なる場合があります。

施設が紹介した顧客は

そのまま連れて行くと問題になります。誘わない、と決めておくのが安全です。

自分の顧客には伝えてよいですか

通常は問題ありませんが、契約書の条項を確認してください。不安な場合、専門家に相談してください。

どう案内しますか

来店時に口頭で伝えるのが基本です。自分のサイトや投稿で告知する方法もあります。

施設の中で告知してよいですか

チラシを置く、掲示に貼る。これは施設の設備を使った告知になり、問題になりやすい行為です。

顧客の連絡先を持っていません

施設のシステムにしか無い場合、案内できません。いまから自分の台帳を作ってください。

施設のシステムから出せますか

契約書を確認してください。出せない場合、来店された方の連絡先を自分の記録に残し始めてください。

台帳は間に合いますか

3か月続ければ、常連の方はほぼ網羅できます。表計算の書類でも構いません。

移る先はいつ決めますか

先に決めてから、解約を伝えてください。やめてから探すと、収入が止まります。見学と契約に1か月は見てください。

期間が重なりますか

予告の期間と移る先の契約が重なる場合があります。その月は両方の利用料がかかります。資金を用意してください。

道具はいつ引き上げますか

最終日までに、すべて引き上げてください。残したものは、処分される場合があります。

精算は何を確認しますか

利用料の日割り、預けた保証金が戻るか、戻る場合はいつか。書面で確認してください。

理由を聞かれたら

「条件が合わなくなった」で足ります。不満をそのままぶつけないでください。角を立てずに済みます。

引き止められたら

その場で決めないでください。一度持ち帰って、冷静に判断してください。改善が続く保証はありません。

移る先は伝えますか

伝える義務は通常ありません。聞かれても答えなくて構いません。同じ地域の場合、関係が難しくなります。

顧客にはいつ伝えますか

解約が確定してからです。確定前に伝えると、話が施設に伝わり、在籍中に問題になります。

何を伝えますか

いつから場所が変わるか、新しい場所はどこか、予約の方法は変わるか。この三つを簡潔に伝えてください。

前の施設のことは

悪く言わないでください。聞いた側は不快に感じます。「新しい場所に移ります」で足ります。

移った後は

1か月後に、もう一度案内してください。伝わっていない方がいます。

関係が悪くなりませんか

同じ地域で働き続ける場合、関係は残ります。不満があっても、感情的にならないでください。

掲載の取り下げは

施設のサイトの紹介や、外部の掲載を取り下げてもらってください。放置すると、前の場所に来られます。

地図の情報は

場所を更新してください。数日かかる場合があるため、移る前に手続きを始めてください。

自分のサイトは

住所、地図、行き方の説明を新しい場所に直し、「〇月〇日より移転しました」と明記してください。

移転の案内はいつまで残しますか

3か月は残してください。移転を知らずに、前の場所へ行く方がいます。

挨拶は必要ですか

運営者と他の利用者に挨拶してください。黙って消える形は避けてください。後で協力の関係が生まれる場合があります。

最終日以降の予約は

移る先を案内するか、日程を変更してください。放置すると、来店されて困ります。

今日は何をしますか

いまの契約書を取り出し、解約の予告の期間と顧客への案内の条項を読んでください。移る予定がなくても、知っておく価値があります。

出典

本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。契約の内容と顧客への案内の可否は、個別の契約書と事情によって決まります。判断に迷う場合は、弁護士などの専門家にご相談ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。