本文へスキップ
リピート・再来・LTV

サロンの周年をどう使うか|割引を出す以外の方法

公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月1日

Summary

開店からの節目を活かす方法を整理します。周年でできること、割引以外の選択肢、扱う年の選び方、伝える内容、長く来ていない方への連絡、振り返る数字、準備の時期、やらない判断までを扱います。

開店から3年が経った。特に何もせず、いつもどおり営業した。

節目は、使える機会です。ただし割引を出すだけでは、意味がありません。

周年でできる4つのこと(感謝を伝える・連絡の口実・区切りにする・数字を振り返る)を並べた図
周年でできる4つのこと(感謝を伝える・連絡の口実・区切りにする・数字を振り返る)を並べた図

節目に何ができるか

周年は、いくつかの目的に使えます。まず、感謝を伝える機会になります。続けてこられたのは、来てくださる方がいるためです。来店の理由も、作れます。「久しぶりに行ってみよう」と思われる機会だからです。長く来ていない方に連絡する口実にも、なります。周年という理由があれば、売り込みに見えません。自分の店の歴史を伝える機会にも、なるでしょう。どういう思いで始め、何を大事にしてきたか。新しいことを始める区切りにも、使えます。メニューの見直し、価格の改定、内装の変更。

そして、振り返る機会にもなります。数字を見て、次の年の計画を立てられるためです。

使い方内容
感謝を伝える続けてこられた理由を伝える
来店の理由を作る久しぶりの方が来やすくなる
連絡の口実売り込みに見えない
区切りにする見直しや変更のきっかけ

割引以外の方法

値引きに頼らない形を、考えてください。まず、感謝を伝える手紙を出す方法があります。文字にすると、印象に残るためです。普段行わない施術を、その期間だけ提供する方法もあります。小さな贈り物を渡す形も、あるでしょう。高額である必要は、ありません。来店された方にその場で一言添える形でも、足ります。「おかげさまで3年になりました」と。写真を掲載する方法も、あります。開店当時と、いまの様子。

割引を出す場合は、期間と条件を明示してください。そして、常態にしないことです。割引で来た方が、その後続くとは限りません。この点を理解したうえで、判断してください。

何年目を扱うか

すべての年を、大きく扱う必要はありません。1年目は、続いたこと自体に意味があります。だから、伝える価値があります。3年目、5年目、10年目は、区切りとして分かりやすくなります。ただし毎年行うと、特別さが薄れます。数年に一度にする判断も、あるでしょう。自分の店にとって意味のある年を、選んでください。移転した年、人を雇った年。

区切りを設けない判断も、成り立ちます。日々の営業で十分な場合は、無理に作らないでください。ただし決めた場合は、続けることです。一度やって次はやらないと、忘れられた印象になります。

周年の告知で伝わらない書き方と伝わる書き方を左右に並べた図
周年の告知で伝わらない書き方と伝わる書き方を左右に並べた図

伝える内容

何を伝えるかで、受け取られ方が変わります。まず、続けてこられたことへの感謝を最初に伝えてください。自慢には、ならないようにします。「これだけ成長しました」は、聞く側には関係がないためです。次に、これからどうするかを伝えてください。過去より、これからのほうが相手には意味があります。具体的な出来事に触れると、より伝わります。「開店した日は、雨でした」といった話です。

長くなりすぎないでください。長い文章は、読まれません。嘘も、書かないことです。誇張した表現は、読む側に見抜かれます。

連絡の出し方

これは、長く来ていない方への連絡に適した機会です。「久しぶりです」だけでは、返信の理由がありません。周年という理由があれば、伝えやすくなります。ただし送る相手は、絞ってください。全員に送ると、必要のない方にも届きます。個別に書く方法と、一斉に送る方法があります。個別のほうが反応は良くなりますが、その分だけ時間がかかります。来店を促す言葉は、強くしないでください。「またお会いできればうれしいです」程度で、足ります。

反応がなくても、送ったことに意味があります。思い出していただければ、十分です。送った記録も、残してください。次に送る時期の判断に、使えます。

数字を振り返る

節目は、確認する機会でもあります。まず、売上の推移を見てください。年ごとに並べると、傾向が分かります。来店された方の数も、数えます。新規と再来の割合も、同じです。続いている方が何人いるかも、確認してください。1年目から来ている方、3年目から来ている方。離れた方の数も、見ておきます。想定の範囲かを、確認するためです。固定費の変化も、確認してください。年々、増えていないか。自分の働く時間も、振り返ります。増えているなら、続けられる形かを考えてください。

これらを記録しておけば、次の節目で比べられます。

節目に振り返る4つの数字を並べた図
節目に振り返る4つの数字を並べた図

長く続けている方への対応

開店から通ってくださっている方がいる場合、そこには特別な意味があります。そのことを、伝えてください。覚えていること自体が、価値になります。ただし他の方の前で、強調しすぎないことです。差を作る形になります。記録があれば、いつから来ているかが分かります。曖昧なまま「長いですね」と言うより、正確なほうが伝わります。

長く通う方が減っている場合は、その理由を考えてください。自然に離れる分もありますが、原因がある場合もあります。新しく来た方が長く続く方になるかは、いまの対応で決まります。

続けてこられた理由を考える

節目は、自分自身のための機会でもあります。まず、何がうまくいったかを書き出してください。そこに、続いている理由があります。何を変えたかも、振り返ります。始めたとき想定していたことと、いまの形は違うはずです。やめたことも、書いてください。合わなかったものを外せたことも、成果だからです。助けられた人も、思い出してください。取引先、家族、同業の知り合い。自分が疲れている場合は、それも認識します。続けるために、変える必要がある部分があるためです。そのうえで、次の1年で何をするかを決めてください。節目は、始める理由にもなります。

これは、公開する必要がありません。自分の中で整理するだけで、次の判断が変わります。書き出す時間は、意識して取ってください。日々の営業の中では、考える余裕がないためです。毎年同じことを書いているなら、変わっていないということになります。それ自体が、判断の材料です。

VANNAでできること

VANNAでは、顧客ごとに初回の来店日と、その後の履歴が残ります。いつから通っていただいているかを確認でき、長く来ていない方も把握できます。データはCSVで書き出せるため、年ごとの比較もできます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。

一斉に案内を送る機能はありません。連絡は個別に行うことになります。この点は把握しておいてください。

料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。決済を使う場合のStripe決済手数料は店舗負担で別途かかります。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。

準備の時期

当日に思いつくのでは、間に合いません。2か月前から、準備してください。作るもの、送るもの、告知の内容。印刷物を作る場合は、発注から納品までさらに時間が要ります。告知の時期も、決めておきます。早すぎると忘れられ、直前だと予定が組めないためです。1か月前が、目安になります。期間も、決めてください。1日だけか、1か月間か。長すぎると、特別な機会という印象が薄れます。

ただし、準備に時間をかけすぎないでください。営業に支障が出ては、本末転倒です。前年と同じ形にすれば、準備が楽になります。毎年変える必要は、ありません。

やらない判断

節目を扱わない選択も、成り立ちます。準備の余裕がない時期なら、無理に行わないでください。日々の営業で十分に伝えられているなら、改めて行う必要もありません。割引を求められる形になるなら、そもそも行わないほうがよい場合もあります。一度始めると、毎年期待されるためです。続けられるかを考えてから、始めてください。なお、小さく行う方法もあります。来店された方に一言添えるだけでも、節目を扱ったことになります。

大きく行うことが、目的ではありません。伝わることが、目的です。

判断場面
行う伝えたい内容がある。準備の余裕がある
小さく行う一言添えるだけでも足りる
行わない準備の余裕がない。日々で伝えられている

周年以外の節目

開店からの年数だけが、節目ではありません。季節の変わり目も、来店の理由になります。これは、年に4回あります。年末年始は、多くの方が意識する区切りです。挨拶の機会に、なります。来店された回数の節目も、あるでしょう。10回目、20回目といった区切り。これは、その方にとっての節目です。誕生日を扱う方法も、あります。ただし、生年月日を取得する必要があります。その場合は、目的を明示してください。地域の行事に合わせる方法も、あります。祭り、催し。地域で、人が動く時期です。新しいことを始めた日も、節目になります。新しいメニューの導入、機器の入れ替え。

すべてを扱う必要は、ありません。自分の店で意味のあるものだけを、選んでください。

節目の種類使い方
開店からの年数感謝と、これからを伝える
季節の変わり目年4回の来店の理由
来店の回数その方にとっての区切り
年末年始挨拶の機会

一人で運営している場合

この場合、準備の負担が直接自分にかかります。だから、大きく行おうとしないでください。準備で疲れると、当日の対応が雑になります。営業を続けながら、準備することになるためです。時間の余裕を見て、決めてください。来店された方に一言添えるだけでも、十分に伝わります。手書きの一言を添える方法も、あります。時間はかかりますが、印象に強く残ります。準備も、分散させてください。1日でやろうとせず、数週間かけて少しずつ進めます。

やらないと決めることも、選択です。無理をして質が落ちるより、通常の営業を丁寧に行うほうが価値があります。そこは、迷わないでください。

記録として残す

節目の記録は、後で使えます。まず、その年に何をしたかを書いておいてください。次の年の、参考になります。反応も、記録します。来店が増えたか、送った連絡に返信があったか。写真も、残してください。次の節目で、そのときと比べられるためです。いただいた言葉も、残しておきます。続けるための、力になります。数字も、記録してください。その月の売上、来店の数、新規の方の数。

これらが積み重なると、店の歴史になります。5年、10年と続けたときの、振り返る材料です。記録がないと、何年目に何をしたかも分からなくなります。

苦しい年に迎える節目

順調な年ばかりでは、ありません。売上が落ちた年、人が辞めた年にも、節目は来ます。それでも、無理に明るく振る舞う必要はありません。

続いていること自体を伝えれば、足ります。苦しい状況を、詳しく書かないでください。読む側が、心配や気遣いを負うことになります。何も出さない判断も、成り立ちます。ただし、この年こそ振り返る価値があります。何が起きたかを、自分のために記録しておいてください。翌年、原因を追える材料になります。

よくある質問

周年に何をすればよいですか

感謝を伝える、来店の理由を作る、長く来ていない方へ連絡する、見直しの区切りにする。割引を出すだけでは、意味がありません。

割引以外に何がありますか

感謝の手紙、期間限定の施術、小さな贈り物、来店時の一言。写真を掲載する方法もあります。高額なものである必要はありません。

何年目を扱いますか

1年目は続いたこと自体に意味があります。3年、5年、10年は区切りとして分かりやすくなります。毎年行うと特別さが薄れるため、数年に一度にする判断もあります。

何を伝えればよいですか

感謝を最初に伝えてください。自慢にならないようにし、これからどうするかを伝えます。具体的な出来事に触れると伝わります。長くなりすぎないでください。

長く来ていない方に連絡してよいですか

適した機会です。周年という理由があると、売り込みに見えません。送る相手を絞り、来店を促す言葉は強くしないでください。

数字は何を見ますか

売上の推移、来店した方の数、新規と再来の割合、続いている方の人数、離れた方の数、固定費の変化、自分の働く時間。記録しておくと、次の節目で比べられます。

準備はいつから始めますか

2か月前が目安です。印刷物を作る場合、さらに時間が要ります。告知は1か月前から。早すぎると忘れられ、直前だと予定が組めません。

毎年やるべきですか

一度始めると、毎年期待されます。続けられるかを考えてから始めてください。前年と同じ形にすると、準備が楽になります。

やらなくてもよいですか

成り立ちます。準備の余裕がない時期なら、無理に行わないでください。来店された方に一言添えるだけでも、節目を扱ったことになります。

周年以外に節目はありますか

季節の変わり目、年末年始、来店の回数、地域の行事、新しいことを始めた日。すべてを扱う必要は、ありません。自分の店で意味のあるものだけを、選んでください。

一人で運営している場合は

大きく行おうとしないでください。準備で疲れると、当日の対応が雑になります。準備を分散させ、来店された方に一言添えるだけでも十分に伝わります。

記録は何を残しますか

何をしたか、反応はどうだったか、写真、いただいた言葉、数字。積み重なると店の歴史になります。記録がないと、何年目に何をしたかも分からなくなります。

開店当初から通う方には

そのことを伝えてください。覚えていることが価値になります。ただし、他の方の前で強調しすぎると、差を作る形になります。

誕生日を扱ってもよいですか

生年月日を取得する必要があります。取得する目的を明示してください。個人の情報として、適切に管理する必要があります。

苦しい年の節目はどうしますか

無理に明るく振る舞う必要はありません。続いていること自体を伝えれば足ります。苦しい状況を詳しく書くと、読む側が気遣いを負うことになります。

出典

本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。適した扱い方は、店の状況や来店される方との関係によって変わります。割引や特典を設ける場合、条件の表示にご注意ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。