サロンのホームページが重い原因と直し方|写真の扱いで表示速度が決まる
最終更新: 2026年7月28日
Summary
サイトが遅い原因はほぼ画像です。撮ったままの写真は必要な10倍以上のデータ量になります。縮小・枚数・形式・動画の4つの手順と、速さと見た目を両立させる考え方を整理します。
ホームページを開くのに3秒かかると、その間に離脱する人が出ます。とくにスマートフォンからの閲覧では、電波の状態によってさらに時間がかかります。
サロンのサイトが重くなる原因は、ほぼ画像です。デザインでもコードでもなく、写真の扱いで決まります。

遅い原因のほとんどは画像
スマートフォンで撮った写真は、1枚あたり3MBから8MBほどになります。これを10枚並べれば、それだけで数十MBです。
閲覧する側は、その全部を通信で受け取ります。電波が弱い場所なら、表示までに10秒以上かかることもあります。
一方、ホームページに必要な大きさはずっと小さいものです。スマートフォンの画面幅は、多くの機種で400ピクセル前後。高精細な表示を考慮しても、横1200ピクセルあれば足ります。
つまり、撮ったままの写真をそのまま載せると、必要な10倍以上のデータを送っていることになります。
| 状態 | 1枚あたりの目安 |
|---|---|
| スマートフォンで撮ったまま | 3〜8MB |
| 横1200ピクセルに縮小 | 300〜800KB |
| さらに形式を変換 | 100〜300KB |
10枚で比べると、40MBが2MBになります。この差がそのまま表示の速さに表れます。
まずやること
技術的な知識がなくてもできる対処を、効果の大きい順に挙げます。
第一に、写真の大きさを縮めることです。横1200ピクセル程度に縮小します。スマートフォンの写真アプリでも、無料のツールでもできます。
第二に、枚数を減らすことです。10枚も20枚も並べる必要はありません。見せたいものを絞ると、速くなるだけでなく、伝わりやすくもなります。
第三に、形式を変えることです。同じ見た目でもデータ量の少ない形式があります。使っているサービスが対応しているなら、その形式で保存します。
第四に、動画の自動再生をやめることです。トップページで動画が自動で流れる作りは、見栄えは良くても読み込みが重くなります。

何秒なら許容されるか
明確な基準はありませんが、目安として次のように考えてください。
1秒以内に何かが表示されれば、待たされている感覚は薄くなります。真っ白な画面が続くと、壊れていると思われます。
2秒から3秒で主要な内容が見える状態なら、多くの人は待ちます。
5秒を超えると、離脱が増えます。とくに検索結果から来た人は、他の店に移りやすくなります。
自分のサイトが何秒かかっているかは、実際に測ってみてください。Googleが提供する測定ツールで、モバイルとパソコンそれぞれの速度と、改善点が確認できます。数値だけでなく、何が重いのかが示されます。
測るときは、自分のスマートフォンで店の外から開いてみてください。店内の通信環境で見ていると、実際の閲覧者の体感と違うことがあります。
写真の質を落とさずに軽くする
縮小すると画質が落ちるのでは、と心配になるかもしれません。しかし、画面に表示される大きさに合わせて縮めるなら、見た目はほとんど変わりません。
質を保つための要点を挙げます。
元の写真は残しておいてください。縮小した画像だけにすると、後から大きく使いたいときに戻せません。
明るさを調整してから縮小してください。暗い写真を後から明るくすると、粗さが出ます。撮影時に明るさを確保するのが最も確実です。
過度な圧縮は避けてください。データ量を減らそうとしすぎると、輪郭がにじみます。数値を下げながら見た目を確認し、劣化が分かる手前で止めてください。
施術の仕上がりを見せる写真は、色の再現が重要です。圧縮しすぎると色味が変わることがあるため、この種の写真は他より丁寧に扱ってください。
表示以外の速さも見る
ページの表示だけでなく、操作の速さも体験に影響します。
予約ボタンを押してから画面が変わるまでの時間を測ってみてください。ここが遅いと、押したことに気づかず何度も押される、という事態が起きます。
入力の項目が多いフォームも、体感として重くなります。予約に必要な情報だけを求め、それ以外は後から聞く形にしてください。
読み込み中であることが分かる表示があるかも確認してください。何も起きていないように見えると、待っている人は不安になります。
スマートフォンでの見え方を確かめる
サロンのサイトを見る人の多くは、スマートフォンからです。パソコンで作って確認もパソコンで済ませると、実際の見え方とずれます。
確認する点を挙げます。
文字が読める大きさか。パソコンでちょうどよく見える文字が、スマートフォンでは小さすぎることがあります。
横に切れていないか。表や画像がはみ出して、横スクロールが必要になっていないか。
押しやすい大きさか。予約ボタンやリンクが小さいと、指で押しにくくなります。隣の要素と近すぎると、誤って別のものを押します。
電話番号が押せるか。スマートフォンで番号を押したときに、そのまま電話がかけられる形になっているかを確認してください。
営業時間と住所がすぐ見つかるか。来店前に確認したい情報が、スクロールしないと出てこない作りは不便です。
自分のスマートフォンで、実際に予約まで進めてみるのが最も確実な確認方法です。途中で迷う箇所があれば、閲覧者も同じところで迷います。
画像以外で重くなる要因
画像を軽くしても遅い場合、次を確認してください。
外部のサービスを埋め込みすぎていないか。地図、SNSの投稿、アクセス解析、チャット。それぞれが別の通信を発生させます。必要なものだけに絞ってください。
装飾のための仕掛けが多すぎないか。スクロールに応じた動き、切り替わる画像。見栄えは良くても、処理の負担になります。
古い写真が残っていないか。ページから外したつもりでも、実際には読み込まれていることがあります。

撮り方で後の手間が変わる
軽くする作業は、撮る段階で減らせます。
明るい時間に撮ってください。暗い場所で撮った写真は、後から明るくすると粗さが出ます。窓際や、照明を追加した状態で撮るほうが、後の調整が少なくて済みます。
同じ場所、同じ明るさで撮ってください。1枚ごとに条件が違うと、並べたときにばらつきます。撮る位置に印を付けておくと、次回も同じ条件で撮れます。
余計なものを写さないでください。散らかった背景、写り込んだ他のお客様。撮り直すか、あらかじめ片付けてから撮ってください。後から消す加工は手間がかかります。
必要な向きで撮ってください。掲載する場所が横長なら横で、縦長なら縦で撮ります。後から切り抜くと、見せたい部分が入らないことがあります。
まとめて撮ってください。1枚ずつ撮って都度アップロードするより、まとめて撮って一度に処理するほうが、全体の時間は短くなります。
速さと見た目のどちらを取るか
速さを追いすぎて、写真が少なく味気ないサイトになっては本末転倒です。サロンのサイトは、雰囲気が伝わることに価値があります。
考え方としては、見てもらいたい写真に絞り、その写真を適切な大きさで載せる、という方向です。枚数を減らして1枚あたりの質を保つほうが、たくさん載せて全部が粗いより伝わります。
トップページは軽く、詳しい写真は別のページに分ける方法もあります。最初に開くページが速ければ、離脱は減ります。
直した後に測り直す
手を入れたら、必ず測り直してください。感覚では「速くなった気がする」で終わります。
比較しやすくするため、直す前の数値を記録しておいてください。測定ツールの結果を控えるか、画面を保存しておきます。
測る条件も揃えてください。同じ端末、同じ通信環境、同じページで比較します。条件が違うと、直した効果なのか環境の差なのか分かりません。
改善が見られなければ、原因が別のところにあります。画像を軽くしたのに変わらないなら、外部サービスの読み込みか、そもそも通信の環境が原因かもしれません。
数値が良くなっても、実際の体感が変わらないこともあります。最後は自分のスマートフォンで開いて、待たされる感覚があるかどうかを確かめてください。数値は手段であって目的ではありません。
作る仕組みによって手間が変わる
写真の縮小や形式の変換を毎回手作業でやるのは負担です。使っている仕組みが自動でやってくれるなら、その手間は不要になります。
VANNAでは、写真をアップロードすると表示に適した形へ自動で変換されます。撮ったままの写真を上げても、閲覧する側には軽い状態で届きます。縮小や形式変換の作業は必要ありません。
ホームページと予約ページは同じ管理画面から編集でき、メニューや料金を変更すると両方に反映されます。掲載場所ごとに直す必要がないため、更新の手間が減ります。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
なお、載せる写真の枚数や構成は自分で決めることになります。自動で最適な枚数に絞ってくれるわけではないため、見せたいものを選ぶ判断は必要です。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。決済を使う場合のStripe決済手数料は店舗負担で別途かかります。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
どのページを優先して直すか
すべてのページを同時に直す必要はありません。効果の大きいページから手をつけてください。
最優先はトップページです。検索や広告から最初に開かれる場所で、ここが遅いと他のページに進んでもらえません。
次に予約のページです。予約しようとしている人が離脱するのは、最も損失が大きい場面です。
次にメニューと料金のページです。来店を検討している人が必ず見る場所です。
その他のページは後回しで構いません。スタッフ紹介やブログは、そこまで到達している時点で関心が高い人なので、多少の遅さは許容されます。
どのページがよく見られているかは、アクセスの記録で確認できます。見られていないページを丁寧に直しても、効果は出ません。
| 優先度 | ページ | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | トップ | 最初に開かれる。ここで離脱すると先がない |
| 高 | 予約 | 離脱の損失が最も大きい |
| 中 | メニューと料金 | 検討している人が必ず見る |
| 低 | スタッフ紹介、ブログ | 到達時点で関心が高い |
写真を載せる前の確認
速さとは別に、掲載の前に確認すべきことがあります。
お客様が写っている写真は、本人の同意を得てください。顔が分からない角度でも、特定できる可能性があります。同意は口頭ではなく、書面かメッセージなど記録が残る形で取ってください。
施術の前後を並べる写真は、業態によって表現の制約があります。効果を保証すると受け取られる見せ方は避けてください。加工や補正で実際より良く見せることも、実際のものより著しく優良と誤認させる表示にあたるおそれがあります。
他店の写真や、素材サイトの画像を無断で使わないでください。権利の問題になります。素材を使う場合は、商用利用が認められているかを確認してください。
スタッフの写真を載せる場合も、本人の同意が必要です。退職後にどうするかも、あらかじめ決めておいてください。
よくある質問
写真の縮小はどのツールを使えばよいですか
スマートフォンの写真アプリにも編集機能があり、そこで縮小できます。パソコンなら標準の画像編集ソフトで足ります。専用のツールを入れる必要はありません。
横1200ピクセルは大きすぎませんか
高精細な画面での表示を考慮した数値です。表示される幅の2倍程度を確保すると、粗く見えません。表示幅が600ピクセルなら1200ピクセルが目安です。
何枚くらい載せるのが適切ですか
一律の枚数はありません。見せたいものが伝わる最小の枚数にしてください。同じような写真を10枚並べるより、違う角度から3枚のほうが伝わります。
動画は載せないほうがよいですか
自動再生を避け、再生ボタンを押したときだけ流れる形にしてください。トップページで自動再生する作りは、読み込みが重くなります。
表示速度は検索の順位に影響しますか
速度は評価の要素の1つとされています。ただし、速いだけで上位になるわけではありません。内容が伴っていることが前提で、その上での改善点として捉えてください。
古い写真はいつ差し替えるべきですか
内容が実際と違っている写真は、気づいた時点で差し替えてください。内装を変えた、メニューを変えた、スタッフが変わった。実際と違う写真は、来店したときの落差につながります。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。写真の掲載にあたっての同意の取り方、広告表現の適否については、個別の事情により判断が変わるため、必要に応じて専門家にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



