予約システムに求める条件を書き出す|比較の前にやること
公開: 2026年7月29日最終更新: 2026年8月1日
Summary
予約システムを比較する前に、自店の条件を紙1枚に書き出す手順を整理します。いま困っていること、使う人数、受けたい予約の形、顧客情報の件数、予算と手数料の見方、必須を3つに絞る方法、試用期間に確認する三点を扱います。
予約システムを5社分、資料請求しました。機能の一覧が並んでいますが、どれも良さそうに見えて、決められません。
比べる前に、自分が何を求めているかが決まっていないからです。条件を書き出せば、半分は落ちます。

比べる前に決める
まず、順番を変えてください。各社の説明を読み比べても決まりません。どの説明も、良い点を並べているからです。自分の条件を先に書き出し、それに照らして見てください。条件がないと、機能の多さで判断してしまいます。
紙1枚に書き出す
道具は要りません。紙とペンで足り、10分で書けます。その紙を、各社の説明の横に置いて比べてください。作らずに比べ始めると、また迷うことになります。
いま困っていることを書く
出発点は、いま困っていることです。予約の電話が施術中に鳴る。二重に予約を入れてしまった。誰がいつ来たか、思い出せない。この困りごとが、そのまま最初の条件になります。
| いまの困りごと | 求める条件 |
|---|---|
| 施術中に電話が鳴る | 画面から予約を受けられる |
| 二重に予約が入る | 埋まった枠が自動で閉じる |
| 来店履歴が分からない | 顧客ごとに記録が残る |

誰が使うかを書く
自分だけが使うのか、スタッフも使うのか、何人が同時に見るのか。人数によって、必要な条件が変わります。
何を受けたいかを書く
予約の形を決めてください。日時を選んで確定させたいのか、問い合わせを受けてこちらで調整したいのか。指名を受けるのか。事前の支払いを受けるのか。この四つで、必要な機能が絞られます。
いまの顧客情報を書き出す
いま、どこに顧客の記録がありますか。紙の台帳か、表計算の書類か、別のシステムか。そして何件あるかを数えてください。それを移せるかどうかが、条件の一つになります。
予算の上限を書く
月にいくらまで払えるかを、年額に直して判断してください。予約1件あたりの手数料がかかる形もあるので、その場合は月の予約数で試算します。ここを決めるだけで、候補の半分は落ちます。
手数料の有無を条件にする
月額だけの形と、予約ごとに手数料がかかる形があります。予約が増えるほど、後者は費用が上がります。店を伸ばすつもりなら、この違いは年々大きくなります。年間の総額で比べてください。

必須と、あれば良いを分ける
最も効くのが、この仕分けです。書き出した条件を、「これが無ければ使えない」と「あれば良い」の二つに分けてください。
必須は3つまでにする
必須が多いと、どれも満たさないという結果になります。本当に必要なものを3つ選び、残りは「あれば良い」に移してください。3つで絞れば、候補は2〜3社に減ります。
使わない機能は条件にしない
「あったほうが良さそう」で条件に入れないでください。いま使っていないことは、導入しても使いません。在庫の管理、売上の分析、複数店舗の管理。必要になってから考えれば足ります。
持ち出せるかを条件に入れる
顧客の記録を外に出せるかどうかは、最初に決めてください。出せない場合、やめるときに全部を失います。これは、必須に入れてよい条件です。
困ったときに聞けるかを書く
初めて導入する場合、ここは重要です。日本語で問い合わせできるか。電話で聞けるか、文章だけか。返信までの目安は何日か。自分で調べられない場合、ここが差になります。
小さい画面で使えるかを書く
パソコンを開く時間がない場面は、必ずあります。手元の端末から予約を確認できるか、変更や取り消しもできるか。営業しながら使うなら、必須の条件になります。
いつまでに必要かを書く
開業に合わせる場合は期日があります。その場合、設定にかかる日数を確認してください。移行が必要ならさらに日数がかかるので、余裕を持って逆算します。
予約の受付時間を条件にする
夜間や定休日にも予約を受けたいか。受けた予約を、いつ確認するか。自動で確定させるか、こちらが承認する形にするか。この形を決めておかないと、来店の直前に気づく事態が起きます。
変更と取り消しの扱いを書く
ここはもめやすい場所です。お客様が自分で変更できる形にするか。取り消しの締切を何時間前にするか。締切を過ぎた場合はどう扱うか。こうした規定を設定できるかどうかも、条件になります。
既存の連絡手段との関係を書く
いま使っているものとの関係も決めてください。電話での予約を続けるか。伝言の道具からの予約を受け続けるか。複数の入口を持つ場合、枠の重複を防げるかが条件になります。一本化するなら、その移行の手順も要ります。
メニューの数と時間を書き出す
いくつのメニューがあり、それぞれ何分かかるか。指名で時間が変わる場合は、その扱いも書いてください。数が多いほど、設定に時間がかかります。
スタッフごとの枠が要るか
スタッフごとに別の枠を持つ必要があるか。指名がある場合は必要になりますが、一人で回している場合は要りません。必要ないなら、書かないでください。
書いた条件で3社に絞る
必須の3つを満たす会社だけを残してください。多くの場合、3社以下になります。そこから、「あれば良い」の条件で比べます。5社以上を比べようとすると、決まりません。
試せる期間を使う
説明だけで決めないでください。多くのサービスに試せる期間があります。その期間に、自分の店の予約を実際に入れてみてください。説明を読むより、はるかによく分かります。
試す期間に確認すること
確認するのは三つで足ります。自分が迷わず予約を入れられるか。スタッフが説明なしで見られるか。手元の端末から開けるか。
設定にかかる時間を見積もる
導入には、メニューと料金、営業時間、休みの日を入力する作業が発生します。メニューが20あれば、それだけ時間がかかります。作業の日を、あらかじめ確保してください。
一度に全部を移さない
いまの方法を止めてから新しいものを始めないでください。しばらくは両方を動かします。新しいほうで問題が出ても戻れますし、慣れてから片方を止めれば済みます。
導入して1か月後に見直す
決めて終わりにしないでください。1か月使ってから、書いた条件を見直します。満たされているか、使っていない機能はないか。合わなければ、この時点なら戻せます。
条件を紙に残しておく
書いた紙は捨てないでください。1年後に見直すときの材料になり、条件が変わったかどうかを確認できます。判断の理由も書き添えておくと、後から読み返せます。
お客様から見た使いやすさも条件にする
条件を書き出すとき、自分の使いやすさばかりを見てしまいがちです。しかし実際に予約するのはお客様です。会員の登録が必要か、何回の操作で予約が終わるか、手元の端末で文字が読める大きさか。ここが煩わしいと、せっかく画面から受ける形にしても、結局は電話に戻ります。自分で一度、客の立場で予約を通してみてください。
移行の失敗に備えた条件
移行の途中で問題が起きたとき、元に戻せるかどうかも条件です。入れた予約をまとめて取り出せるか、いまの方法と並行して動かせるか。戻れないと分かっている移行は、進めるほど後戻りが難しくなります。始める前に、引き返す道を確認してください。
決められないときの判断
条件を満たす候補が複数残った場合は、「やめるときに、持ち出せるか」で選んでください。続ける前提ではなく、やめる前提で選ぶほうが失敗しません。
VANNAでできること
VANNAでは、サイト、予約、顧客の記録を一つの契約でまとめて使えます。顧客の記録はCSV形式で取り出せるため、やめる場合も情報が残ります。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
他社のサービスを比較したり、条件に合う会社を紹介したりする機能はありません。比較の判断は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
今日書く10分
紙を1枚出してください。いま困っていることを、3つ書きます。それが、最初の条件になります。
よくある質問
なぜ決められないのですか
自分が何を求めているかが決まっていないからです。どの説明も良い点を並べているため、比べても決まりません。
何から始めますか
紙とペンで、条件を10分で書き出してください。その紙を各社の説明の横に置いて比べてください。
最初に書く条件は
いま困っていることです。施術中に電話が鳴る、二重に予約が入る、来店履歴が分からない。これが出発点になります。
誰が使うかは関係ありますか
自分だけか、スタッフも使うか、何人が同時に見るか。人数によって必要な条件が変わります。
予約の形はどう決めますか
日時を確定させるか、問い合わせを受けて調整するか、指名を受けるか、事前の支払いを受けるか。この四つで絞られます。
顧客情報はどうしますか
いまどこに何件あるかを数えてください。紙の台帳、表計算、別のシステム。移せるかどうかが条件の一つです。
予算はどう書きますか
月にいくらまでかを年額に直してください。予約ごとに手数料がかかる形もあり、その場合は月の予約数で試算してください。
手数料の違いは大きいですか
予約が増えるほど、手数料の形は費用が上がります。伸ばすつもりなら、年間の総額で比べてください。
条件はどう整理しますか
「これが無ければ使えない」と「あれば良い」に分けてください。これが最も効きます。
必須はいくつまでですか
3つまでです。多いと、どれも満たさない結果になります。3つで絞れば、候補が2〜3社に減ります。
あったほうが良さそうな機能は
条件に入れないでください。いま使っていないことは、導入しても使いません。必要になってから考えてください。
必ず入れるべき条件は
顧客の記録を外に出せるか、です。出せない場合、やめるときに全部を失います。
サポートは条件にしますか
初めての場合、重要です。日本語で聞けるか、電話か文章か、返信までの目安は何日か。自分で調べられない場合、ここが差になります。
小さい画面での操作は
パソコンを開く時間が無い場合があります。手元の端末から確認・変更・取り消しができるか。営業しながら使うなら必須です。
期日は書きますか
開業に合わせる場合、設定にかかる日数と、移行にかかる日数を確認して逆算してください。
何社まで比べますか
3社です。5社以上を比べようとすると、決まりません。必須の3つで絞れば、多くは3社以下になります。
受付時間も条件になりますか
夜間や定休日に受けるか、自動で確定させるか、こちらが承認するか。決めておかないと、来店の直前に気づく事態が起きます。
変更と取り消しは
お客様が自分で変更できる形にするか、取り消しの締切を何時間前にするか。規定を設定できるかも条件になります。
いまの電話予約はどうしますか
続けるかどうかを決めてください。複数の入口を持つ場合、枠の重複を防げるかが条件になります。
メニューの数も関係しますか
いくつあり、それぞれ何分かかるかを書き出してください。数が多いほど、設定に時間がかかります。
スタッフごとの枠は必要ですか
指名がある場合、必要になります。一人で回している場合は要りません。必要ないなら書かないでください。
説明だけで決めてよいですか
試せる期間を使ってください。自分の店の予約を実際に入れてみると、説明を読むよりはるかに分かります。
試す期間に何を確認しますか
自分が迷わず予約を入れられるか、スタッフが説明なしで見られるか、手元の端末から開けるか。この三つです。
設定にどのくらいかかりますか
メニューと料金、営業時間、休みの日を入力します。メニューが20あれば、それだけ時間がかかります。作業の日を確保してください。
いまの方法はいつ止めますか
すぐに止めないでください。しばらく両方を動かし、問題が出ても戻れる状態にしてください。慣れてから片方を止めます。
導入した後は
1か月使ってから、書いた条件を見直してください。合わなければ、この時点なら戻せます。
書いた紙はどうしますか
捨てないでください。1年後に見直すときの材料になります。判断の理由も書き添えてください。
それでも決められません
「やめるときに、持ち出せるか」で選んでください。続ける前提より、やめる前提で選ぶほうが失敗しません。
お客様の使いやすさは条件にしますか
実際に予約するのはお客様です。会員の登録が必要か、何回の操作で終わるか、文字が読める大きさか。煩わしいと、結局は電話に戻ります。
移行に失敗したら戻せますか
入れた予約をまとめて取り出せるか、いまの方法と並行して動かせるか。始める前に、引き返す道を確認してください。
今日は何をしますか
紙を1枚出して、いま困っていることを3つ書いてください。それが最初の条件になります。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。各サービスの機能、料金、試用の条件は予告なく変更されます。仕様は、必ず各社の説明でご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



