サロン予約システム比較|手数料・指名・事前決済・顧客管理で選ぶ【2026年決定版】
公開: 2026年6月29日最終更新: 2026年8月7日
Summary
サロン予約システムは月額だけで選ぶと損をします。予約・決済手数料、指名予約、事前決済、顧客管理、乗り換えやすさの5軸で横断比較。総コスト試算表・乗り換えチェックリスト・業態別の選び方・FAQまで。公開情報に基づく事実比較(2026年6月時点)。
サロン予約システムは月額の安さだけで選ぶと、あとで損をすることが少なくありません。判断すべきは、予約・仲介手数料、決済手数料、指名・事前決済、顧客管理、乗り換えやすさの5つの軸です。
予約システムは5つの軸で選ぶ
多くの比較記事は「おすすめ15選」をいきなり羅列します。しかし製品名を並べる前に、自店が何を重視するかのものさしを決めるほうが、結果的に早く正しく選べます。
- 手数料。予約仲介・送客手数料と、カード決済の決済代行手数料は別物です。両方を分けて理解します
- 指名予約。スタッフ指名・指名料・対応メニューの紐づけができるか。指名制サロンでは事実上の必須機能です
- 事前決済。予約時にカードで前金や全額を受け取れるか。無断キャンセル対策の中核です
- 顧客管理・電子カルテ・名寄せ。来店履歴と施術記録を残し、重複した顧客を1人に統合できるか。リピートの土台です
- 乗り換え容易性。現システムからデータを移せるか、解約時に持ち出せるか
軸はコスト軸と機能軸に二分できます。コスト軸は月額・仲介手数料・決済手数料、機能軸は指名・事前決済・カルテ・名寄せ・集客機能です。個人サロンはコスト軸、指名制サロンは機能軸が優先されやすい傾向があります。
予約手数料と決済手数料は別物
サロン予約システムの比較でいちばん誤解が多いのが手数料です。多くの記事が2種類を混同しています。ここを分けて理解できると、「手数料無料」という言葉に惑わされなくなります。

予約・送客手数料
予約仲介・送客手数料は、ポータルサイト経由などでネット予約が成立した売上に対してかかる手数料です。大手予約ポータルでは、ネット予約成立分に対する送客手数料に加え、掲載料が別途かかる料金体系が一般的とされます。具体的な料率や掲載料は非公開のことも多いため、各社の見積もりでご確認ください。
この手数料の特徴は、予約が増えるほど積み上がることです。月額が固定でも、ネット予約の売上が伸びるほど支払う手数料総額も増えていきます。一方で、予約仲介手数料を取らないモデルもあります。自社サイトから直接予約を受ける設計のシステムでは、予約成立に対する仲介手数料がかからず、売上がそのまま店側に入ります。VANNAはこのモデルの一例で、支払いは月額のみです。
決済代行手数料
決済代行手数料は、お客様がカードで支払うときに決済代行会社にかかる手数料です。これは予約システムの種類にかかわらず、カード決済を使う以上、原則どのサービスでも別途発生します。手数料0をうたうサービスでも、決済代行手数料まで0になるわけではないのが通常です。
ここで差が出るのが入金口座と入金サイクルです。
- 入金口座。売上がいったん予約サービス側の口座に入り、そこから店舗へ振り込まれる方式と、店舗自身の決済アカウントへ直接入金される方式があります。直接入金方式は、売上の流れがシンプルで、入金が第三者を経由しません
- 入金サイクル。決済から店舗への着金まで数営業日かかるのが一般的です。月末締め翌月払いか、一定日数後に順次入金されるかで資金繰りが変わります
- 返金の扱い。返金やチャージバックが起きた場合、誰がどの口座から処理するか、手数料が戻るかは決済代行の規約によります。直接入金方式なら、返金処理も店舗の決済管理画面から行うのが基本です
VANNAはカード決済にStripeを利用し、売上は店舗のStripe口座へ直接入金されます。入金サイクルや返金の扱いはStripe側の条件に従います。
年間の手数料を試算する
手数料率の数%は小さく見えますが、年間で積み上げると無視できません。下の3ケースは、仲介手数料がかかる場合の年間総額の目安です。いずれも前提を置いた概算で、実額は各社条件によります。

| ケース | 客単価 | 月間ネット予約件数 | 月間予約売上 | 手数料2%の年間 | 手数料3%の年間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 低単価高回転・ネイル | 5,000円 | 200件 | 100万円 | 約24万円 | 約36万円 |
| 中単価・美容室 | 8,000円 | 100件 | 80万円 | 約19万円 | 約29万円 |
| 高単価低回転・エステ | 20,000円 | 40件 | 80万円 | 約19万円 | 約29万円 |
仲介手数料の料率にネット予約売上と12か月を掛けた概算です。掲載料と決済代行手数料は含みません。月間予約売上が同じでも客単価と件数の組み合わせで手数料額が決まること、仲介手数料を取らないモデルならこの積み上げ分がそのまま店側に残ることがポイントです。
指名予約・スタッフ管理で選ぶ
美容室・ネイル・まつげなど指名制のサロンでは、次の4点が事実上の必須機能です。お客様がスタッフを選んで予約できること、スタッフごとに対応メニューと施術時間を設定できること、指名料を予約や会計に反映できること、スタッフ別のシフトと予約枠を正しく管理してダブルブッキングを防げることです。
指名予約があっても、スタッフごとに対応メニューや施術時間を設定できなければ、新人スタッフに長時間メニューの予約が入るといった現場の事故が起きます。スタッフ・メニュー・所要時間が紐づくかまでご確認ください。
VANNAの場合、スタッフ指名・時間枠・事前決済を含むカレンダー予約はMaxプランの機能です。候補日予約はProから使えますが、指名や時間枠制御まで使うにはMaxが必要です。指名制サロンが下位プランを前提に検討すると機能不足になるため、プランと機能の対応を最初にご確認ください。
候補日リクエスト型とカレンダー予約型
予約方式は大きく2つあります。候補日リクエスト型は、お客様が希望日時を複数送り、店が確定する方式です。枠管理がゆるく、フリー予約や個人サロンに向きます。カレンダー予約型は、お客様がリアルタイムの空き枠を見て確定する方式で、指名・時間枠制御・事前決済と相性がよく、指名制サロンや複数スタッフ店に向きます。
指名制サロンが候補日リクエスト型だけで運用すると、確定の手間とダブルブッキングのリスクが増えます。指名が集中するスタッフの枠を、リクエストの確定作業中に別の予約で埋めてしまう、といった失敗が起きやすくなります。
事前決済とノーショー対策
事前決済は、予約時にカードで前金または全額を受け取る仕組みです。無断キャンセルによる損失を抑える中核手段になります。
向くのは、高単価メニュー、予約が集中して埋まる人気店、施術時間が長く機会損失が大きい店です。向きにくいのは、単価が低く回転が速い業態や、当日ふらっと来店が多い業態です。前払いのハードルが予約離脱を招くことがあります。
VANNAでは事前決済はカレンダー予約と同じくMaxプランの機能です。
キャンセル料の設計
キャンセル料は自由に高く設定できるわけではありません。消費者契約法9条1号では、平均的な損害の額を超える部分は無効になり得るとされています。つまり、実際の損害とかけ離れた高額なキャンセル料は取れない可能性があります。「いくら取れる」と断定せず、料率とタイミングを合理的に設計し、規約は専門家の監修を受けることをおすすめします。
事前決済を使う場合も、何日前まで全額返金か、当日は何%かといったキャンセルポリシーを予約時に明示し、同意を得たうえで運用するのが基本です。設定の手順は事前決済の導入手順、法的な考え方はキャンセル料は法的に請求できるかで扱っています。
顧客管理・電子カルテ・名寄せ
予約を取ることと、お客様を再来店させることは別の力です。後者を支えるのが顧客管理・電子カルテ・名寄せです。
- 顧客台帳は、氏名・連絡先・来店履歴などの基本情報を管理する台帳です
- 電子カルテは、施術内容・薬剤・カウンセリング記録など施術の中身を残す記録で、次回提案やトラブル防止に直結します
- 名寄せは、同じお客様が電話予約とネット予約、別表記で複数登録されたときに1人へ統合する機能です。重複があると来店回数や売上が分散し、リピート判定がずれます
施術記録は、体質や肌・頭皮の状態などデリケートな情報を含みます。病歴や心身の状態に関する情報は要配慮個人情報に該当する場合があり、取得や第三者提供に原則本人の同意が必要とされます。取得目的を明確にし、アクセス制限やバックアップといった安全管理措置を講じてください。詳しくは個人情報保護委員会のガイドラインをご確認ください。システム選定時は、権限管理ができるかも確認しましょう。
VANNAでは、顧客台帳の自動名寄せと電子カルテはMaxプランの機能です。既存データはCSVインポートで取り込めます。台帳の整え方は顧客管理デジタル化ガイドで解説しています。
リピート施策の自動化
再来店を促す自動化として、クーポン配布、誕生日メール、休眠掘り起こしメール、ポイント会員などがあります。VANNAではいずれもMaxプランの機能です。
販促メールを送る際は、特定電子メール法に沿って、原則として事前同意を得たお客様にのみ送信し、送信者の氏名・名称の表示と配信停止の連絡先を必ず用意します。なお「LINEの友だち追加は販促配信への同意」と見なすのは早計で、配信内容への同意取得と停止導線の整備が必要です。
来店前のリマインドメールはノーショー抑制に有効で、VANNAではProから使えます。対策の全体像はネット予約とドタキャン対策の決定版にまとめています。LINE連携はMaxです。口コミを販促に使う場合、事業者が関与した投稿であることを隠すと、第三者を装う表示としてステマ規制に抵触するおそれがあります。
なお、サポート体制そのものを比べる観点は予約システムのサポート体制を比べるで扱っています。
オールインワン型と単機能型
予約だけでなく、ホームページ作成・SEO・独自ドメイン・ネット通販まで一体化できるかも比較軸になります。ツールが乱立すると、コストと運用負荷が増えます。
| 機能 | 別々に契約した場合の月額目安 |
|---|---|
| ホームページ作成・ホスティング | 1,000〜5,000円程度 |
| 予約システム | 3,000〜10,000円程度 |
| 顧客管理・電子カルテ | 3,000〜10,000円程度 |
| ネット通販 | 0〜数千円と販売手数料 |
| 合計の目安 | 月7,000〜25,000円程度と各手数料 |
加えて見過ごされがちなのが二重入力の工数です。予約システムとカルテが別なら、来店ごとに顧客情報を両方へ入力・照合する手間が発生します。1件あたり数分でも、月100件なら数時間規模の作業になり、転記ミスや名寄せの崩れも起きます。オールインワン型はこの月額合算と二重入力を圧縮できる点が利点で、単機能型は特定機能の深さや既存ツールとの連携で勝る場合があります。
VANNAはノーコードでホームページを作成でき、予約・顧客管理・通販までを1つにまとめられるオールインワン型です。ただし、ホームページ作成・候補日予約・メールリマインドはProから使えるものの、電子カルテ・自動名寄せ・通販・LINE連携・経営ダッシュボード・独自ドメイン・カレンダー予約といった中核機能はMax以上に含まれます。手数料0ですべて入っているという意味ではない点にご注意ください。
物販を併設する場合は、販売手数料、入金先口座、在庫と顧客データが予約側と統合されるかを確認します。販売手数料を予約仲介手数料と混同しないよう、ここでも手数料の種類を分けて見てください。VANNAのネット通販はMaxの機能で、売上は店舗のStripe口座へ直接入金されます。
なお回数券・ギフト券・プリペイドを発行して販売する場合は、資金決済法上の前払式支払手段に該当することがあり、未使用残高に応じた供託や表示などの義務が生じる場合があります。発行前に該当性をご確認ください。
比較の進め方と、VANNAの条件
他社の料金・機能は改定が頻繁で、当社が取得した時点の数値をそのまま並べると、読者に古い情報で判断させてしまいます。そのため本記事では、他社の具体的な数値を代わりに掲載することはしません。かわりに、5軸で自分で確認するための項目と、当社の条件を同じ粒度で開示します。他社の欄はご自身で各社公式を確認して埋めてください。

| 確認項目 | VANNAの条件 |
|---|---|
| 初期費用 | 0円 |
| 月額 | Pro 3,300円 / Max 5,500円 / Max+ 11,000円(税込) |
| 予約・仲介手数料 | 0円。仲介手数料を取らず、支払いは月額のみ |
| 決済手数料 | Stripeの手数料を店舗負担で別途 |
| 指名予約 | あり(Max) |
| 事前決済 | あり(Max) |
| 電子カルテ | あり(Max) |
| 自動名寄せ | あり(Max) |
| ネット通販 | あり(Max)。売上は店舗のStripe口座へ直接入金 |
| ホームページ作成 | 全プラン。独自ドメインはMax |
| サポート形態 | メール中心。電話サポートなし |
| リマインド通知 | メールは全プラン。SMSは非対応 |
| 無料トライアル | あり。申込時にカード必須。無料プランはなし |
| 解約時のデータ持出し | CSV等で持出し可。自動移行はなし |
自店の優先軸で絞り込む手順
- 自店の最優先軸を1つ選ぶ
- その軸に対応している製品だけを残す
- 次に2番目の軸で同様に絞る
- 残った製品だけで、月額と手数料を合わせた総コストを比較する
- 最後にサポート形態・データ持出し・SMS対応など、妥協できない条件で最終確認する
軸で絞ってから総コストで比べる。この順番が、製品名から入るより失敗しにくい進め方です。
「無料」「手数料0」は何が0かを確認する
これらの表記は、予約・販売手数料が0なのか、決済代行手数料まで0なのか、無料プランなのか無料トライアルなのかで意味が大きく異なります。必ず各社の公式料金ページで何が0かをご確認ください。VANNAの場合、0なのは予約・販売手数料であり、決済代行手数料は店舗負担で別途かかります。また無料プランはなく、無料トライアルです。
業態別の選び方
個人・ひとりサロンは、予約・会計・連絡を1人でこなすため、低コスト・スマホ完結・一体化が効きます。指名管理より、予約の取りこぼしを防ぐリマインドと、ホームページ・予約・顧客管理の一体化の価値が高くなります。
美容室・ネイル・まつげは、指名予約・指名料・スタッフ別シフトが必須です。施術履歴の電子カルテと名寄せがリピート率を左右します。まつげとネイルは事前決済とキャンセルポリシーによるノーショー対策も重要です。なお「痩身」「若返り」「育毛」などの効果効能をうたうと薬機法に抵触するおそれがあるため、施術の表現には注意します。
エステ・整体・リラクは、コース・回数券の管理とカウンセリング記録の電子カルテが重要です。高単価のため事前決済の効果も大きい業態です。回数券やプリペイドを扱う場合は資金決済法の該当性を確認します。また「治る」「改善」「効く」など医療類似の効果を想起させる表現は、あはき法・医師法・薬機法に抵触するおそれがあるため使いません。
乗り換え・データ移行
乗り換えは、やってみたらデータが移せない、が最大のリスクです。

- 現システムから顧客・予約・カルテをCSVでエクスポートする。可否を事前に確認します
- 元データをそのままバックアップ保存する。加工前の原本を必ず残します
- 新システムの取り込み形式に合わせて列をマッピング・整形する
- まず10〜20件で試験インポートし、表示崩れがないか確認する
- 問題なければ全件インポートし、件数とサンプル数件を新旧で照合する
VANNAは自動移行に対応しておらず、CSVインポートでの取り込みになります。データ量が多い場合は、この整形と確認の作業時間をあらかじめ見込んでください。正直に開示すべき弱みです。
よくあるトラブルは3つです。電話番号の0落ちは、CSVを表計算ソフトで開くと先頭の0が消えることで起きるため、番号列は文字列形式で扱います。重複登録は、移行前に整理するか名寄せ機能で統合します。文字化けは文字コードの不一致で起きるため、新システム指定の文字コードで保存し直します。
意外と見落とされるのが、解約時にデータを持ち出せるかです。顧客台帳やカルテをエクスポートできないと次のサービスへ移れず、実質的に囲い込まれます。契約前に解約時のエクスポート可否と形式を必ずご確認ください。

乗り換え元によって出せるデータの範囲が異なります。大手ポータルや予約管理からは顧客・予約・カルテをCSVで出せるか、その対象範囲はどこまでかを確認します。アプリ系予約からは顧客連絡先と履歴を自店で出力・保有できるか、美容室特化の予約管理からはカルテと売上データの持出し形式と範囲を確認します。手数料が高いから自社予約へ乗り換えたいというニーズは多いですが、まずデータの持出し可否を確認するのが先決です。ポータル依存からの移行は脱ホットペッパー完全ガイド、1対1の比較はVANNA vs ホットペッパー・サロンボードで扱っています。各サービスの仕様は変更されることがあるため、乗り換え元の公式情報をご確認ください。
総コストで比較する
料金は月額だけで比べると判断を誤ります。月額に、予約・仲介手数料、決済代行手数料、必要な上位プラン、乗り換えコストを足した総コストで見ます。
無料プランはずっと無料ですが、顧客数・予約数・機能に上限があることが多いものです。無料トライアルは一定期間だけ無料で、申込時にカード登録が必要か、期間後に自動課金されるかを確認します。VANNAには無料プランはなく、無料トライアルがあります。申込時にクレジットカードの登録が必須である点は、事前に把握しておくべき条件です。
自社にだけ総額を伏せないために、VANNAの総コストも例示します。
- 個人サロンで予約とホームページ中心。Pro月3,300円で年額の目安は39,600円。決済を使う場合はStripe手数料が別途
- 指名・電子カルテ・名寄せ・通販まで使う指名制サロン。Max月5,500円が必要で年額の目安は66,000円。Stripe手数料が別途
- さらに上位機能を使う場合。Max+月11,000円で年額の目安は132,000円。Stripe手数料が別途
指名・カルテ・名寄せ・通販を重視するサロンは、最安のProではなくMax以上が前提になります。なお契約形態としての中途解約条件や返金の有無、売主の事業者情報も、契約前に確認すべき項目です。
よくある質問
予約手数料が無料のサロン予約システムはありますか
予約・送客手数料を取らないモデルは存在します。VANNAもその一例で、仲介手数料を取らず支払いは月額のみです。ただしカード決済を使う場合の決済代行手数料は、どのサービスでも原則別途かかります。無料が予約手数料の話か決済手数料の話かを、必ず各社公式でご確認ください。
指名予約と事前決済の両方に対応するシステムは
両方を備えるサービスはあります。VANNAではいずれもMaxプランの機能として、カレンダー予約とあわせて提供されます。指名制で前金運用をしたいサロンは、両機能が同じプランで使えるかをご確認ください。
ポータルから自社予約へ乗り換えはできますか
可能な場合が多いですが、鍵は顧客・予約・カルテのデータをエクスポートできるかです。乗り換え元の公式仕様でエクスポート範囲を確認し、CSVで持ち出せるなら新システムへ取り込めます。VANNAは自動移行に非対応で、CSVインポートでの取り込みになります。
カルテ・名寄せに対応した手頃なシステムは
電子カルテと自動名寄せは上位プランに含まれることが多い機能です。VANNAではMaxプランで使えます。安さだけでなく、必要機能が含まれるプランの総額で比較してください。
SMS通知は必須ですか
業態によります。SMSは電話番号宛てで開封率・到達率が高いとされますが、送信ごとに費用がかかるのが一般的で文字数制限があります。メールは無料で送れることが多く長文も可能ですが、迷惑メール振り分けで見られないことがあります。LINEは友だち登録者に届きやすい一方、登録が前提で、配信は同意と停止導線への配慮が必要です。
重要な前提として、VANNAはSMSに対応していません。リマインドはメールで行い、LINE連携はMaxで利用できます。SMS通知が運用上どうしても必須のサロンには、VANNAは現時点で不向きです。これは正直にお伝えすべき弱みで、SMSを必須要件とする場合はSMS対応の他サービスを比較対象に含めてください。
まとめ
サロン予約システムの比較は、製品名から入らず、手数料・指名予約・事前決済・顧客管理・乗り換え容易性の5軸で自店の優先順位を決めることから始めると失敗しにくくなります。
- コスト軸重視の個人・小規模。月額と手数料の総額を最小化します。地雷は「手数料0でも決済代行手数料は別途」を見落とすことです
- 機能軸重視の指名制サロン。指名・電子カルテ・名寄せが同一プランで使えるかを見ます。地雷は下位プラン前提で検討して機能不足になることです
- 物販あり。販売手数料と入金口座、在庫の二重管理を確認します。地雷は販売手数料を予約手数料と混同することです
選択肢の一例として、予約・販売手数料を取らず、売上が店舗のStripe口座へ直接入金され、ホームページ・予約・顧客管理・通販を一体化できるVANNAがあります。ただし中核機能の多くはMax以上に含まれること、電話サポートがなくメール中心であること、自動移行がなくCSVでの取り込みが必要なこと、SMSに対応していないことも含めて、自店の優先軸に照らしてご判断ください。
注記
- 本文で「手数料0」と書く場合、VANNAが受け取る仲介手数料、つまり予約手数料と販売手数料が0という意味です。カード決済そのものにかかる決済代行の手数料は店舗のご負担で別途かかり、最新の料率はStripe公式でご確認いただけます。
- 無料トライアルは、プレオープン期間として2026年7月31日の申込みまでが2か月、それ以降の申込みは1か月です。トライアル中の解約は無料で、最低契約期間や縛りはありません。申込時にクレジットカードの登録が必要で、無料プランはありません。条件は変更される場合があるため、最新はVANNA公式の料金ページでご確認ください。
- 手数料の試算、別々に契約した場合の月額目安はいずれも前提を置いた概算であり、実額は各社の条件によります。
- 他社の料金・機能は改定が頻繁なため、本記事では他社の具体的な数値を掲載していません。比較の際は各社公式の最新情報をご確認ください。特定サービスの優劣を断定するものではありません。
- 法令に関する記述は一般論です。消費者契約法・個人情報保護法・特定電子メール法・景品表示法・資金決済法・薬機法・あはき法などの個別の判断は、最新の公的情報および専門家にご確認ください。



