サロンの事務仕事をいつやるか|営業時間の外に押し出さない
公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月1日
Summary
施術以外の仕事の扱いを整理します。作業の洗い出しと時間の計測、種類による分け方、まとめる効果、営業時間内への組み込み、任せる判断、やめる判断、仕組みで減らす方法、休みを先に入れる順番、期限の管理を扱います。
閉店してから、帳簿と発注と掃除。家に帰るのは、いつも遅い時間になります。
施術以外の仕事は、減りません。しかしいつやるかを決めていないと、営業時間の外に全部が押し出されます。

施術以外の仕事を書き出す
まず、何があるかを把握してください。会計に関わる作業として、記帳・領収の整理・支払い。在庫と発注として、数える・注文する・受け取る。顧客への連絡として、確認・案内・返信。掲載の更新として、ホームページ・地図の情報・発信。ほかに清掃と片づけ、設備の点検と道具の手入れ、そして技術や経営や法令の変化を学ぶ時間。
書き出すと、想像より多くあります。
| 種類 | 主な作業 |
|---|---|
| 会計 | 記帳、領収の整理、支払い |
| 在庫 | 数える、注文する、受け取る |
| 連絡 | 確認、案内、問い合わせの返信 |
| 掲載 | ホームページ、地図、発信 |
| 手入れ | 清掃、点検、道具の整備 |
かかる時間を測る
感覚では、分かりません。ですから一週間、何にどれだけ時間を使ったかを記録してください。細かく分ける必要はなく、30分の単位で足ります。想像より細切れの時間が多いことに、気づくはずです。移動や探し物の時間も、含めてください。
一度測れば、以後は目安として使えます。数字にすることで、削る対象が見えます。
種類で分ける
すべてを、同じに扱わないでください。毎日やる必要があるもの、週に一度でよいもの、月に一度でよいもの、年に一度のもの。やらなくてよいものも、混ざっています。毎日やらなくてよいものを毎日やっていないかを、確認してください。
まとめる
細切れにすると、時間が増えます。ですから同じ種類の作業を、まとめてください。始めるまでの準備が一度で済むうえ、集中が切れる回数も減ります。
発注を週に一度にまとめる、記帳を週に一度にまとめる。まとめられないものだけ、毎日行ってください。

営業時間の中に入れる
外に出すから、終わりません。ですから予約を受けない枠を作って、その時間に事務の作業を行ってください。
売上が減ると感じますが、営業時間の外で働く時間には賃金が出ていません。一人で営業している場合も、その時間は労働です。枠を作らないと、際限なく延びます。しかも閉店の後にやる作業は、疲れているため効率も落ちます。
朝に回す
夜より、朝のほうが向く作業もあります。判断が要る作業は、朝に回してください。数字を扱う作業も、朝が向きます。一方で夜に向くのは、片づけや洗い物といった単純な作業です。
自分がどちらに向いているかを、確認してください。人によって、違うためです。早く来る形にするか遅くまで残る形にするかを、決めてください。両方は、続きません。
任せる
自分でやらなくてよいものも、あります。会計は、税理士に依頼できます。費用とかかる時間を、比べてください。清掃を外部に依頼する方法や、洗濯を委託する方法もあります。詳しくは、タオルとリネンの運用で整理しています。
スタッフがいるなら、任せる範囲を決めてください。ただし任せた後、口を出しすぎないことです。任せた意味が、なくなります。費用はかかりますが、その時間で施術ができるなら比べる価値があります。
やめる
これが、減らす方法の中で最も効きます。やらなくても困らない作業を、探してください。前からやっているという理由だけで続けているものが、あるはずです。効果を確認せずに続けている作業は、止めることです。
完璧にしなくてよい作業も、あります。止めてみて困ったら、再開すれば足ります。ですから止めることに、罪悪感を持たないでください。

仕組みで減らす
同じ作業を、毎回手で行わないでください。予約の受付を画面で行う形にすることで、電話の対応が減ります。来店の前の連絡を自動で送る形にすれば、一件ずつ送る手間も減ります。書類の様式を用意すれば、毎回作る必要がなくなります。
よく使う文面も、保存しておいてください。置き場を決めることで、探す時間が減ります。一度作れば、以後ずっと効きます。
一日の終わりに5分取る
その日の作業を終わらせる時間を、作ってください。閉店の直後、5分でよいので机に向かいます。
やることは、三つです。今日の記録を書く、明日やることを一行書く、出しっぱなしのものを片づける。この5分があることで、翌朝に「何からやるか」を考える時間が要りません。頭の中に残った未処理の感覚も、書き出せば消えます。持ち帰る仕事が減り、家で仕事のことを考える時間も減ります。
一つの作業に集中する
複数を同時に進めると、どれも終わりません。記帳をしながら発注を考え、途中で連絡を返す。この形では、それぞれの作業に戻るたびに時間がかかるためです。
ですから一つの作業を、終わるまで続けてください。終わらない場合も、区切りのよいところまで進めます。同時に複数を抱えると、何が終わっていないかを覚えておく負担も増えるためです。目の前の一つだけを見る形に、してください。
VANNAでできること
VANNAでは、ホームページから24時間予約を受け付けられます。来店前のメールリマインドは全プランで使えるため、一件ずつ連絡する手間も減ります。カレンダー予約はMaxプランの機能です。
一方で会計や在庫を管理する機能は、ありません。事務の作業は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
後回しにしやすいもの
重要だが急がない作業も、あります。数字の確認、学ぶ時間、設備の点検、将来の計画。いずれも今日やらなくても、困りません。
しかしこれらは後回しにすると、いつまでもやりません。ですから先に、予定に入れてください。空いた時間にやろうとすると、空かないためです。急がないが重要な作業に、月に一度は時間を取ってください。
休みを先に入れる
作業の予定より、先に決めてください。休む日を先に決めて、残った枠に予約と作業を入れます。逆にすると、休みがなくなるためです。
休みの日に、店に来ないでください。作業をするなら、それは労働だからです。自分が休まないと、体調を崩したときに止まります。一人で営業している場合、代わりがいません。倒れた時点で、収入も止まります。1日の休みでは回復しない疲れもあるため、連休を年に一度は取ってください。
割り込みへの対応
予定どおりに進まない理由も、あります。電話、来客、営業の連絡。割り込みが入ると、元の作業に戻るまでに時間がかかるためです。
ですから集中する時間を、確保してください。出られない時間を決めて、構いません。営業の連絡への対応は、営業電話と飛び込み訪問への対応で整理しています。急ぎでない用件は、まとめて処理することです。
期限のあるものを把握する
忘れると、費用や不利益が生じます。税に関わる申告の時期、保険や契約の更新、免許や資格の更新、賃貸の更新。
年に一度のものは、忘れます。ですから一覧にして、見返してください。期限の1か月前に、確認する日を決めます。当日に気づいても、間に合わないためです。
溜めない
先送りは、時間を増やします。領収の書類を溜めると、整理に何倍もかかるためです。記録は、その日のうちに書いてください。思い出す時間が、要りません。返信を溜めれば相手の状況が変わり、片づけを溜めれば探す時間が増えます。
溜めた作業は、始めるまでの心理的な負担も大きくなります。一件ずつ片づけるほうが、合計では短くなるためです。
中断に強い形にする
営業中は、必ず中断されます。ですからどこまでやったかが分かる形に、してください。中断しても再開しやすい作業を、営業中に回します。集中が要る作業は、まとまった時間に行うことです。途中で止めた作業を、そのまま放置しないでください。
やることの一覧も、作ってください。何が残っているかを覚えておく負担が、減ります。一覧は、見える場所に置きます。頭の中だけで管理すると、忘れた不安が残り続けるためです。
完璧を目指さない
これも、時間が足りない理由の一つです。すべてを丁寧にやる必要は、ありません。丁寧さが必要な作業とそうでない作業を、分けてください。
施術には、時間をかけてください。一方で事務の作業は、正確であれば見た目は問いません。やり直しが生じない程度で、十分です。自分の基準が高すぎないかを、確認してください。
開業の直後
始めたばかりの時期は、事情が違います。予約が少ない分、時間はあるためです。その時間を、仕組みを作ることに使ってください。置き場を決める、様式を作る、記録の形を決める。後から作る余裕は、なくなります。
不安から、無駄に動きたくなります。焦って動く前に、予約が空いている時間の使い方も参考にしてください。忙しくなってから整えようとすると、間に合わないためです。最初に作った形が、その後ずっと続きます。
続けられる形にする
一時的に頑張っても、戻ります。ですから無理な予定を、組まないでください。予定どおりに進まない日があることを前提に、余白を持たせます。うまくいかない週があっても、翌週から戻せば構いません。
年単位で見て、続けられているかを確認してください。働き方を変える判断も、選択肢になります。営業時間、休みの日数、受け入れの量。
| 見直す対象 | 判断 |
|---|---|
| 営業時間 | 短くする余地はあるか |
| 休みの日数 | 増やせるか |
| 受け入れの量 | 減らして単価を上げられるか |
| 作業の量 | 任せる、やめる、仕組みにする |
よくある質問
まず何をしますか
施術以外の仕事を書き出してください。会計、在庫、連絡、掲載、清掃、点検、学ぶ時間。書き出すと、想像より多くあります。
時間はどう把握しますか
一週間、何にどれだけ使ったかを記録してください。30分の単位で足ります。移動や探し物の時間も含めてください。
どう分類しますか
毎日、週に一度、月に一度、年に一度。やらなくてよいものも混ざっています。毎日やらなくてよいものを、毎日やっていないか確認してください。
まとめるとよいのはなぜですか
細切れにすると、始めるまでの準備が毎回必要になります。集中が切れる回数も減ります。発注や記帳は、週に一度で足ります。
いつやりますか
予約を受けない枠を作り、営業時間の中に入れてください。外に出すから、終わりません。閉店後は疲れているため、効率も落ちます。
朝と夜、どちらがよいですか
判断が要る作業と数字を扱う作業は、朝が向きます。夜は片づけや洗い物などの単純な作業に向きます。人によって違うため、確認してください。
任せてよいですか
会計は税理士に、清掃や洗濯は外部に依頼できます。費用とかかる時間を比べてください。任せた後、口を出しすぎないでください。
減らす方法で最も効くのは
やめることです。前からやっているという理由だけで続けているものを探してください。止めてみて、困ったら再開すれば構いません。
仕組みで減らせますか
予約を画面で受ける、連絡を自動で送る、様式や文面を保存する、置き場を決める。一度作れば、以後ずっと効きます。
後回しにしがちなものは
数字の確認、学ぶ時間、設備の点検、将来の計画。急がないが重要な作業は、先に予定に入れてください。空いた時間にやろうとすると、空きません。
休みが取れません
休む日を先に決めてください。残った枠に、予約と作業を入れます。逆にすると、休みがなくなります。
割り込みが多いです
集中する時間を確保し、出られない時間を決めて構いません。急ぎでない用件は、まとめて処理してください。
期限を忘れます
税の申告、保険や契約の更新、免許の更新、賃貸の更新。年に一度のものは一覧にし、1か月前に確認する日を決めてください。
溜めてから片づけてもよいですか
溜めると、整理に何倍もかかります。記録はその日のうちに書いてください。思い出す時間が要りません。始めるまでの心理的な負担も、溜めるほど大きくなります。
営業中に中断されます
どこまでやったかが分かる形にしてください。中断しても再開しやすい作業を営業中に回し、集中が要る作業はまとまった時間に行ってください。
丁寧にやるべきですか
施術には時間をかけてください。事務の作業は、正確であれば見た目は問いません。自分の基準が高すぎないかを確認してください。
開業したばかりで時間があります
その時間を、仕組みを作ることに使ってください。置き場を決める、様式を作る、記録の形を決める。忙しくなってから整えようとすると、間に合いません。
それでも時間が足りません
営業時間、休みの日数、受け入れの量。働き方そのものを変える判断も選択肢です。年単位で見て、続けられているかを確認してください。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。適した時間の配分は、業種、規模、働く人数によって変わります。労働時間の扱いや税の手続きについては、必要に応じて専門家にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



