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サロンの名刺・ショップカード・チラシの作り方|刷り直しを減らす載せ方

最終更新: 2026年7月28日

Summary

紙の印刷物を何のために渡すかを先に決める考え方。名刺とショップカードの役割の違い、載せる項目の絞り方、刷り直しを招く情報、QRコードの置き方、配る計画の立て方までを整理します。

名刺、ショップカード、チラシ、次回の予約カード。作ったものの、渡す機会がないまま引き出しに眠っていませんか。

紙は不要になったわけではありません。ただし、何のために渡すかが決まっていないと、印刷代が消えるだけです。

印刷物の目的を4つに分け、それぞれに必要な要素を並べた図
印刷物の目的を4つに分け、それぞれに必要な要素を並べた図

何を作るかの前に、何のために渡すか

種類から考えると、必要のないものまで作ります。

再来店してほしいのか。この場合、次にいつ来るか、どう予約するかが伝わる必要があります。

紹介してほしいのか。この場合、渡した相手が第三者に渡せる形である必要があります。自分の名前が入っていると、人に渡しにくくなります。

初めての方に思い出してほしいのか。この場合、店名と場所と連絡先が分かれば足ります。

新規の方に来てほしいのか。この場合、配る場所と枚数の設計が要ります。作るだけでは配れません。

目的必要なもの
再来店次回の目安、予約の方法
紹介人に渡せる形、特典の条件
思い出してもらう店名、場所、連絡先
新規の集客配る場所と枚数の計画

目的が2つ以上あるなら、1枚にまとめないでください。情報が増えると、どれも伝わりません。

名刺とショップカードは分ける

同じものとして作られがちですが、役割が違います。

名刺は自分を伝えるものです。氏名、肩書き、連絡先。ビジネスの場で渡します。

ショップカードは店を伝えるものです。店名、場所、営業時間、予約の方法。お客様に渡します。

お客様に名刺を渡すと、その方は使い道に困ります。自分の名前が入ったものは、第三者に渡しにくいためです。

紹介を期待するなら、ショップカードを2枚渡す形が有効です。1枚は本人用、もう1枚は渡す用と伝えてください。

両方を1枚で兼ねる場合、店の情報を主にしてください。氏名は小さく入れる程度で足ります。

作る枚数も違います。名刺は使う機会が限られ、ショップカードは来店ごとに渡します。同じ枚数を刷ると、名刺が余ります。

載せる項目を絞る

紙に入れられる情報は限られます。優先順位を決めてください。

必ず入れるのは、店名、電話番号、住所、営業時間です。これらがないと、来られません。

予約の方法を入れてください。ホームページから予約できるなら、その導線が要ります。

定休日を入れてください。営業時間だけでは、いつ休みか分かりません。

最寄り駅か目印を入れてください。住所だけでは、たどり着けないことがあります。

駐車場の有無も、車で来る地域では重要です。

入れないほうがよいものもあります。メニューの全部、価格の一覧、長い説明文。これらは変わりやすく、変わるたびに刷り直しになります。

紙に載せる情報と載せない情報を左右に分けた比較図
紙に載せる情報と載せない情報を左右に分けた比較図

変わる情報を紙に載せない

刷り直しが発生する原因の多くは、載せる情報の選び方にあります。

価格は変わります。載せると、値上げのたびに刷り直しになります。

メニューも増減します。載せた内容が古くなると、問い合わせの原因になります。

キャンペーンの条件も期間で変わります。紙に刷ると、期間が過ぎても残ります。

これらは、ホームページに載せてください。紙にはホームページへの導線だけを置き、詳細はそちらで更新する形にすると、刷り直しが減ります。

スタッフの氏名も、入れ替わりがあると古くなります。

住所と電話番号は変わりにくいですが、移転や番号の変更があれば古くなります。大量に刷る前に、当面変わらないかを確認してください。

QRコードの置き方

紙からホームページへつなぐには、QRコードが実用的です。

行き先を決めてください。トップページなのか、予約の画面なのか。目的によって変わります。予約してほしいなら、予約の画面へ直接つなぐほうが手間が少なくなります。

何のコードかを書いてください。コードだけでは、読み取った先に何があるか分かりません。「ご予約はこちら」と添えてください。

大きさを確保してください。小さすぎると読み取れません。周囲に余白も要ります。

印刷した後、実際に読み取って確認してください。刷ってから読めないと分かると、全部が無駄になります。

短縮したURLを使う場合、その仕組みが将来も続くかを確認してください。サービスが終わると、コードも使えなくなります。

QRコードとあわせて、URLも文字で書いてください。読み取れない方や、後で入力したい方が使えます。

確認すること理由
行き先予約させたいなら予約画面へ直接
添える言葉コードだけでは何か分からない
大きさと余白小さすぎると読み取れない
印刷後の実機確認刷ってから気づくと全部が無駄

次回予約のカード

再来店を目的にするなら、次回の予約を書いたカードが効きます。

日時を手書きで書いてください。印刷された空欄に書き込む形で足ります。

来店の目安を書いてください。「次回は6週間後が目安です」といった一言があると、いつ来ればよいかが分かります。

変更の連絡先を書いてください。予定が変わることは前提です。連絡しやすいと、無断のキャンセルが減ります。

カードを渡すだけで終えないでください。前日にメールやメッセージで確認する形と組み合わせると、忘れが減ります。

その場で次回を決められない方には、目安だけを書いて渡す形もあります。「6週間後の10月上旬ごろ」と書いておけば、思い出す手がかりになります。

小さいカードは失くされます。財布に入る大きさにするか、後で送るメッセージと併用してください。

QRコードを印刷物に載せる際に確認する4点を並べた図
QRコードを印刷物に載せる際に確認する4点を並べた図

紙とWebをつなぐ

紙は渡した時点で更新できません。だからこそ、更新できる場所へつなぐ設計が要ります。

紙には変わらない情報だけを載せます。店名、場所、電話番号、予約の導線。

変わる情報はホームページに置きます。価格、メニュー、営業日の変更、キャンペーン。

紙を見た方がホームページを見る動線を作ってください。QRコードとURLの両方を置くのが確実です。

ホームページ側も、紙から来た方が迷わない状態にしてください。予約の場所が分かりにくいと、そこで離れます。

VANNAでは、ホームページと予約の画面が同じ場所で管理でき、メニューや料金を変えるとホームページに反映されます。紙にはホームページのURLだけを載せ、内容の更新は画面から行う形が取れます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。

名刺やショップカードのデザインを作る機能はありません。印刷物は別途、印刷会社やデザインの制作を利用することになります。この点は把握しておいてください。

料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。決済を使う場合のStripe決済手数料は店舗負担で別途かかります。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。

表現で気をつけること

紙も広告です。書ける内容には制限があります。

効果を断定しないでください。「必ず」「絶対に」といった表現は避けてください。

他店との比較で優位を示す場合、根拠が要ります。「地域で一番」と書くには、その裏づけが必要です。

写真を加工して実際より良く見せないでください。実際のものより著しく優良と誤認させる表示にあたるおそれがあります。

体験談を使う場合、実際のものに限ってください。

割引や特典を書く場合、条件を明示してください。「初回半額」だけでは、何が半額かが分かりません。対象のメニュー、期限、併用の可否を書いてください。

紙は手元に残ります。Webと違い、後から直せません。刷る前に、書いてある内容が正確かを確認してください。

配る計画を先に立てる

新規の集客を目的にする場合、作る前に配り方を決めてください。

配る場所を決めます。近隣の店、集合住宅、街頭、来店した方への手渡し。場所によって届く相手が変わります。

枚数を決めます。1,000枚配って何件の反応があるかを見込んでください。数枚の反応でも、単価が高ければ回収できます。

配る許可を確認してください。他店に置いてもらう場合、事前に相談が要ります。集合住宅への投函は、禁止されている場所があります。

効果を測る方法を用意してください。「このチラシをお持ちの方は」といった形で、来店の経路が分かるようにします。

配りきれる枚数にしてください。5,000枚刷って、配る時間が取れないという状態が起きます。

一度で終えないでください。1回で反応がなくても、繰り返すことで認知されることがあります。ただし、同じ内容を繰り返すか、変えて試すかは決めておいてください。

発注で失敗しやすい点

印刷そのものにも、確認する箇所があります。

仕上がりの大きさを確認してください。名刺の標準的な大きさは決まっていますが、少し変えると名刺入れに収まりません。

紙の厚さを確認してください。薄いと安っぽく見え、厚いと財布に入れにくくなります。用途に応じて選んでください。

色の見え方は、画面と印刷で違います。画面で見た色と刷り上がりが違うことは珍しくありません。心配なら、試し刷りを依頼してください。

端まで色を敷く場合、断裁の余裕が要ります。文字が端に近すぎると、切れることがあります。

納期を確認してください。急ぎだと割高になります。使う予定から逆算して発注してください。

刷り上がったものを、渡す前に自分で確認してください。誤字、古い情報、読み取れないQRコード。この段階で気づけば、刷り直しの判断ができます。

確認する箇所見落とすと
仕上がりの大きさ名刺入れや財布に収まらない
紙の厚さ用途に合わない
色の見え方画面と刷り上がりが違う
端の余裕文字が切れる
納期使う日に間に合わない

渡すタイミングを決める

作っても、渡す場面が決まっていないと配れません。

会計のときが基本です。次回の話とあわせて渡せます。

初回の来店時には、ショップカードを渡してください。次に来るときの手がかりになります。

紹介を期待するなら、2枚渡すことを口頭で伝えてください。黙って2枚渡しても、意図が伝わりません。

渡す言葉も決めておいてください。「よろしければ、お知り合いの方にもどうぞ」といった一言があると、渡す側も受け取る側も自然です。

毎回渡す必要はありません。何度も来ている方に毎回渡すと、余ります。

置いておくだけの形も有効です。会計の場所に置き、必要な方が取れる状態にします。ただし、置いてあるだけでは持ち帰られないことも多くあります。声をかけたほうが、手に取られます。

渡した枚数を大まかに把握しておくと、減り方から反応が見えます。ほとんど減らないなら、渡す場面が作れていません。

よくある質問

名刺とショップカードは兼ねられますか

兼ねる場合、店の情報を主にしてください。氏名が大きく入っていると、第三者に渡しにくくなります。紹介を期待するなら、ショップカードを2枚渡す形が有効です。

何を載せればよいですか

店名、電話番号、住所、営業時間、定休日、予約の方法。最寄り駅や目印、駐車場の有無も地域によって重要です。メニューの全部や価格の一覧は載せないでください。

価格を載せてはいけませんか

載せると、変えるたびに刷り直しになります。ホームページに載せ、紙にはそちらへの導線だけを置く形が扱いやすくなります。

QRコードはどこへつなぎますか

目的によります。予約してほしいなら、予約の画面へ直接つないでください。何のコードかを言葉で添え、大きさと余白を確保し、印刷後に実際に読み取って確認してください。

次回予約のカードは効きますか

日時と来店の目安、変更の連絡先を書いて渡してください。ただしカードだけでは忘れられます。前日のメールやメッセージと組み合わせてください。

何枚刷ればよいですか

配りきれる枚数にしてください。5,000枚刷って配る時間が取れない状態が起きます。名刺とショップカードは使う頻度が違うため、同じ枚数を刷ると名刺が余ります。

チラシで気をつける表現は

効果の断定、根拠のない比較、加工した写真は避けてください。割引を書く場合、対象のメニュー、期限、併用の可否といった条件を明示してください。紙は後から直せません。

配る場所はどう決めますか

場所によって届く相手が変わります。他店に置いてもらう場合は事前の相談が、集合住宅への投函は禁止の有無の確認が要ります。来店の経路が分かる仕掛けを入れて、効果を測ってください。

印刷の発注で見落としやすい点は

仕上がりの大きさ、紙の厚さ、色の見え方、端の余裕、納期。画面で見た色と刷り上がりは違うことがあります。刷り上がったら、渡す前に自分で確認してください。

紙は必要ですか

目的があれば必要です。渡す機会と目的が決まっていないなら、作る前にそこを決めてください。作っただけでは、印刷代が消えるだけです。

出典

本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。広告表現の適否は個別の事情により判断が変わるため、必要に応じて専門家にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。