サロンの季節メニュー|波を消すのではなく、谷を浅くする
公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月1日
Summary
季節ごとのメニュー設計を整理します。自分の店の波の把握、季節の困りごとからの発想、閑散と繁忙それぞれの対策、新しいメニューの作り方、期間を限る効果、価格と表現の注意、伝え方、翌年への記録を扱います。
夏になると予約が減る。冬は忙しいのに、翌月は空く。毎年、同じことを繰り返しています。
季節の波は、なくせません。しかし、波に合わせて出すものを変えれば、谷は浅くなります。

自分の店の波を把握する
一般論ではなく、自分の数字を見てください。過去1年の、月ごとの売上を並べます。来店の数と単価は、分けて見てください。どちらが動いているかで、対策が変わるためです。曜日や時間帯の傾向も、確認します。新規と継続の方も、分けて見てください。片方だけが減っている場合があります。
2年分あれば、傾向として信頼できます。1年では、偶然かもしれません。地域の行事や、周辺の環境も影響します。学校の休みや、周囲の職場の状況。この波が、季節のメニューを考える出発点になります。
| 見る項目 | 分かること |
|---|---|
| 月ごとの売上 | 波の形と大きさ |
| 来店の数と単価 | どちらが動いているか |
| 新規と継続 | どちらが減っているか |
| 曜日と時間帯 | 埋めるべき枠 |
季節ごとの困りごとから考える
商品を、先に決めないでください。夏は、暑さ、汗、日差しに関わる悩みが増えます。冬は、乾燥、冷え、静電気。春と秋は、転居、進学、就職といった環境の変化に関わる時期です。季節の行事も、来店の理由になります。
その季節に、来店される方が何に困っているかを書き出してください。自分の技術で、その困りごとに応えられるかを考えます。応えられないなら、無理に作らないでください。
閑散の時期をどう埋めるか
減る時期には、理由があります。来店の間隔が延びているのか、来店そのものが減っているのかを分けてください。間隔が延びているなら間隔を戻す提案が有効で、来店が減っているなら来る理由を作る必要があります。
短時間で受けられるものを用意すると、忙しい方も来やすくなります。普段は選ばれない時間帯に、条件を変える方法もあります。値下げは、最後の手段です。一度下げると、戻しにくくなります。
閑散の時期を、別のことに使う判断もあります。設備の入れ替え、休暇、学び直し。
繁忙の時期の扱い
忙しい時期には、別の課題があります。受けきれない予約が生じ、断ることになるためです。時間のかかるメニューをその時期に入れると、回転が落ちます。短時間で終わるものを用意すれば、受けられる数が増えるでしょう。
繁忙の時期に無理をすると、その後の反動が来ます。前もって予約を促す方法もあるので、埋まる前に取れる形にしてください。働く側の負担も、考えます。繁忙が続くと、体調を崩します。

新しいメニューの作り方
思いつきで、増やさないでください。まず、既存のメニューで対応できないかを考えます。作る場合は、準備と片づけも含めて必要な時間を測ってください。材料の費用も、計算します。
その時間で通常のメニューを行った場合の売上と、比べてください。練習の時間も必要なので、すぐには提供できません。説明できる形にも、してください。何が違うのかを言えないものは、選ばれません。期間を限る場合は、いつまでかを明示します。
期間を限る効果と注意
期間限定には、効果があります。今受ける理由が、生まれるためです。ただし毎回同じものを出すと、限定の意味が薄れます。
終わった後に、続けてほしいと言われることもあります。定番にする判断も、検討してください。期間中に受けられなかった方への対応も、決めておきます。在庫を抱えないよう、必要な量を見積もってください。期間を延ばすかどうかも、事前に決めておきます。その場で決めると、基準がなくなります。
価格の決め方
季節のメニューでも、考え方は同じです。かかる時間と材料の費用から、計算してください。通常のメニューとの整合も、確認します。極端に安いと、通常が高く見えるためです。追加として提案する形なら、単価が上がります。
割引を前提にしないでください。値引きが常態化すると、通常の価格が疑われます。表示の方法にも注意が要ります。総額が分かる形にしてください。効果を断定する表現は使えません。表示に関する法令の対象になります。

伝え方
作っても、知られなければ意味がありません。まず、店内で伝えてください。来ている方が、最も可能性が高い相手です。施術中に一度だけ伝えれば、足ります。繰り返すと、負担になります。
ホームページにも載せてください。予約の前に見る方がいます。予約の完了の連絡に入れる方法もあります。
始める時期を、遅らせないでください。季節が来てから作ると、間に合いません。前の季節のうちに準備してください。1か月前には決まっている形が望ましくなります。
記録して翌年に使う
毎年、同じことを繰り返さないでください。何を出してどれだけ選ばれたかを、記録します。選ばれなかったものも記録すれば、理由が推測できます。材料が余った、足りなかった。これも、次の見積もりに使えます。準備にかかった時間も、記録してください。
翌年、同じ時期に見返してください。ゼロから考える必要がなくなります。うまくいったものは、そのまま繰り返して構いません。毎年新しくする必要はありません。
既存のメニューを季節向けに言い換える
新しく作らなくても、季節の提案はできます。いま提供しているメニューを、その季節の困りごとに合わせて説明し直す方法です。
同じ施術でも、「乾燥が気になる時期に」と添えれば、選ぶ理由になります。技術も材料も変わらないため、練習の時間も、在庫の負担もありません。説明の言葉を変えるだけです。まずこの形で試して、需要があると分かってから、専用のメニューを作る。この順番なら、無駄が出ません。
VANNAでできること
VANNAでは、メニューをホームページに掲載し、予約の受付と連動させられます。期間を区切った内容も、掲載と取り下げを管理画面から行えます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
季節ごとの売上を自動で分析する機能はありません。傾向の分析は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
商品の販売と組み合わせる
施術だけが、季節の提案ではありません。その季節に必要になるものを、店で扱う判断があります。施術で使ったものを、そのまま案内する形が自然です。
在庫を持つ負担は確認してください。売れ残ると、費用として残ります。使用期限のあるものは、特に注意が要ります。繰り返し勧めないでください。一度伝えれば足ります。効果を断定しないでください。表示に関する法令の対象になります。売れなかった場合の処分の方法も、先に考えておいてください。
予約の取り方を変える
メニューだけでなく、受け方も調整できます。閑散の時期は、直前の予約を受けやすい形にしてください。繁忙の時期は、早めに受け付ける形にします。空いている時間帯を、見えるようにしてください。選べないと、埋まりません。
施術の時間が季節で変わる場合は、枠の長さも変えてください。次回の予約を、その場で取っていただく方法もあります。間隔が空きにくくなります。ただし、強く求めないでください。予定が決まらない方もいます。枠の割り当ての考え方は、サロンの予約枠の配分で整理しています。
増やしすぎない
メニューは、増えていきます。選択肢が多いと、決められません。説明する側の負担も、増えます。在庫を持つ種類が増え、技術を保つ手間も増えます。使わないと、質が落ちるためです。
新しく作ったら、古いものを一つ減らす形にしてください。選ばれていないものを、放置しないでください。年に一度、見直してください。メニューの見せ方については、サロンのメニューの見せ方で整理しています。
一人で営業する場合
作れる数に、限りがあります。季節ごとに一つで、十分です。多く作っても、回りません。準備の時間は、営業時間の外に取ることになります。その負担を、計算してください。
繁忙の時期に新しいものを始めないでください。手が回りません。閑散の時期に準備し、次の季節に出す形が現実的です。無理なら、作らない判断も正しくなります。通常のメニューの質を保つほうが重要です。
効果が出なかったとき
すべてが当たるわけでは、ありません。選ばれなかった理由を、推測してください。価格か、内容か、伝え方か。伝え方が原因の場合が、多くあります。知られていなければ、選ばれません。
途中で止める判断もあります。期間の途中でも構いません。止める場合、すでに予約された方には提供してください。失敗を記録してください。同じことを繰り返さないためです。一度で判断しないでください。時期が悪かった可能性があります。
スタッフがいる場合
全員が提供できる形に、してください。一人しかできないものは、その人が休むと提供できません。手順を共有し、練習の時間を取ります。説明の内容も、そろえてください。人によって違うと、混乱します。
始める前に、全員が一度は経験する形にしてください。意見も聞いてください。実際に提供する側の感覚が、正確です。提案が出てくる状態のほうが、続きます。
| 決めること | 内容 |
|---|---|
| 提供できる人 | 全員が行える形にする |
| 練習 | 始める前に一度は経験する |
| 説明 | 内容をそろえる |
| 意見 | 提供する側の感覚を聞く |
よくある質問
まず何をしますか
過去1年の月ごとの売上を並べてください。来店の数と単価を分けて見ると、どちらが動いているかが分かります。2年分あれば、傾向として信頼できます。
メニューはどう考えますか
商品を先に決めないでください。その季節に、来店される方が何に困っているかを書き出し、自分の技術で応えられるかを考えます。
閑散の時期をどう埋めますか
来店の間隔が延びているのか、来店そのものが減っているのかを分けてください。短時間で受けられるものを用意すると、忙しい方も来やすくなります。
値下げしてもよいですか
最後の手段です。一度下げると、戻しにくくなります。値引きが常態化すると、通常の価格が疑われます。
繁忙の時期の注意は
時間のかかるメニューを入れると、回転が落ちます。前もって予約を促し、埋まる前に取れる形にしてください。働く側の負担も考えてください。
新しく作るときの手順は
まず既存のメニューで対応できないかを考えてください。作る場合、準備と片づけを含めた時間を測り、材料の費用を計算します。練習の時間も必要です。
期間を限るべきですか
今受ける理由が生まれます。ただし、毎回同じものを出すと限定の意味が薄れます。期間を延ばすかどうかは、事前に決めておいてください。
価格はどう決めますか
かかる時間と材料の費用から計算し、通常のメニューとの整合を確認してください。極端に安いと、通常が高く見えます。総額が分かる形で表示してください。
表現で気をつけることは
効果を断定する表現は使えません。表示に関する法令の対象になります。判断に迷う場合、専門家に確認してください。
いつから準備しますか
季節が来てから作ると、間に合いません。前の季節のうちに準備し、1か月前には決まっている形が望ましくなります。
どう伝えますか
店内で伝えてください。来ている方が、最も可能性が高い相手です。施術中に一度だけ伝え、繰り返さないでください。ホームページにも載せてください。
翌年に活かすには
何を出してどれだけ選ばれたか、選ばれなかったもの、材料の過不足、準備にかかった時間。記録すると、翌年ゼロから考える必要がなくなります。
毎年新しくすべきですか
必要ありません。うまくいったものは、そのまま繰り返して構いません。新しく作ったら、古いものを一つ減らす形にしてください。
商品の販売も組み合わせますか
その季節に必要になるものを扱う判断があります。ただし、在庫を持つ負担と、使用期限を確認してください。売れ残ると、費用として残ります。
予約の受け方も変えますか
閑散の時期は直前の予約を受けやすく、繁忙の時期は早めに受け付ける形にしてください。空いている時間帯が見えないと、埋まりません。
一人で営業しています
季節ごとに一つで十分です。繁忙の時期に新しいものを始めないでください。無理なら、作らない判断も正しくなります。
スタッフがいる場合は
全員が提供できる形にしてください。一人しかできないものは、その人が休むと提供できません。説明の内容もそろえてください。
選ばれなかった場合は
価格か、内容か、伝え方か。原因を推測してください。伝え方が原因の場合が多くあります。一度で判断せず、時期が悪かった可能性も考えてください。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。適したメニューの設計は、業種、地域、来店される方の層によって変わります。表示や広告の表現については、必要に応じて専門家にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



