他店の投稿を参考にする線引き|借りてよいのは構造だけ
公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月1日
Summary
他店のSNSを参考にする範囲を整理します。構造は借りてよく文章と写真は使えない理由、言い回しを変えただけの危うさ、独自の呼び名の扱い、見る店の選び方と頻度、数字を比べない理由、参考にした結果の検証、比較する表現の注意を扱います。
他店の投稿を見ていると、自分の投稿が急に貧相に見えてきます。そして、手が止まります。
見ることには、意味があります。ただし見方を決めていないと、参考にするどころか続ける気力を削られます。

見ること自体に問題はない
前提として、確認しておきます。公開されている投稿を見る行為は、自由です。どう見せているか、何を書いているか。学べる点は、多くあります。問題は、見た後に何をするかです。そのまま持ってくるか、構造だけ借りるか。ここに、線があります。
見すぎると手が止まる
これが、最も多い失敗です。質の高い投稿を並べて見ると、自分の投稿が劣って見えるためです。その状態で作ろうとしても、着手できません。
ですから見る時間を、決めてください。月に一度、30分で足ります。作る直前には、見ないことです。見るのは、作った後になります。比べる相手を毎日眺める習慣は、続ける力を削るためです。
参考にしてよいもの
これは、構造の部分です。投稿の組み立て方、何を最初に置いているか。写真の枚数と、並べる順番。文章の長さと、改行の入れ方。型の分け方として、どんな種類の投稿を回しているか。これらは、自分の内容に当てはめて使えます。
参考にしてはいけないもの
一方でこちらは、そのまま持ってくることです。写真をそのまま使うことも、文章をそのまま写すこともできません。言い回しを少し変えただけの文章も、避けてください。その店が作った呼び名や独自の言い方、図案や標章も同じです。
| 対象 | 判断 |
|---|---|
| 投稿の組み立て方 | 参考にしてよい |
| 写真の枚数・並べ方 | 参考にしてよい |
| 型の分け方 | 参考にしてよい |
| 写真そのもの | 使えない |
| 文章そのもの | 使えない |
| 独自の呼び名・図案 | 使えない |

言い回しを変えただけは避ける
これは、線の内側とは言えません。助詞を変えただけ、語尾を変えただけの文章。写しているのと、変わらないためです。
ですから参考にした投稿を閉じてから、自分の言葉で書いてください。見ながら書くと、必ず引きずられます。書いた後で、元の投稿と読み比べます。似すぎていたら、書き直すことです。
独自の呼び名を使わない
ここは、権利が関わる場合があります。他店が作った施術の呼び名や、企画の名前があるためです。登録されている場合、使うと問題になります。「〇〇コース」といった名称が登録されていることも、あります。
ですから一般的な言葉で、言い換えてください。自店の呼び名も、他店が使っていないか確認してから決めます。
同じ地域の店を参考にしない
これでは、区別がつかなくなります。近くの店と似た投稿をすると、来る側から見て違いが分からないためです。同じ写真の撮り方、同じ言い回し、同じ企画。
参考にするなら、地域の異なる店を見てください。同じ業種で、遠方の店。これが、最も学びやすい相手になります。近隣の店は参考ではなく、重ならないための確認として見ることです。
見る店の選び方
数を、絞ってください。3店から5店で、足ります。規模が近い店を、選んでください。スタッフが10人いる店と一人で営業する店では、できることが違うためです。続けている店を選ぶことも、大切になります。半年以上、頻度が安定している店。流行っている店ではなく、続いている店を見てください。
見る頻度も、決めてください。毎日見ないことです。月に一度で、足ります。見る日を決めて、30分で終えます。その場で気づいた点を、書き留めてください。書き留めなければ、見た意味がないためです。書き留めた内容は、翌月に見返します。
数字を比べない
比べても、何も分かりません。見えている数字とその店の売上は、関係しないためです。数が多い店が儲かっているとは限りませんし、数が少ない店が予約で埋まっている場合もあります。
比べるなら、自店の先月と比べてください。見る数字の絞り方は、サロンのSNSは何のためにやるかで整理しています。
規模の違いを考慮する
同じことは、できません。スタッフがいる店は、撮影も編集も分担できるためです。一人で営業する店が、同じ本数を出すことはできません。同じ質を目指すと、施術の時間が削られます。
ですから自分の使える時間の中で、できる形を探してください。規模が違う店は参考ではなく、遠い目標として見ることです。

真似ても再現できない理由
これは、条件が違うためです。立地が違えば来る方が違い、料金帯が違えば伝えるべき内容も違います。施術の内容が違えば、見せられるものが変わります。同じ投稿をしても、同じ結果にはなりません。参考にするのは形であって、結果ではないのです。
だからこそ、自店の条件を先に書き出してください。立地、料金帯、来る方の層、施術の内容、使える時間。これを書き出してから、他店を見ます。条件が違う部分は、そのまま持ってこられません。書き出していないと、条件の違いに気づかず丸ごと真似ることになります。
差がつくのは内容ではない
これは、見落とされやすい点になります。投稿の見た目や文章の上手さで、大きな差はつきません。差がつくのは、続けているかどうかです。半年続いた店と3か月で止まった店では、蓄積が違うためです。
ですから他店の1本の投稿を研究するより、自分の次の1本を出してください。投稿頻度の決め方は、サロンのSNSの投稿頻度で整理しています。
参考にした結果を検証する
やりっぱなしに、しないでください。参考にして変えた点を、記録します。変えた前後で、そこから来た予約の件数を比べてください。効かなかったなら、元に戻します。「他店がやっているから」は、続ける理由になりません。なお一度に複数変えると、何が効いたか分からなくなります。
他店を悪く書かない
これは、問題になります。具体的な店名を出して比べることは、避けてください。店名を出さなくても、特定できる書き方は避けます。「他店では〜ですが」という書き方も、根拠がなければ問題になるためです。自店ができることを、書いてください。比較しなくても、違いは伝わります。
他店の投稿への反応も、慎重にしてください。同業として他店の投稿に反応することがありますが、その反応は双方の見る側に見えているためです。助言のような書き込みは、避けてください。批判的な書き込みは、絶対に避けます。見るだけにとどめる判断が、無難になります。
相互紹介の誘い
これは、判断してから受けてください。同業や関連する業種から、互いに紹介する提案が来る場合があります。相手の店を、自分の顧客に紹介することになるためです。その店の内容を確認せずに受けると、紹介した責任が生じます。金銭のやり取りがある場合は、その旨を示す必要も出てきます。なお断って、構いません。断ることで失うものは、ありません。
スタッフが他店を見る場合
この場合は、方針を共有してください。見てよい範囲と、持ってきてはいけない範囲を伝えます。写真と文章をそのまま使わない。これは、明確に伝えることです。他店の投稿への書き込みも、店の名前で行わないよう伝えます。見た内容を共有する場を、月に一度作ってください。
見るのをやめてよい時期
ずっと続ける必要は、ありません。自店の型が固まり頻度が安定したら、見る必要は減るためです。見ることで気力を削られているなら、止めてください。半年に一度で、足ります。止めても、投稿の質は落ちません。
一人で営業する場合
これは、比較の影響を最も受けます。相談する相手がいないため、他店が基準になりがちだからです。見る日を決めて、それ以外の日は見ないでください。見た後に落ち込んだら、その日は投稿を作らないことです。事務の時間の作り方は、サロンの事務仕事をいつやるかで整理しています。
VANNAでできること
VANNAでは、自店のメニューや料金、施術の説明をサイト上で管理でき、顧客ごとの記録に来店のきっかけを残せます。他店と比べるのではなく、自店の数字の推移を見る材料が蓄積されます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
一方で他店のSNSを分析したり、投稿を比較したり、順位を表示したりする機能はありません。他店の確認は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
迷ったら自分の言葉で書く
これが、最後の基準です。参考にした投稿に似ていないか、判断に迷う場合があります。その時点で、似すぎています。閉じて、自分の言葉で書き直してください。上手くなくて、構いません。自分の言葉のほうが、続けられます。
よくある質問
他店の投稿を見てよいですか
公開されている投稿を見る行為は自由です。問題は、見た後に何をするかです。そのまま持ってくるか、構造だけ借りるかに線があります。
見ると手が止まります
質の高い投稿を並べて見ると、自分の投稿が劣って見えます。作る直前に見ないでください。作った後に見てください。
何を参考にしてよいですか
構造の部分です。投稿の組み立て方、写真の枚数と並べる順番、文章の長さ、型の分け方。自分の内容に当てはめて使えます。
何をしてはいけませんか
写真をそのまま使うこと、文章をそのまま写すこと、独自の呼び名や図案を使うこと。これらはできません。
言い回しを変えれば使えますか
助詞や語尾を変えただけの文章は、写しているのと変わりません。参考にした投稿を閉じてから、自分の言葉で書いてください。
施術の呼び名は真似てよいですか
登録されている場合、使うと問題になります。ですから一般的な言葉で、言い換えてください。自店の呼び名も、他店が使っていないか確認してから決めます。
近くの店を参考にしてよいですか
似た投稿をすると、来る側から見て違いが分かりません。参考にするなら、地域の異なる店を見てください。近隣の店は、重ならないための確認として見てください。
どんな店を見ますか
3店から5店で足ります。規模が近く、半年以上頻度が安定している店を選んでください。流行っている店ではなく、続いている店を見てください。
どのくらいの頻度で見ますか
月に一度、30分で足ります。その場で気づいた点を書き留めてください。書き留めなければ、見た意味がありません。
数字は比べますか
比べないでください。見えている数字と売上は関係しません。比べるなら、自店の先月と比べてください。
規模が違う店はどう見ますか
同じことはできません。スタッフがいる店は撮影も編集も分担できます。参考ではなく、遠い目標として見てください。
真似れば同じ結果になりますか
なりません。立地、料金帯、来る方の層、施術の内容が違います。参考にするのは形であって、結果ではありません。
参考にする前にすることは
自店の条件を書き出してください。立地、料金帯、来る方の層、施術の内容、使える時間。書き出さないと、条件の違いに気づかず丸ごと真似ることになります。
何で差がつきますか
続けているかどうかです。半年続いた店と3か月で止まった店では、蓄積が違います。他店の1本を研究するより、自分の次の1本を出してください。
参考にした後は
変えた点を記録し、前後でそこから来た予約の件数を比べてください。効かなかったなら戻してください。一度に複数変えないでください。
他店と比べる文章を書いてよいですか
避けてください。店名を出さなくても、特定できる書き方は避けてください。自店ができることを書けば、違いは伝わります。
他店の投稿に反応してよいですか
その反応は双方の見る側に見えています。助言のような書き込みは避け、批判的な書き込みは絶対に避けてください。
相互紹介の誘いは受けますか
相手の店の内容を確認せずに受けると、紹介した責任が生じます。金銭のやり取りがある場合、その旨を示す必要があります。断って構いません。
見るのをやめてよいですか
自店の型が固まり、頻度が安定したら、見る必要は減ります。気力を削られているなら止めてください。半年に一度で足ります。
似ているか判断に迷います
その時点で、似すぎています。閉じて、自分の言葉で書き直してください。上手くなくて構いません。
スタッフにはどう伝えますか
見てよい範囲と、持ってきてはいけない範囲を伝えてください。写真と文章をそのまま使わないこと、店の名前で書き込まないこと。この二つは明確に。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。著作物にあたるかの判断や、比較する表現の可否は、個別の事情によって変わります。判断に迷う場合は、弁護士などの専門家にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



