内装工事の不具合|引き渡し後に見つかったときの伝え方と直させ方
公開: 2026年7月29日最終更新: 2026年8月1日
Summary
サロンの内装工事に不具合が見つかったときの対処を整理します。引き渡し日に実際に動かして確認する項目、写真と箇条書きで記録する手順、受け取りを保留する判断、「使い方の問題」と言われたときの返し方、保証の期間、原因の説明と直す日程の決め方を扱います。
引き渡しの翌週、シャンプー台の下から水が滲んでいるのを見つけました。連絡すると「使い方の問題では」と言われました。
工事の不具合は、伝え方と時期で結果が変わります。そこには、順番があります。

引き渡しの日に確認する
分かれ目は、引き渡しの当日です。その場で気づけば直してもらいやすく、後から言うほど「使い方の問題」と返されるためです。だから急かされても、確認の時間は必ず取ってください。
確認する場所を決めておく
見る場所を決めておけば、漏れが減ります。水回りは、排水と水漏れの跡。電気は、すべての差し込み口と照明。建具は、扉と引き出しが最後まで動くか。床と壁は、傷、汚れ、隙間です。
| 場所 | 見るもの |
|---|---|
| 水回り | 排水/漏れ/水圧 |
| 電気 | 差し込み口/照明/容量 |
| 建具 | 開閉/がたつき/立て付け |
| 内装 | 傷/汚れ/隙間/色むら |

実際に動かす
見るだけでは、足りません。水を流し、すべての照明を点け、扉を全開まで開け、引き出しを最後まで引いてください。というのも動かさないと分からない不具合が、あるためです。
図面と照らす
見落としやすいのが、図面との照合です。棚の位置、差し込み口の数、扉の向き。図面と違っていても、その場では気づきにくいものです。だから図面を持って、確認してください。
その場で写真を撮る
気になった箇所は、すべて撮ってください。それも、日付が記録される形でです。引き渡しの日の状態が、後で基準になるためです。
気づいた点を書面にする
口頭で伝えても、残りません。だからその日のうちに、箇条書きで送ってください。写真を添えれば、より確実に伝わります。
引き渡しを保留する選択
明らかな不具合がある場合は、その場で受け取らないという判断もあります。「直してから引き渡してください」と、伝えてください。受け取った後より、直してもらいやすくなるためです。
後から見つかった場合
とはいえ、すべてを引き渡しの日に見つけるのは無理です。後から出るものも、あります。その場合は見つけた日に、記録して連絡してください。

保証の期間を確認する
契約書に、引き渡し後の保証の期間が書かれている場合があります。その期間内なら、無償で直してもらえることもあります。だからまず、期間を確認してください。
期間が切れていても伝える
期間が過ぎていても、工事の質に問題がある場合は対応してもらえることがあります。だから諦めずに、まず伝えてください。断られてから次を考えれば、足ります。
「使い方の問題」と言われたら
これが、最も多い返答です。まず、いつからどう使っていたかを説明してください。説明書に反する使い方をしていないなら、その旨も伝えます。一方的には、受け入れないことです。
原因の説明を求める
「なぜこうなったか」を、説明してもらってください。というのも原因が分からないまま直すと、また同じことが起きるためです。説明できない場合は、別の業者に見てもらう方法もあります。
直す方法を確認する
どう直すのかも、事前に聞いてください。一部だけ直すのか、それともやり直すのか。見た目が変わる場合は、その点も確認します。
直す日程を決める
いつ作業するのかも、決めてください。営業日にやると、予約に影響するためです。定休日か営業前に来てもらう形に、しておきます。
営業を止める場合
作業のために休業すると、その分の損失が出ます。だから補償されるかを、確認してください。ただし多くの場合、難しい交渉になります。
直った後も確認する
直した後も、その場で確認してください。直っていなければ、その場で伝えます。写真も、あわせて撮っておきましょう。
何度も起きる場合
同じ箇所が繰り返し不具合を起こす場合、原因が根本にある可能性があります。その場合は、第三者に見てもらう判断もあります。
営業を続けられるかを判断する
ここは、安全が最優先です。漏電の疑い、水漏れ、床のぐらつき。これらは、営業を止める判断が必要な場合もあります。というのもお客様が怪我をすれば、責任は店にあるためです。危険がある場合は、その場所を使わないでください。
お客様に見える場所の不具合
見える場所の傷や汚れは、店の印象を下げます。だから直るまでの間は、観葉植物を置く、配置を変えるなど目立たない工夫をしてください。
業者が来る日をお客様に伝えるか
作業中に来店される場合は、事前に伝えてください。「工事のため、音が出ます」の一言で、足ります。黙っていると、不快に感じられるためです。
大家の承諾が要る場合
賃貸の場合、直す工事の内容によっては大家の承諾が必要になります。だから工事の前に、確認してください。無断で行うと、契約に反する場合があります。
原状回復との関係
不具合を直した記録は、退去のときに効いてきます。どこまで戻すかの判断材料になるので、写真とあわせて保管しておいてください。
保険が使える場合
水漏れなどで損害が出た場合、保険が使えることもあります。だから加入している保険の内容を、確認してください。ただし工事の不具合が原因の場合は、対象外のこともあります。
第三者に見てもらう
別の業者に、状態を見てもらう方法もあります。有償になる場合はありますが、それでも判断の材料になります。工事に関する紛争を扱う機関に、相談する方法もあります。
支払いが残っている場合
最後の支払いが残っているなら、直るまで止めるという手段もあります。止めることとその理由を、記録に残る形で伝えてください。
立ち会う人を決める
一人で確認すると、必ず見落とします。だから可能なら、もう一人立ち会ってもらってください。家族でも、スタッフでも構いません。指摘した内容の、証人にもなります。
急かされても受け取らない
「次の現場があるので」と急かされる場面は、よくあります。それでも、確認の時間を取ってください。急いで受け取ると、後の交渉が難しくなるためです。
引き渡しの書面を確認する
「検査に合格した」という内容の書面に、署名を求められる場合があります。署名すれば、確認したことになるためです。だから気になる点があるなら、その旨を書き添えてください。
是正の項目を一覧にする
直してもらう箇所を一覧にして、それぞれにいつ直すかを記入してください。直ったら、印を付けます。双方が同じ一覧を持てば、抜けが減ります。
完了の確認を書面にする
すべて直った時点で、その旨を文章で確認してください。あわせて、日付も明記します。その日が、保証の起点になる場合があるためです。
施工した会社が無くなっていた場合
数年経ってから不具合が出たとき、施工した会社が廃業していることがあります。この場合、保証の期間内であっても請求先がありません。結局、別の業者に有償で直してもらうことになります。だからこそ引き渡しの直後に、できる限り確認しておく意味があります。図面や仕様の書類も、会社が無くなると手に入らなくなるため手元に残しておいてください。
不具合と経年の変化を分ける
引き渡しから時間が経つと、工事の不具合なのか通常の使用による変化なのかの区別が難しくなります。壁紙の浮き、建具のわずかな緩み、目地の変色。これらは、経年でも起こるためです。判断の材料になるのは、引き渡しの日に撮った写真になります。比べられる状態にしておけば、どちらなのかを示せます。
記録を続ける
いつ伝えたか、いつ来たか、何をしたか。これを、続けて記録してください。対応が進まない場合、この記録が根拠になるためです。進め方は、業者とトラブルになったときで整理しています。
VANNAでできること
VANNAでは、工事の影響で営業できない日を、予約の受付から外せます。臨時の休業を、サイトと予約の画面に同時に反映できます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
工事の不具合を判定したり、業者との交渉を代行したりする機能はありません。対応は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
今日やる一つ
不具合を見つけたら、その日に写真を撮ってください。そして、箇条書きで送ります。日が経つほど、対応は難しくなるためです。
よくある質問
いつ確認しますか
引き渡しの当日です。その場で気づけば直してもらいやすく、後から言うほど「使い方の問題」と返されます。
どこを見ますか
水回り、電気、建具、床と壁。排水と漏れ、すべての差し込み口と照明、扉と引き出しの動き、傷と隙間です。
見るだけでよいですか
実際に動かしてください。水を流す、すべての照明を点ける、扉を全開まで開ける、引き出しを最後まで引く。
図面も確認しますか
棚の位置、差し込み口の数、扉の向き。図面を持って確認してください。違っていても、後では気づきにくくなります。
写真は撮りますか
気になった箇所をすべて、日付が記録される形で撮ってください。引き渡しの日の状態が、後で基準になります。
口頭で伝えてよいですか
残りません。その日のうちに箇条書きで送り、写真を添えてください。
受け取らない選択はありますか
明らかな不具合がある場合、「直してから引き渡してください」と伝えてください。受け取った後より、直してもらいやすくなります。
後から見つかった場合は
すべてを当日に見つけるのは無理です。見つけた日に、記録して連絡してください。
保証の期間はありますか
契約書に書かれている場合があります。その期間内なら、無償で直してもらえる場合があります。
期間が切れていたら
工事の質に問題がある場合、対応してもらえる場合があります。まず伝えて、断られてから次を考えてください。
「使い方の問題」と言われました
いつから、どう使っていたかを説明してください。説明書に反する使い方をしていないなら、その旨を伝えてください。
原因は聞きますか
「なぜこうなったか」を説明してもらってください。原因が分からないまま直すと、また起きます。
直し方は確認しますか
一部だけ直すのか、やり直すのか。見た目が変わる場合、その旨も確認してください。
日程はどう決めますか
営業日にやると予約に影響します。定休日か、営業前に来てもらってください。
休業の補償はありますか
確認してください。多くの場合、難しい交渉になります。
直った後は
その場で確認し、直っていない場合はその場で伝えてください。写真も撮ってください。
何度も起きる場合は
原因が根本にある可能性があります。第三者に見てもらう判断もあります。
営業は続けてよいですか
漏電の疑い、水漏れ、床のぐらつきは、止める判断が必要な場合があります。お客様が怪我をすると、責任は店にあります。
見える場所の傷は
直るまでの間、目立たない工夫をしてください。観葉植物を置く、配置を変える。
作業の日はお客様に伝えますか
来店される場合、事前に伝えてください。「工事のため、音が出ます」の一言で足ります。
大家の承諾は要りますか
工事の内容によっては必要です。無断で行うと、契約に反する場合があります。
記録は退去のときに使えますか
不具合を直した記録と写真を残してください。どこまで戻すかの判断材料になります。
保険は使えますか
水漏れなどで損害が出た場合、使える場合があります。工事の不具合が原因の場合、対象外のこともあります。
第三者とは
別の業者に状態を見てもらう方法があります。工事に関する紛争を扱う機関に、相談する方法もあります。
支払いは止められますか
最後の支払いが残っている場合、直るまで止めてください。理由とあわせて、記録に残る形で伝えてください。
一人で確認しますか
可能なら、もう一人立ち会ってもらってください。見落としが減り、指摘した内容の証人にもなります。
急かされたら
「次の現場があるので」と言われても、確認の時間を取ってください。急いで受け取ると、後の交渉が難しくなります。
引き渡しの書面は
署名する前に読んでください。「検査に合格した」という内容の場合、署名すると確認したことになります。気になる点は書き添えてください。
直す箇所はどう管理しますか
一覧にして、いつ直すかを記入し、直ったら印を付けてください。双方が同じ一覧を持つと、抜けが減ります。
完了の確認は
すべて直った時点で、日付を明記して文章で確認してください。その日が、保証の起点になる場合があります。
記録は続けますか
いつ伝えたか、いつ来たか、何をしたか。対応が進まない場合、この記録が根拠になります。
施工した会社が無くなっていました
保証の期間内でも、請求先がありません。別の業者に有償で直すことになります。図面や仕様の書類は、会社が無くなると手に入らないため、手元に残してください。
経年の変化と区別できますか
壁紙の浮きや建具の緩みは、経年でも起こります。引き渡しの日に撮った写真と比べられれば、どちらなのかを示せます。
今日は何をしますか
不具合を見つけたら、その日に写真を撮り、箇条書きで送ってください。日が経つほど、対応が難しくなります。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。保証の範囲と責任の所在は、個別の契約書と工事の内容によって決まります。判断に迷う場合は、弁護士などの専門家や、工事に関する紛争を扱う機関にご相談ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



