サロンの営業時間と定休日の決め方|最終受付の逆算と休めない構造の直し方
最終更新: 2026年7月28日
Summary
営業時間と定休日を売上と働く時間の両面から設計する方法。最終受付の逆算、来てほしい層に合わせた時間帯、定休日の選び方、休みが取れない構造の直し方、変更の伝え方までを整理します。
営業時間と定休日を、開業のときに決めたまま見直していない。よくあることです。
しかし、この2つは売上と働く時間の両方を決めます。合っていないと、忙しいのに売上が伸びない状態が続きます。

決めていないのは「終わる時間」
多くの店で曖昧なのは、開ける時間より閉める時間です。
最終の受付を何時にするかを決めてください。閉店の時間から、最も長いメニューの所要時間を引いた時刻です。
これを決めていないと、閉店間際の予約を断れません。結果として、閉店の1時間後まで営業する日ができます。
片付けの時間も見込んでください。最後のお客様が帰ってから、清掃と翌日の準備に時間がかかります。
メニューによって最終の受付を変える方法もあります。短いメニューは遅い時間まで、長いメニューは早めに締める形です。
| 決めること | 計算 |
|---|---|
| 閉店の時間 | 働き終えたい時刻から片付けの時間を引く |
| 最終の受付 | 閉店の時間から最長メニューの所要時間を引く |
| メニュー別の受付 | 短いメニューは遅くまで受け付ける |
書いていない状態が、最も疲れます。決めて公開すれば、断る理由が明確になります。
誰に合わせるかを決める
営業時間は、来てほしい方の生活に合わせます。
働いている方に来てほしいなら、平日の夜か土日が要ります。平日の日中だけでは、来られません。
小さな子どもがいる方に来てほしいなら、平日の日中が向きます。保育園や幼稚園の時間に合わせる形です。
年配の方に来てほしいなら、午前中の早い時間に需要があります。
学生に来てほしいなら、放課後と休日です。長期の休暇には、日中にも需要が出ます。
すべてに合わせようとすると、営業時間が長くなります。長くしても、来る人がいない時間帯があるだけです。
いま来ている方の来店の時間帯を数えてください。集中している時間が分かります。空いている時間帯は、その時間に来られる方がいないか、いても知られていないかのどちらかです。
定休日をどう決めるか
休む日は、需要の少ない曜日に置くのが基本です。
来店の記録から、曜日ごとの人数を数えてください。最も少ない曜日が候補になります。
ただし、近隣の同業と同じ曜日に休むかは考えてください。周りが休む日に開けていると、そこに需要が集まることがあります。逆に、街全体の人出が少ない日なら、開けても来ません。
祝日の扱いも決めてください。定休日が祝日と重なったとき、開けるのか休むのか。決めていないと、毎回迷います。決めたら、ホームページにも明記してください。問い合わせが減ります。
連休を取れる形にするかも考えてください。定休日を2日続けると、まとまった休みになります。分けると、週の中で息をつけます。
休みを増やすと売上は下がります。ただし、疲れて質が落ちるなら、休んだほうが結果は良くなります。

休みが取れない構造を直す
定休日を決めても、実際には休めていない場合があります。
その日に事務の作業をしているなら、休みではありません。仕入れ、経理、掃除、SNSの更新。これらを休みの日にまとめていませんか。
営業日の中に、作業のための時間を確保してください。予約を入れない枠を作る形です。
連絡への対応も同じです。休みの日に予約の電話を受けていると、休めません。留守番電話に切り替え、翌日に折り返す形にしてください。
急な依頼を断れないことも原因になります。「今日どうしても」という連絡に毎回応じていると、休みが消えます。
一人で運営していると、休むと売上が止まります。この構造がある限り、休みにくい状態は続きます。休んでも一定の収入がある形を、少しずつ作る方法があります。
変えるときの伝え方
営業時間や定休日を変える場合、伝え方で影響が変わります。
早めに告知してください。1か月前から伝えると、来店の予定を立て直せます。
理由を添えてください。「都合により」だけでは、不安に思われます。事情を説明できる範囲で伝えてください。
掲載している場所すべてを変えてください。ホームページ、予約の画面、SNS、店頭の表示、地図の情報。1か所でも古いままだと、そこを見た方が来られません。
既存のお客様には個別に伝えてください。次回の来店の予定に影響します。
短縮する場合、影響を受ける方を確認してください。その時間帯にしか来られない方がいるなら、事前に相談する余地があります。
変えた後、しばらくは戻さないでください。頻繁に変わると、覚えられません。
短くする判断
営業時間を短くすることは、売上を減らす判断に見えます。しかし、そうとは限りません。
来店のない時間帯を開けていても、売上は生まれません。人件費と光熱費だけがかかります。
その時間を、施術以外の仕事に充てられます。事務、仕入れ、練習、告知の作成。これらに時間を取れれば、営業日の効率が上がります。
短くした分、開けている時間に予約が集まることがあります。選択肢が減るためです。
ただし、短くしすぎると来られない方が出ます。減らす前に、その時間帯の来店を数えてください。
段階的に試す方法もあります。「当面のあいだ」として短くし、影響を見てから決める形です。

予約の受付時間と営業時間を分ける
営業している時間と、予約を受け付ける時間は別のものです。
電話での受付は、営業時間内に限られます。施術中は出られないためです。
ネットからの予約は、24時間受け付けられます。営業時間外に申し込みが入っても、確認は翌日で構いません。
この違いを、お客様に伝えてください。「予約はいつでも受け付けています」と書いてあると、夜中でも申し込めることが伝わります。
確認の返信をいつ行うかも決めてください。夜中の申し込みに、その場で返信する必要はありません。翌営業日の何時ごろに返す、と決めておいてください。
VANNAでは、ホームページからの予約を24時間受け付けられ、営業時間や定休日を設定すると、その範囲で空き枠が表示されます。臨時の休業も設定できます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
曜日ごとに営業時間を変える設定はできますが、メニューごとに最終の受付時刻を変える機能はありません。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。決済を使う場合のStripe決済手数料は店舗負担で別途かかります。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
臨時の休業をどう扱うか
決めた定休日以外に休む日が出ます。
体調不良、家庭の事情、講習への参加、設備の工事。いずれも起こりえます。年に数回は必ず生じるものとして、扱い方を先に決めておいてください。その都度考えると、告知が遅れます。
分かっている予定は、早めに公開してください。予約を受けてから休むと、変更の連絡が要ります。
急な休業の場合、その日に予約が入っている方へ連絡してください。連絡先が分かる状態にしておく必要があります。
告知の場所を決めておいてください。ホームページの目立つ場所、SNS、店頭。急いでいるときに、どこに書くか迷わないようにします。
長期の休業は、より早く告知してください。年末年始や、まとまった休みを取る場合。1か月以上前から伝えると、来店の計画に組み込めます。
再開の日も明記してください。「しばらく休みます」だけでは、いつ来られるか分かりません。
| 休業の種類 | 告知の時期 |
|---|---|
| 分かっている予定 | 予約を受ける前に公開 |
| 急な休業 | 当日に予約者へ個別連絡 |
| 長期の休業 | 1か月以上前 |
見直す時期を決める
一度決めた営業時間は、そのままになりがちです。
年に一度、来店の記録を見て確認してください。時間帯ごと、曜日ごとの人数。
季節による変動も見てください。夏と冬で、来やすい時間が変わることがあります。日の長さや気温の影響を受けます。
生活が変わったときも見直しの機会です。家族の状況、体力、他の仕事との兼ね合い。
来ている方の層が変わったときも同じです。層が変われば、来られる時間も変わります。
見直した結果、変えないという判断でも構いません。確認した事実が残れば、次の判断が早くなります。
見直しの時期を決めておいてください。年度の変わり目、繁忙期が終わった直後など、区切りのよい時期です。決めていないと、忙しさに紛れて数年そのままになります。
前回の見直しでどう判断したかも残してください。同じ議論を毎回繰り返さずに済みます。
時間帯ごとの単価を見る
来店の人数だけでなく、時間帯ごとの売上も見てください。
人数が多くても、単価の低い時間帯があります。安いメニューだけが集中している場合です。
夜の時間帯は、単価が高い傾向があることがあります。働いている方が来るためです。
朝の時間帯は人数が少なくても、施術の時間が短いメニューが集中していれば、時間あたりの効率は高くなります。
時間帯ごとに、人数と売上の両方を出してください。片方だけでは判断を誤ります。
売上の低い時間帯を閉じるか、その時間に来る方に別のメニューを提案するか。判断が分かれます。
時間帯によって受け付けるメニューを変える方法もあります。混む時間には短いメニューだけを受け、空いている時間に長いメニューを寄せる形です。
| 見る指標 | 分かること |
|---|---|
| 時間帯ごとの人数 | 混む時間と空く時間 |
| 時間帯ごとの売上 | 単価の高い時間帯 |
| 時間あたりの売上 | 効率の良い時間帯 |
一人と複数で考え方が変わる
働く人数によって、決め方が変わります。
一人の場合、営業時間はそのまま自分の労働時間です。長くすれば、その分だけ働きます。休むと売上が止まります。
複数の場合、交代で回せます。営業時間を長くしても、一人あたりの労働時間は抑えられます。
ただし、複数でも人数が足りない時間帯があります。全員が同じ時間に働く形だと、交代の意味がありません。
シフトを組む場合、労働時間の管理が要ります。法定の労働時間、休憩、休日。決められた範囲で組んでください。
一人が休んだときに回るかも確認してください。誰かが休むと営業できない状態だと、休みを取りにくくなります。
人数が増えるほど、営業時間を伸ばす余地が出ます。しかし、人件費も増えます。伸ばした時間で、その人件費を回収できるかを見てください。
よくある質問
営業時間はどう決めますか
来てほしい方の生活に合わせてください。すべてに合わせようとすると長くなるだけです。いま来ている方の来店の時間帯を数えると、集中している時間が分かります。
最終の受付は何時にしますか
閉店の時間から、最も長いメニューの所要時間を引いてください。片付けの時間も見込みます。決めて公開しておかないと、閉店間際の予約を断れません。
定休日はどの曜日にしますか
来店の記録から、最も人数の少ない曜日が候補です。ただし近隣の同業と同じ日に休むかは考えてください。周りが休む日に開けると、需要が集まることがあります。
定休日なのに休めていません
事務の作業を休みの日にまとめていませんか。営業日の中に予約を入れない枠を作ってください。休みの日の電話は留守番電話に切り替え、翌日に折り返す形にします。
営業時間を短くすると売上は減りますか
来店のない時間帯を開けていても売上は生まれません。減らす前に、その時間帯の来店を数えてください。「当面のあいだ」として試し、影響を見てから決める方法もあります。
変更はいつ告知しますか
1か月前が目安です。理由を添え、掲載しているすべての場所を変えてください。1か所でも古いままだと、そこを見た方が来られません。既存のお客様には個別に伝えます。
予約の受付時間は営業時間と同じですか
別のものです。電話は営業時間内に限られますが、ネットからの予約は24時間受け付けられます。夜中の申し込みに即座に返信する必要はありません。返信の時間帯を決めておいてください。
急に休むことになったら
その日に予約が入っている方へ個別に連絡してください。告知の場所もあらかじめ決めておくと、慌てません。再開の日も明記してください。
見直しはどれくらいの頻度で
年に一度、来店の記録を確認してください。季節による変動、来ている方の層の変化、自分の生活の変化。いずれも見直しの機会です。変えないという判断でも構いません。
時間帯ごとに何を見ればよいですか
人数と売上の両方を見てください。人数が多くても単価の低い時間帯があり、人数が少なくても効率の良い時間帯があります。片方だけでは判断を誤ります。
スタッフがいる場合は考え方が変わりますか
変わります。交代で回せるため、営業時間を長くしても一人あたりの労働時間を抑えられます。ただし人件費が増えるため、伸ばした時間でそれを回収できるかを見てください。誰かが休むと営業できない状態だと、休みを取りにくくなります。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。適した営業時間や定休日は、立地や業種、来店する方の層によって変わります。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



