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初期定着・テンプレ集

サロンの会話が苦手でも困らない|聞く4つと伝える4つの型

最終更新: 2026年7月28日

Summary

会話が上手いことと満足していただくことは別です。会話の3つの目的を分け、必須である「聞く」「伝える」を型にする方法、話さない方への対応、避けるべき話題を整理します。

施術中の会話が苦手だ。何を話せばいいか分からない。そう感じるオーナーは少なくありません。

しかし、会話が上手いことと、満足していただくことは別です。話さなくてよい方もいますし、必要なのは雑談ではなく、必要なことが伝わる会話です。

施術中の会話を3つの目的に分ける
施術中の会話を3つの目的に分ける

会話には3つの目的がある

雑談と、それ以外を分けてください。目的が違えば、必要な内容も変わります。

情報を得る会話です。どうしたいか、困っていることは何か、前回からどう変わったか。これは施術の質に直結します。

情報を伝える会話です。いま何をしているか、どうなるか、家でどうするか。これがないと、お客様は不安なまま時間を過ごします。

関係を作る会話です。いわゆる雑談です。あってもなくても施術は成立しますが、通い続ける理由の一つになります。

目的内容必須か
情報を得る希望、困りごと、前回からの変化必須
情報を伝えるいまの作業、仕上がり、家でのケア必須
関係を作る雑談相手による

苦手意識の多くは、3つ目に向いています。しかし重要なのは1つ目と2つ目です。ここができていれば、雑談が少なくても問題になりません。

話さない方への対応

会話を望まない方がいます。それを察して黙るのではなく、仕組みにしてください。

予約の際に確認する方法があります。「施術中はお静かに過ごされたいですか」といった項目を用意すると、聞かなくても分かります。

来店時の様子で判断する方法もありますが、確実ではありません。疲れているだけの日もあります。

黙る場合も、必要な説明は行ってください。何も言わずに施術が進むと、不安になります。作業の切り替わりで一言添えるだけで違います。

記録に残してください。「会話を好まれない」と分かっていれば、次回も同じ対応ができます。担当が変わっても引き継げます。

雑談をしないことは、手を抜くことではありません。相手が求める過ごし方を提供することです。

聞くべきことを型にする

情報を得る会話は、その場で考えないでください。順序を決めておきます。

まず、今日どうしたいかを聞きます。具体的な希望があるか、任せたいか。

次に、前回からの変化を聞きます。困ったこと、良かったこと、気になっていること。

次に、体調と状態を確認します。施術に影響することがないか。

最後に、時間の制約を確認します。この後の予定があるか。押したときの判断に関わります。

聞く4つと伝える4つの型
聞く4つと伝える4つの型

この4つを聞けば、施術に必要な情報は揃います。5分もかかりません。

初めての方には、これに加えて過去の経験を聞きます。他店でどうだったか、何が不満だったか。ここに、今日提供すべきことのヒントがあります。

伝えるべきことを型にする

情報を伝える会話も、型にしてください。

施術の前に、今日やることを伝えます。何を、どういう順で、どれくらいの時間で。

施術の途中で、いま何をしているかを伝えます。とくに時間のかかる工程では、黙って進めると不安になります。

施術の後に、仕上がりを説明します。どうなったか、次にどうするか。

最後に、家でのケアと、次回の目安を伝えます。

これらは雑談ではありません。伝えなければ、お客様は自分の身に何が起きているか分からないまま時間を過ごします。

希望を引き出す聞き方

「どうしますか」と聞いても、答えられない方がいます。決めていない、言葉にできない、遠慮している。

選択肢を示してください。「AとB、どちらがお好みですか」と聞くと、答えやすくなります。何もない状態から選ぶのは難しいことです。

写真を使ってください。言葉で伝わりにくいものは、見せたほうが早くなります。仕上がりの認識のずれも防げます。

程度を数字で聞いてください。「短く」は人によって違います。「どれくらい短く」を、指で示していただくか、写真で確認します。

避けたいことを聞いてください。したいことより、したくないことのほうが答えやすい場合があります。

前回との比較で聞いてください。「前回と同じでよいか、変えたいか」なら判断できます。ゼロから考えるより負担が軽くなります。

任せたいという方には、任せてよいかを確認したうえで進めてください。ただし、途中で方向性を伝えてください。任せる方も、何をされているかは知りたいものです。

聞いてはいけないこと

会話の内容には、避けるべきものがあります。

年齢、家族構成、収入、職業。これらを施術に必要のない場面で聞くのは避けてください。答えたくない方がいます。

政治や宗教に関わる話題は避けてください。意見が分かれる話題で、断りにくい状況の相手に自分の考えを述べるのは適切ではありません。

他のお客様の話をしないでください。「この前来た方が」という話は、自分のことも他所で話されると受け取られます。

身体的な特徴への言及は慎重にしてください。良い意味のつもりでも、気にしている点かもしれません。

前の担当や他店を否定しないでください。「これは良くないですね」という言い方は、それを選んだ相手を否定することになります。

避ける話題理由
年齢、家族、収入、職業施術に不要で、答えたくない方がいる
政治や宗教断りにくい状況で意見を述べるのは適切でない
他のお客様の話自分のことも話されると受け取られる
身体的な特徴気にしている点かもしれない
前の担当や他店の否定選んだ相手を否定することになる

会計と見送りの一言

施術が終わった後の短い時間も、印象を左右します。

仕上がりを一緒に確認してください。鏡を見ていただき、気になる点がないかを聞きます。ここで直せることは、その場で直したほうが後の不満になりません。

家でのケアを一言添えてください。長い説明は要りません。今日から気をつけることを1つだけ伝えます。

次回の目安を伝えてください。予約を取るかどうかは相手に委ね、目安だけを示します。

見送りは扉の外まで、とは限りません。相手が急いでいるなら、簡潔に済ませるほうが親切です。

「ありがとうございました」だけで終えないでください。今日の内容に触れた一言があると、機械的な対応にはなりません。

記録が会話を助ける

前回の内容を覚えていることは、それだけで価値があります。

前回の施術内容を確認してから迎えてください。「前回はこちらをされましたね」の一言で、覚えていてくれたという印象になります。

会話の内容も、差し支えない範囲で記録してください。旅行の予定、仕事の状況。次回に触れられると、関係が深まります。

ただし、記録する内容には配慮してください。健康や家庭の事情は、扱いに注意が必要な情報にあたる可能性があります。何のために記録するかを考えてください。

記録があると、雑談が得意でなくても会話が続きます。話題を探すのではなく、前回の続きから入れます。

避ける話題と沈黙への向き合い方
避ける話題と沈黙への向き合い方

VANNAでは、予約が顧客と紐づき、来店ごとの記録が顧客の画面に残ります。前回の施術内容とメモを確認してから迎えられます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。

会話の内容を分類したり、話題を提案したりする機能はありません。何を記録するかは自分で決めることになります。この点は把握しておいてください。

料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。決済を使う場合のStripe決済手数料は店舗負担で別途かかります。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。

言いにくいことを伝える

伝えるべきなのに言いにくいことがあります。ここを避けると、後で問題になります。

希望どおりにできない場合です。状態、時間、技術の制約。できない理由を説明し、代わりに何ができるかを伝えてください。曖昧なまま進めて、仕上がってから違うと言われるほうが問題です。

追加の料金が発生する場合です。作業を始める前に伝えてください。終わってから請求すると、聞いていないという話になります。

時間が延びる場合です。見込んだ時点で伝えます。終わってから「遅くなりました」では、次の予定に影響します。

状態に懸念がある場合です。傷んでいる、荒れている。指摘ではなく、事実として伝え、今日できることと家でできることを添えてください。

次回の目安が通常より短い場合です。理由を説明しないと、頻繁に来させようとしていると受け取られます。

いずれも、伝え方は「事実と、こちらの提案」の順です。相手を責める形にしないでください。

沈黙を怖がらない

会話が途切れることを、失敗だと考えないでください。

施術に集中している時間は、黙っていて自然です。技術に集中している姿は、むしろ信頼につながります。

相手が目を閉じているときは、話しかけないでください。休みたい時間かもしれません。

自分が話し続ける必要はありません。相手が話したいなら、聞く側に回るほうが満足度は上がります。

沈黙が気になるのは、施術する側だけということもあります。相手はくつろいでいるかもしれません。

無理に話題を作ろうとすると、当たり障りのない質問を繰り返すことになります。それより、必要なことを丁寧に伝えるほうが伝わります。

初めての方への対応

初回は、情報が何もない状態から始まります。ここで得た情報が、以後の関係を左右します。

来店の理由を聞いてください。何を見て来たか、何を期待しているか。ここに、提供すべきことが表れます。

過去の経験を聞いてください。他店で満足しなかった点は、こちらが避けるべき点です。

好みを聞いてください。仕上がりだけでなく、施術中の過ごし方も含みます。会話を望むかどうかも、ここで確認できます。

説明を丁寧にしてください。初めての場所では、何が起きるか分かりません。工程ごとに一言添えるだけで安心されます。

最後に、次回の目安を伝えてください。押し付けにならないよう、目安として示します。

初回は時間がかかります。枠を長めに取ってください。急いで済ませると、必要な情報が得られず、以後の施術にも影響します。

初回に聞くこと得られるもの
来店の理由何を期待しているか
過去の経験避けるべき点
好みと過ごし方会話を望むかどうかを含む

スタッフがいる場合

会話の質を揃えるには、共有が要ります。

聞くべき4つと伝えるべき4つを共有してください。型があれば、経験の浅い人でも必要な情報を得られます。

避ける話題を共有してください。個人の判断に任せると、線引きがずれます。

記録の書き方を統一してください。何を書き、何を書かないか。個人的な感想を書くと、後で見た人が誤解します。

会話が苦手なスタッフを責めないでください。必須の1つ目と2つ目ができていれば、雑談は個性の範囲です。

お客様によって担当を固定するかどうかも決めてください。会話を求める方と、そうでない方で、合う担当が変わることがあります。

よくある質問

何を話せばよいか分かりません

雑談を考える必要はありません。今日どうしたいか、前回からの変化、体調、時間の制約。この4つを聞き、今日やること、途中の説明、仕上がり、次回の目安を伝える。これで施術は成立します。

話したくなさそうな方にはどうしますか

必要な説明だけを行い、雑談はしないでください。予約の際に確認する項目を用意すると、察する必要がなくなります。記録に残せば、次回も同じ対応ができます。

沈黙が気まずいです

施術に集中している時間は、黙っていて自然です。相手が目を閉じているときは話しかけないでください。沈黙が気になるのは施術する側だけということもあります。

記録に何を書けばよいですか

前回の施術内容と、次回に触れられる話題です。ただし健康や家庭の事情は扱いに注意が必要な情報にあたる可能性があります。何のために記録するかを考えてください。

前の担当や他店について聞かれたら

否定しないでください。「これは良くないですね」という言い方は、それを選んだ相手を否定することになります。事実として状態を説明し、今日できることを伝えてください。

会話が苦手なスタッフがいます

必須の部分ができているかを確認してください。聞くべきことと伝えるべきことができていれば、雑談は個性の範囲です。型を共有すると、経験が浅くても必要な情報を得られます。

「お任せで」と言われたら

任せてよいかを確認したうえで進めてください。ただし途中で方向性を伝えます。任せる方も、何をされているかは知りたいものです。仕上がってから違うと言われる事態も防げます。

希望が言葉にならない方には

選択肢を示す、写真を使う、程度を数字で聞く、避けたいことを聞く、前回との比較で聞く。この5つで答えやすくなります。ゼロから考えていただくのは負担です。

言いにくいことをどう伝えますか

「事実と、こちらの提案」の順です。希望どおりにできない、追加の料金が発生する、時間が延びる、状態に懸念がある。いずれも早く伝えるほど問題になりません。相手を責める形にしないでください。

出典

本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。顧客情報の記録と取り扱いについては、個別の事情により判断が変わるため、必要に応じて専門家にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。