同意の記録をどう残すか|撮影・連絡先・お知らせ・施術の記録
公開: 2026年7月29日最終更新: 2026年8月1日
Summary
サロンがお客様から得た同意を記録に残す方法を整理します。口頭では残らない理由、同意が必要な四つの場面、範囲を分けて聞く手順、書面と顧客の記録への残し方、日付を書く意味、撤回されたときの対応と使った場所の記録、未成年の方への配慮を扱います。
「この写真、載せてもいいですか」と聞いて、「いいですよ」と言われました。1年後、その方から「消してほしい」と連絡が来ました。いつ、どこまで許可をもらったか、記録がありませんでした。
同意は、取るだけでは足りません。残していないと、後で証明できないためです。

口頭の同意は残らない
まず、この前提から。「いいですよ」と言われても、記録は残りません。後で「そんなことは言っていない」となる場合があります。悪意がなくても、記憶は食い違うためです。
何に同意が要るか
場面を、整理してください。写真の撮影と公開、連絡先の取得とその利用、お知らせや案内の送信、施術の記録の保管。この四つが、主な場面になります。
| 場面 | 記録する内容 |
|---|---|
| 写真 | 撮影の可否/公開の範囲 |
| 連絡先 | 何に使うか |
| お知らせ | 送ってよいか |
| 施術の記録 | 保管の期間 |

範囲を分けて聞く
ここは、まとめて聞かないでください。「写真を撮ってよいですか」と「公開してよいですか」は、別だからです。「連絡先を教えてください」と「案内を送ってよいですか」も、別になります。一つずつ、確認してください。
連絡先を取得するときは、何に使うかを伝えてください。予約の連絡だけか、案内も送るか。伝えていない用途には、使わないことです。
書面で残す
これが、最も確実な方法になります。初回の記入の用紙に、同意の欄を設けてください。「写真の公開に同意する」の項目を作って、印を付けてもらいます。日付も、あわせて記入してもらうことです。
ただし、強制にしないでください。同意しない選択ができる形に、します。「同意しないと施術を受けられない」形は、避けることです。必要な範囲を超えた同意も、求めないでください。
顧客の記録に残す
ここは、探せる形が要ります。同意の内容を、その方の記録に書いてください。紙の台帳でも、画面でも構いません。「写真:サイトのみ可(2026-07-15)」という形です。
日付は、必ず書いてください。いつ同意を得たかが、後で重要になるためです。期間の制限がある場合は、その起点にもなります。日付のない記録は、根拠として弱くなります。
撤回できることを伝える
これは、信頼につながります。「後から取り消せます」と伝えることで、同意しやすくなるためです。逆に伝えずに取ると、後で問題になります。

撤回されたときの手順
ここも、決めておいてください。撤回の連絡を受けたら、速やかに対応します。写真なら、公開を止めて削除する。案内なら、送信の対象から外す。対応した日も、記録することです。
削除は、漏れが起きます。サイトから消しても投稿に残っている場合や、印刷物に使っている場合があるためです。どこに使ったかを記録していないと、消せません。
ですから、使った場所を記録してください。その写真をサイト、投稿、チラシ、掲載のどこに使ったか。一覧にしておくことで、撤回に対応できます。
スタッフにも同じ手順を
ここは、統一が必要です。誰が聞いても、同じ形で記録する。その手順を、紙に書いて共有してください。人によって記録の仕方が違うと、探せないためです。
未成年の方の場合
この場合は、追加の配慮が要ります。未成年の方の写真を公開する場合、保護者の同意も確認してください。本人が良いと言っても、それだけでは足りない場合があるためです。判断に迷う場合は、公開しない選択が確実になります。
同意なく取得しない
これは、原則です。同意を得ていない情報を、取得しないでください。会話の中で知った家族の情報なども、記録しないことです。必要な範囲に、限ってください。
案内の停止を受け付ける
ここは、法令に関わります。お知らせや案内を送っている場合は、停止の申し出を受け付けてください。停止の方法も、送る文面に書きます。申し出があったら、速やかに対象から外すことです。
停止の記録も、残してください。いつ、誰から、何の停止を求められたか。対応した日も記録することで、再び送ってしまう事故を防げます。
目的を変えるとき
ここは、改めて同意が要ります。予約の連絡のために取得した連絡先を案内に使う場合、これは目的の変更にあたるためです。改めて、同意を得てください。
顧客の情報を外部に渡す場面も、原則として同意が要ります。事前に同意を得たうえで、渡す相手と範囲を明示してください。
制作や分析のために業者に渡す場合は、範囲を最小限にしてください。渡す範囲を必要な分だけにして、扱いを書面で定めます。
同意の文言を作る
準備しておくことで、楽になります。聞くときの言い方を、決めておいてください。「施術後の写真を、当店のサイトに掲載してもよろしいでしょうか」。毎回考えると、聞き漏らすためです。
保管の期間を決める
これは、いつまで持つかの話です。同意の記録も、いつまで保管するかを決めてください。顧客の記録と、同じ期間で構いません。考え方は、顧客情報をいつまで持つかで整理しています。
用紙を作り直す
これは、いまできることです。初回の記入の用紙に同意の欄が無い場合は、その欄を足した用紙を作ってください。明日から、使えます。
すでに来ている方への対応
これは、過去の分の扱いです。同意の記録が無い方は、多くいます。その方の写真を使う場合は、次の来店のときに改めて確認してください。
同意の記録が無いまま公開しているものも、あるはずです。すぐ消す必要があるとは限りませんが、確認する価値はあります。判断に迷う場合は、いったん外すことです。
説明の掲示を出す
これは、補う方法です。店内に、情報の扱いについての掲示を出す方法があります。サイトにも、同じ内容を載せてください。考え方は、予約フォームで取得する顧客情報の記載義務で整理しています。
記録の置き場所
これも、管理の一部です。同意の記録には名前が含まれるため、顧客の情報と同じ扱いで保管してください。誰でも見られる場所には、置かないことです。
断られても記録する
これは、意外に重要です。同意しなかった場合も、「写真:不可(2026-07-15)」の形でその旨を記録してください。記録がないと、次に来たときにまた聞くことになるためです。
一度断られた方に、繰り返し聞かないでください。記録があることで、防げます。
求められたら見せる
これは、当然の対応です。「私はどこまで同意しましたか」と聞かれる場合があります。記録があれば、その場で答えられます。無いと、曖昧な返答になるためです。
定期的に見直す
これは、年に1回で足ります。同意を得ずに使っているものがないか、期間の制限を過ぎたものがないか。確認する日を、決めてください。
同意の欄に書く項目を絞る
用紙に項目を並べすぎると、読まれずに印だけを付けられます。それでは、同意を得たことになりません。
項目は、写真の公開と案内の送信。この二つから、始めてください。それぞれに「はい/いいえ」を置いて、日付と署名の欄を添えます。細かく分けたくなりますが、増やすほど読まれなくなるためです。渡すときに一言添えて、その場で読んでもらう形が確実になります。
記録が無いまま使っている分を洗い出す
いま公開しているものを、一度並べてください。サイトの写真、投稿の写真、印刷物の写真。それぞれについて、誰の写真で同意の記録があるかを確認します。
多くの店で、記録の無い分が出てきます。全部を消す必要はありませんが、どれが該当するかは把握しておいてください。連絡が来たときに、その場で探すことになるためです。把握していれば、すぐ対応できます。判断に迷うものから順に外していく形で、構いません。
VANNAでできること
VANNAでは、顧客ごとにメモを残せます。ですから同意の内容と日付を、その方の記録に残せます。顧客の記録は、CSV形式で取り出せます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
一方で同意の書面を作成したり、法令への適合を判定したりする機能はありません。同意の管理は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
今日やる一つ
初回の記入の用紙に、同意の欄を作ってください。「写真の公開に同意する」の一行で、足ります。明日から、使えます。
よくある質問
口頭の同意では足りませんか
記録が残りません。後で「そんなことは言っていない」となる場合があります。悪意がなくても、記憶は食い違います。
何に同意が要りますか
写真の撮影と公開、連絡先の取得と利用、お知らせの送信、施術の記録の保管。この四つが主な場面です。
まとめて聞いてよいですか
「撮ってよいか」と「公開してよいか」は別です。「連絡先を教えてください」と「案内を送ってよいか」も別です。
何を伝えますか
連絡先を取得するとき、何に使うかを伝えてください。伝えていない用途に、使わないでください。
どう記録しますか
初回の記入の用紙に、同意の欄を設けてください。「写真の公開に同意する」の項目に印を付けてもらい、日付も記入してもらいます。
同意しない方には
同意しない選択ができる形にしてください。「同意しないと施術を受けられない」形は避けてください。
顧客の記録にも書きますか
「写真:サイトのみ可(2026-07-15)」の形で書いてください。紙の台帳でも、画面でも構いません。
日付は必要ですか
いつ同意を得たかが重要になります。期間の制限がある場合、その起点になります。日付のない記録は、根拠として弱くなります。
撤回できることは伝えますか
「後から取り消せます」と伝えてください。伝えると同意しやすくなり、伝えずに取ると後で問題になります。
撤回されたら
速やかに対応してください。写真なら公開を止めて削除し、案内なら送信の対象から外します。対応した日も記録してください。
削除の漏れを防ぐには
サイトから消しても、投稿や印刷物に残っている場合があります。どこに使ったかを記録していないと、消せません。
使った場所は記録しますか
サイト、投稿、チラシ、掲載。一覧にしておくと、撤回に対応できます。
スタッフにも同じ手順を
誰が聞いても同じ形で記録する手順を、紙に書いて共有してください。人によって違うと、探せません。
未成年の方は
保護者の同意も確認してください。本人が良いと言っても、それだけでは足りない場合があります。迷う場合、公開しない選択が確実です。
会話で知った情報は
同意を得ていない情報を、記録しないでください。必要な範囲に限ってください。
案内の停止はどう受け付けますか
停止の方法を、送る文面に書いてください。申し出があったら、速やかに対象から外してください。
停止の記録も残しますか
いつ、誰から、何の停止を求められたか。対応した日も記録すると、再び送る事故を防げます。
用途を変える場合は
予約の連絡のために取得した連絡先を案内に使うのは、目的の変更です。改めて同意を得てください。
外部に渡す場合は
原則として、事前に同意が要ります。渡す相手と範囲を明示してください。
業者に渡すときは
渡す範囲を必要な分だけにし、扱いを書面で定めてください。
聞き方は決めますか
「施術後の写真を、当店のサイトに掲載してもよろしいでしょうか」。毎回考えると、聞き漏らします。
保管の期間は
顧客の記録と同じ期間で構いません。いつまで保管するかを決めてください。
いま何から始めますか
初回の記入の用紙に、同意の欄を足した版を作ってください。明日から使えます。
すでに来ている方は
同意の記録が無い方が多くいます。次の来店のときに、改めて確認してください。
過去に公開したものは
すぐ消す必要があるとは限りませんが、確認する価値があります。迷う場合、いったん外してください。
掲示は出しますか
店内に情報の扱いについての掲示を出し、サイトにも同じ内容を載せてください。
置き場所は
同意の記録には名前が含まれます。顧客の情報と同じ扱いで保管し、誰でも見られる場所に置かないでください。
断られた場合も記録しますか
「写真:不可(2026-07-15)」の形で記録してください。無いと、次に来たときにまた聞くことになります。
何度も聞いてよいですか
一度断られた方に、繰り返し聞かないでください。記録があることで、防げます。
見せてほしいと言われたら
記録があれば、その場で答えられます。無いと、曖昧な返答になります。
見直しの頻度は
年に1回で足ります。同意を得ずに使っているものや、期間の制限を過ぎたものがないかを確認してください。
今日は何をしますか
初回の記入の用紙に、同意の欄を作ってください。「写真の公開に同意する」の一行で足ります。明日から使えます。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。同意の取得と記録に求められる対応は、取り扱う情報の内容と個別の事情によって変わります。判断に迷う場合は、専門家や所管の窓口にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



