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許認可・資格(美容所登録)

サロンの店名と商標の確認|決める前に調べること

公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月1日

Summary

店名を決める前の確認事項を整理します。名前を巡って起こりうること、開業前の確認、商標の検索方法、自分で登録するかの判断、名前を決めるときの視点、問題が判明した場合の対応、変更の手順を扱います。

店名を決めた。看板を作り、名刺を刷り、ホームページも作った。

数年後、同じ名前を商標として登録している事業者から連絡が来る。この可能性を、開業のときに確認していますか。

店名を決める前に確認する4項目を並べた図
店名を決める前に確認する4項目を並べた図

何が起こりうるか

名前を巡る問題には、いくつかの形があります。すでに商標として登録されている名前を使っていると、使用の中止を求められる可能性があります。近隣に同じ名前の店があれば混同され、間違えて来られたり電話が来たりもするでしょう。自分が使っている名前を、後から他者が商標として登録する場合もあります。名前を変えることになると、看板、印刷物、ホームページ、届け出に費用がかかります。

長く使った名前ほど、変える影響は大きくなります。認知されている分、失うものも大きいからです。開業のときに確認しておけば、避けられる問題です。

起こりうること影響
登録された商標と同じ使用の中止を求められる可能性
近隣に同名の店混同される
後から他者が登録使用に制約が生じる場合も
名前を変える看板、印刷物、サイトの費用

開業前に確認すること

決める前に、いくつか調べてください。同じ名前の店が近隣にないかは、地図で検索すれば分かります。同じ業種で同じ名前を使っている事業者がいないかも、地域を広げて確認してください。商標として登録されていないかは、特許庁が提供している検索の仕組みで調べられます。ホームページの住所として使える文字列が空いているか、SNSで同じ名前が使われていないかも確認してください。

これらを、名前を決める前に行ってください。決めてから調べると、変更しにくくなります。

商標の検索

登録の状況は、自分で調べられます。特許庁が提供する検索の仕組みで、登録されている商標を調べられるためです。名称だけでなく、区分も関わります。同じ名前でも、扱う商品やサービスが違えば別の扱いになる場合があります。読み方が同じで文字が違う場合も、似ている名称も、問題になることがあります。検索して見つからなければ安全とは限りません。出願中のものもあります。

判断に迷う場合、弁理士に相談してください。専門の資格を持つ方です。無料の相談窓口もあるので、地域の知的財産に関する支援の窓口を確認してください。

名前を決めるときの4つの実務的な視点を並べた図
名前を決めるときの4つの実務的な視点を並べた図

自分で登録するかの判断

商標として登録することもできます。登録すると、その名称を独占的に使える権利が生じ、他者に同じ名称を使われることを防げます。ただし、出願、登録、更新のそれぞれに費用と手間がかかります。登録までの時間も、数か月から1年程度が目安とされています。

すべての店が登録しているわけではありません。地域で営業する小規模な店では、登録していない場合が多くあります。将来、複数の店を出す予定があるなら、検討する価値があります。商品を販売する場合、その商品名についても同じ確認が要ります。

名前を決めるときの視点

法的な確認だけでなく、実務上の視点もあります。読めない名前は口コミで伝わりませんし、電話で伝えられない名前は検索されません。長い名前は、勝手に略されます。一般的な単語だけだと、検索で埋もれます。業種が分かる名前にする方法もありますが、これは業種を変えるときに合わなくなるでしょう。地名を入れる方法にも、移転すると合わなくなるという弱点があります。

流行の言葉を使うと、時間が経ったときに古く見えます。

使い始めてから気づいた場合

すでに使っている名前に問題があると分かった場合、まず何が問題で誰の権利かを正確に把握してください。そのうえで、弁理士か弁護士に相談します。自己判断で対応しないでください。連絡が来た場合、放置すると事態が悪化するので、無視しないでください。ただし、すぐに謝罪や約束もしないでください。事実を確認してから対応します。変える必要がある場合、期間の猶予を交渉できることもあります。

変えることになった場合、行政への届け出から表示の変更まで手順が多くあります。早めに着手してください。

名前を変えることになった場合にやることを4つ並べた図
名前を変えることになった場合にやることを4つ並べた図

名前を変える手順

変更が必要になった場合、やることが多くあります。名称の変更は届け出の対象になることがあるため、保健所への届け出が必要な場合があります。税務署への届け出の要否も確認してください。賃貸、リース、保険、取引先といった契約している先にも連絡が要ります。屋号を使っている場合、銀行の口座の名義も変更が必要です。看板、印刷物、ホームページ、SNSの表示も、すべて変えてください。名前が変わったことが分からないと探せなくなるので、お客様への告知も要ります。

検索で見つかる状態を、保ってください。以前の名前でも、たどり着ける形にしてください。

VANNAでできること

VANNAでは、店名や店舗の情報を管理画面から変更でき、ホームページに反映されます。独自のドメインを設定している場合、その扱いは別に確認が要ります。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。

商標の調査や登録を代行する機能はありません。確認と手続きは、自分で行うか専門家に依頼することになります。この点は把握しておいてください。

料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。決済を使う場合のStripe決済手数料は店舗負担で別途かかります。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。

屋号と店名の関係

同じである必要はありません。屋号は事業を行う名称で、開業の届け出で使います。店名は、来店される方に示す名称です。同じにすれば統一されて分かりやすくなりますし、分ければそれぞれの用途が明確になります。複数の店を出す場合、屋号は共通で店名は個別という形もあります。

契約や請求で使う名称は、明確にしてください。取引先が混乱します。口座の名義、請求書の記載、領収書の発行者名。どれを使うかを決めてください。

場面使う名称
開業の届け出屋号
看板・ホームページ店名
契約・請求どちらを使うか決めておく
領収書の発行者実態と合っている必要がある

判断に迷う場合の相談先

自分で判断できない場面があります。弁理士は商標に関する専門の資格を持つ方で、登録の可否や他者の権利との関係を判断できます。紛争になった場合の交渉や対応は、弁護士が扱う領域です。特許庁や地域の知的財産に関する支援の窓口にも相談の仕組みがあり、無料で使える場合があります。商工会やよろず支援拠点でも、専門家を紹介されることがあります。

自己判断で「大丈夫だろう」と進めないでください。後から変えるほうが、費用がかかります。相談は、開業の前が最も安く済みます。何も投資していない段階なら、名前を変えるだけで足ります。

開業後も確認する

一度調べたら終わり、ではありません。後から同じ名前を商標として登録する事業者が現れることも、近隣に似た名前の店ができることもあります。年に一度、検索して確認してください。数分で終わる作業です。自分の名前で検索して他の事業者が上位に出る状態になっていないか、SNSで似た名前のアカウントが作られていないかも確認します。

早く気づけば、対応の選択肢が増えます。時間が経つほど、相手の使用実績も積み上がります。気づいたら、いつ何を見つけたかを記録に残してください。画面を保存しておくと、後で使えます。開店の告知、印刷物、掲載された記事のように、自分が先に使っていたことを示せる日付入りの資料も残しておいてください。

他者の名称を使わない

自分の名前だけでなく、使う言葉全般に注意が要ります。メーカーの商品名を店の名称に含めないでください。有名な事業者の名称に似せることも、避けるべきです。技術の名称に登録された商標が含まれる場合があるので、メニューの名前に使う際は確認してください。「〇〇認定」といった表示は、実際に認定を受けている場合に限ります。根拠のない比較は問題になるため、他店の名称を比較のために出すことも避けてください。ホームページに掲載する画像や店内に飾るものについても、権利を確認してください。

判断に迷う場合、その言葉を使わない選択が最も安全です。

避けること理由
メーカーの商品名を店名に商標に抵触する可能性
有名な事業者に似せる混同を招く
未取得の「認定」表示事実と異なる表示
他店との根拠のない比較表示の適正に関わる

変えずに済ませる工夫

問題が生じた場合、必ずしも全部を変える必要はありません。文字の種類や記号の有無といった表記を変える方法がありますが、これで解決するとは限りません。地名や業種を加えて区別できる形にする方法や、看板は変えずに特定の場面での使用を控えるという、使う範囲を限る方法もあります。

いずれも、法的に問題がないかを確認してから行ってください。自己判断で「これなら大丈夫」としないでください。相手方と話し合いで解決する場合もあり、使用を認められるなら、その内容を書面にしてください。すぐに全部を変えるより段階的に移行する形も検討できますが、これには相手方の同意が要ります。

表記のゆれを決めておく

同じ名前でも、書き方が複数あると探されにくくなります。全角と半角、大文字と小文字、間に空白を入れるかどうか。どれを正式とするかを決めてください。

決めたら、看板、名刺、ホームページ、地図の情報、SNSのすべてで揃えてください。ばらばらだと、検索したときに別の店として扱われる場合があります。読み方も決めて、ホームページのどこかに書いておいてください。電話で伝えるときに、双方が迷いません。

よくある質問

開業前に何を確認しますか

近隣に同じ名前の店がないか、同じ業種で同じ名前を使っている事業者がいないか、商標として登録されていないか、ホームページの住所とSNSの名前が空いているか。決める前に行ってください。

商標はどう調べますか

特許庁が提供する検索の仕組みで調べられます。名称だけでなく、区分も関わります。読み方が同じで文字が違う場合も確認してください。出願中のものは見つからない場合があります。

自分で登録すべきですか

登録すると独占的に使える権利が生じますが、費用と手間がかかります。地域で営業する小規模な店では、登録していない場合が多くあります。将来、複数の店を出す予定があるなら検討の価値があります。

名前を決めるときの視点は

読める、聞いて書ける、覚えやすい長さ、検索して見つかる。地名を入れると移転時に合わなくなり、流行の言葉は時間が経つと古く見えます。

使っている名前に問題があると分かったら

状況を正確に把握し、弁理士か弁護士に相談してください。連絡が来た場合、無視しないでください。すぐに謝罪や約束をせず、事実を確認してから対応します。

名前を変えるとき何をしますか

保健所と税務署への届け出、契約先への連絡、口座の名義、看板と印刷物とホームページの変更、お客様への告知。以前の名前でもたどり着ける形にしてください。

屋号と店名は同じにすべきですか

同じである必要はありません。契約や請求で使う名称を明確にしてください。口座の名義、請求書の記載、領収書の発行者名。どれを使うかを決めておかないと、取引先が混乱します。

誰に相談すればよいですか

商標は弁理士、紛争は弁護士。特許庁や地域の知的財産に関する支援の窓口に、無料で使える相談の仕組みがある場合があります。商工会やよろず支援拠点でも紹介されます。

いつ相談するのがよいですか

開業の前が最も安く済みます。何も投資していない段階なら、名前を変えるだけで済みます。看板や印刷物を作った後だと、費用が生じます。

メニューの名前にも注意が要りますか

要ります。技術の名称に、登録された商標が含まれる場合があります。メーカーの商品名を店名やメニュー名に含めることも避けてください。

「〇〇認定」と表示してよいですか

実際に認定を受けている場合に限ってください。事実と異なる表示は問題になります。認定の内容と、有効な期間も確認してください。

全部を変えずに済みますか

表記を変える、地名や業種を加えて区別する、使う範囲を限る。いずれも法的に問題がないかを確認してから行ってください。自己判断で「これなら大丈夫」としないでください。

相手方と話し合えますか

話し合いで解決する場合もあります。使用を認められる場合、その内容を書面にしてください。口頭の合意は、後で確認できません。

表記が場所によって違います

どれを正式とするかを決めて、すべての場所で揃えてください。ばらばらだと、検索したときに別の店として扱われる場合があります。読み方も書いておいてください。

出典

本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理であり、個別の法的助言ではありません。商標に関する判断は、名称、区分、既存の権利との関係によって変わります。必ず弁理士または専門の窓口にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。