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経営・数値・利益

仕入先との支払いのトラブル|条件の食い違いを防ぐ

公開: 2026年7月29日最終更新: 2026年8月1日

Summary

サロンが材料や商品を仕入れる取引で起きる食い違いと、その防ぎ方を整理します。最初に書面にする四つの条件、初回だけの価格の見分け方、納品書と請求書の二段階の照合、支払いが難しい月の相談、最低の注文数量と送料の条件、1社に依存しない備えを扱います。

請求書を見たら、聞いていた金額と違いました。「その価格は最初の1回だけです」と言われました。書面には、どこにも書かれていませんでした。

仕入れの取引は、条件が曖昧なまま続きやすい形です。ですから最初に決めておくことで、揉めずに済みます。

取引開始時に書面にする四つを、価格・注文の単位・支払いの期日・送料の四行で整理した図
取引開始時に書面にする四つを、価格・注文の単位・支払いの期日・送料の四行で整理した図

取引の条件を書面にする

まず、四つの条件を書面で確認してください。商品の価格、注文の単位、支払いの期日、送料の扱いです。この四つが決まっていることで、たいていの行き違いは防げます。

初回だけの価格に注意する

「お試し価格」で始まる取引が、あります。2回目から通常の価格になりますが、その旨が明示されていないことも少なくありません。ですから継続する価格なのか初回だけなのかを、確認してください。

確認する項目内容
価格継続する価格か、初回だけか
注文の単位最低の数量があるか
支払いの期日いつまでに払うか
送料含むか、別途か。無料の条件
毎回の確認を、商品と納品書・納品書と請求書・単価の照合の三点で示した図
毎回の確認を、商品と納品書・納品書と請求書・単価の照合の三点で示した図

価格表をもらう

取り扱う商品の価格表を、もらってください。これがあることで請求書と照合でき、価格が変わった場合にも気づけます。

値上げの通知を確認する

価格が変わる場合、いつ知らされるのか。事前の通知が、あるのか。黙って上がる形は、避けてください。

請求書を毎回確認する

請求書の確認を、習慣にしてください。注文した数量と請求の数量が合っているか、単価はいつもと同じか、送料は想定どおりか。数分の確認で、誤りは見つかるためです。

納品書と照合する

照合には、順番があります。まず届いた商品と納品書、次に納品書と請求書。この二段階です。届いていないものが請求されている場合が、あるためです。

数量の誤りを見つけたら

その日のうちに、連絡してください。時間が経つと、確認が難しくなるためです。写真を撮っておくことで、伝わりやすくなります。

支払いの期日を守る

期日を守ることが、取引の基本です。遅れる場合は、事前に連絡してください。黙って遅れると、取引そのものを止められる場合があるためです。

資金が足りない場合

支払いが難しい月も、あります。その場合は、期日の前に相談してください。分割や期日の延長に、応じてもらえることがあるためです。

依存しない仕入れの形を、2社から買える・在庫は1か月分・送料で買い足さない・担当が変わったらの四つに分けた図
依存しない仕入れの形を、2社から買える・在庫は1か月分・送料で買い足さない・担当が変わったらの四つに分けた図

最低の注文の数量

「〇個以上から」という条件がある場合も、あります。一人の店では使い切れないこともあるため、少量で買える先を探してください。

送料の条件を確認する

「〇円以上で送料無料」という条件は、多くあります。ただしその金額に届かせるために、余計に買っていませんか。送料を払ったほうが安く済む場合も、あります。

在庫を抱えすぎない

まとめて買うと単価は下がりますが、その分の資金が寝ます。使用期限のあるものは、特に注意が要ります。ですから1か月で使い切る量を、目安にしてください。

1社に依存しない

すべてを1社から仕入れていると、条件を変えられたときに困ります。ですから主要な商品は、2社から買える状態にしてください。考え方は、サロンの仕入先との付き合い方で整理しています。

担当者が変わったとき

担当者が変わると、前の条件が引き継がれない場合があります。その場合は、書面で確認し直してください。口頭の約束は、まず引き継がれないためです。

届かない場合の対応

予定の日に届かない場合は、まず確認していつ届くかを聞いてください。営業に支障が出るなら、その旨もあわせて伝えます。

商品が違う場合

注文と違う商品が届くことも、あります。ですから開封の前に、確認してください。開封してしまうと、返品できない場合があるためです。

返品の条件を確認する

間違って注文した場合に、返せるのか。未開封が、条件か。返送の費用は、どちらの負担か。これらを、取引を始める前に決めておいてください。

期限切れの商品が届いた場合

使用期限が近い、または過ぎている場合もあります。その場で確認して、交換を求めてください。受け取ってから時間が経つと、難しくなるためです。

掛けの取引と前払いの違い

商品を先に受け取って後で払う形と、先に払ってから届く形があります。どちらを選ぶかで、資金の流れが変わるためです。

掛けの取引を始めるとき

開業したばかりだと、前払いを求められる場合があります。ただし取引を続けるうちに掛けへ変わることもあるため、その条件を聞いておいてください。

支払いの方法を決める

振り込みにすることで、記録が残ります。ですから現金の手渡しは、避けてください。領収書も、必ず受け取ります。

請求の締めの日を確認する

月末締めか、20日締めか。支払いは、翌月の何日か。この間隔で、資金が必要になる時期が決まるためです。

数量の単位を確認する

「1」が1本なのか1箱なのかで、大きく変わります。ですから注文の単位を、確認してください。初めて扱う商品は、特に注意が要ります。

発注の記録を残す

いつ、何を、いくつ注文したか。これを残しておくことで、後で照合できます。

電話での注文を避ける

電話での注文は、記録に残らないうえ聞き間違いも起きます。数量も商品も、間違えます。ですから記録が残る方法で、注文してください。

消費税の扱いを確認する

表示されている価格が、税込か税抜きか。請求書で、どう計算されているか。確認しておくことで、見積もりの誤差が減ります。

経費として記録する

仕入れの費用は、経費になります。ですから請求書と領収書を、月ごとに保管してください。まとめておくことで、申告のときに楽になります。

訪問での販売に注意する

営業の方が来て、その場で商品を置いていく場合があります。注文していないものは、受け取らないでください。受け取ると、請求されるためです。

定期の配送を確認する

一度注文すると、毎月自動で届く形もあります。必要な量と合っているかを、確認してください。止めたい場合は、いつまでに伝えればよいかも聞いておきます。

使わなくなった商品

メニューを変えると、使わない商品が残ります。ですから定期の配送は、止めてください。止め忘れると、使わないものが届き続けるためです。

値上げを伝えられたときの対応

仕入れの価格が上がると伝えられたときは、そのまま受け入れるか条件を交渉するかの判断になります。まず、上がる理由と幅を聞いてください。原材料の高騰なのか、取引の条件が変わったのか。次に注文の量や支払いの時期を変えることで、据え置けないかを聞きます。それでも上がるなら、その分を自店の料金に反映するかどうかを考える番です。黙って受け入れて利益だけが薄くなる状態が、最も避けたい形になります。

仕入れの価格が料金に与える影響を計算する

材料費が上がったときは、どのメニューがどれだけ影響を受けるかを出してください。1回の施術で使う量に、上がった単価を掛ければ出ます。多くの場合、思ったより小さい金額です。逆に大きい場合は、料金の見直しが必要になります。ですから感覚ではなく、数字で判断してください。

年に1回、取引を見直す

いま買っているものが、いまも必要か。価格が他社と比べて、妥当か。年に1回、確認する日を決めてください。

記録を残す

注文の内容、届いた日、請求の金額。これを、月ごとにまとめてください。税務の書類としても、必要になるためです。

VANNAでできること

VANNAでは、仕入れの管理はできませんが、売上の記録から、どのメニューがどれだけ出たかを確認できます。使う量の見込みを立てる材料になります。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。

在庫を管理したり、発注を行ったりする機能はありません。仕入れの管理は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。

料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。

今日やる一つ

先月の請求書と、納品書を照合してください。数量と単価が、合っているか。合っていなければ、今日のうちに連絡します。

よくある質問

何を書面にしますか

商品の価格、注文の単位、支払いの期日、送料の扱い。この四つです。

「お試し価格」は続きますか

2回目から通常の価格になる場合があります。その旨が明示されているか、確認してください。

価格表はもらいますか

もらってください。請求書と照合でき、価格が変わった場合も気づけます。

値上げは知らされますか

事前の通知があるかを確認してください。黙って上がる形は、避けてください。

請求書は毎回確認しますか

注文した数量と請求の数量、単価、送料。数分の確認で、誤りを見つけられます。

どう照合しますか

届いた商品と納品書、納品書と請求書。この二段階です。届いていないものが請求されている場合があります。

誤りを見つけたら

その日のうちに連絡してください。時間が経つと、確認が難しくなります。写真を撮っておくと伝わります。

支払いの期日は

守ることが取引の基本です。遅れる場合、事前に連絡してください。黙って遅れると、取引を止められる場合があります。

資金が足りない月は

期日の前に相談してください。分割や、期日の延長に応じてもらえる場合があります。

最低の注文の数量は

「〇個以上から」という条件がある場合があります。一人の店では使い切れない場合があり、少量で買える先を探してください。

送料の条件は

「〇円以上で送料無料」が多くあります。その金額に届かせるために余計に買うより、送料を払ったほうが安い場合があります。

在庫はどのくらい持ちますか

まとめて買うと単価は下がりますが、資金が寝ます。1か月で使い切る量を目安にしてください。

1社にまとめてよいですか

条件を変えられたときに困ります。主要な商品は、2社から買える状態にしてください。

担当者が変わりました

前の条件が引き継がれない場合があります。書面で確認してください。口頭の約束は引き継がれません。

届かない場合は

まず確認し、いつ届くかを聞いてください。営業に支障が出る場合、その旨も伝えてください。

違う商品が届きました

開封の前に確認し、すぐ連絡してください。開封すると、返品できない場合があります。

返品はできますか

未開封が条件か、返送の費用はどちらの負担か。先に決めておいてください。

期限が近い商品が届きました

その場で確認し、交換を求めてください。受け取ってから時間が経つと、難しくなります。

掛けと前払いの違いは

商品を先に受け取り後で払う形と、先に払ってから届く形。どちらかで、資金の流れが変わります。

掛けで取引できますか

開業したばかりだと、前払いを求められる場合があります。取引を続けると変わる場合があり、条件を聞いておいてください。

支払いの方法は

振り込みにすると、記録が残ります。現金の手渡しは避け、領収書も必ず受け取ってください。

締めの日は確認しますか

月末締めか20日締めか、支払いは翌月の何日か。この間隔で、資金の必要な時期が決まります。

数量の単位は

「1」が1本か1箱かで、大きく変わります。初めての商品は、特に注意してください。

注文はどう記録しますか

電子メールか書面で注文してください。電話での注文は、記録に残らず、聞き間違いも起きます。

消費税はどう扱われますか

表示されている価格が税込か税抜きか、請求書でどう計算されているか。確認しておくと、見積もりの誤差が減ります。

経費として記録しますか

請求書と領収書を、月ごとに保管してください。まとめておくと、申告のときに楽になります。

訪問で商品を置いていかれました

注文していないものは、受け取らないでください。受け取ると、請求されます。

定期の配送は確認しますか

必要な量と合っているか、止めたい場合いつまでに伝えるか。確認してください。

使わなくなった商品は

定期の配送を止めてください。止め忘れると、使わないものが届き続けます。

見直しの頻度は

年に1回、いま買っているものが必要か、価格が妥当かを確認する日を決めてください。

記録は何を残しますか

注文の内容、届いた日、請求の金額。月ごとにまとめてください。税務の書類としても必要になります。

値上げを伝えられました

まず、上がる理由と幅を聞いてください。次に、注文の量や支払いの時期を変えて据え置けないかを聞きます。黙って受け入れて利益だけが薄くなるのが、最も避けたい形です。

料金に転嫁すべきですか

1回の施術で使う量に、上がった単価を掛けて影響を出してください。多くの場合、思ったより小さい金額です。感覚ではなく、数字で判断してください。

今日は何をしますか

先月の請求書と納品書を照合し、数量と単価が合っているかを確認してください。合っていなければ、今日連絡してください。

出典

本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。取引の条件と返品の可否は、個別の契約によって決まります。判断に迷う場合は、専門家や事業者向けの相談窓口にご相談ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。