サロンで短い動画を作るか|手間に見合うかを先に判断する
公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月7日
Summary
短い動画に取り組むかの判断基準を整理します。写真との手間の差、向いている内容と向いていない内容、長さと構成、手ぶれと音と字幕、編集時間の上限、動画の同意、頻度の決め方、やめる基準を扱います。
短い動画を出したほうがいい。そう言われて始めたものの、1本に3時間かかって止まった。
作るかどうかは、手間と成果を並べてから決める話です。流行っているから、では続かないためです。

手間が写真と桁違いになる
まず、ここを見てください。写真は、撮って選んで一言添えれば終わります。10分です。一方で動画は、撮って、切って、並べて、字幕を入れて、音を選びます。慣れていない状態では、1本に2時間から3時間かかるためです。
週に1本作ると、月に10時間前後になります。その10時間で施術ができたならいくらになるかと、比べてください。
作る前に決める三つ
決めずに始めると、途中で止まります。まず、何のために作るか。写真では伝わらない何を、伝えるか。次に、月に何本作るか。上限を、先に決めてください。そして、いつやめるか。何か月やって成果が出なければ止めるかも、先に決めます。
この三つが決まっていない状態で始めると、疲れて止まるだけです。しかも止まった動画の投稿は、写真より目立ちます。
動画が向いている内容
向いているのは、動きがあるものです。まず、施術の手順そのもの。手の動きは、写真では伝わらないためです。道具の使い方も、どう動かすかが見えます。自宅での手入れの方法も、真似できる形で見せられます。店に入ってから席に着くまでの流れを見せることで、初めての方の不安も減ります。外観から入口までの道順は、分かりにくい立地では特に有効です。
動画が向いていない内容
逆に向いていないのは、写真で足りるものです。仕上がりの状態は、一枚の写真のほうがよく見えます。料金や営業時間の案内は、文字で足ります。内装の様子も、写真数枚のほうが早く伝わります。商品の紹介にいたっては、動かす必要がありません。動画にすると、見る側の時間を余計に使わせることになるためです。

写真で足りるなら写真にする
これが、原則です。動画にすれば伝わる、というものではありません。伝えたいことが静止した状態で成立するなら、写真を選んでください。判断に迷ったら、まず写真で作ってみます。そのうえで写真で作れなかったものだけ、動画にしてください。
長さは短くする
長いほど、見られません。ですから15秒から30秒を、目安にしてください。1分を超えると、最後まで見られる割合が大きく下がるためです。伝えたいことを一つに絞ることで、短くなります。逆に複数を詰め込むと長くなり、何も残りません。
長い素材を切り詰める作業には、時間がかかります。ですから最初から、短く撮ってください。
撮る段取り
考えてから、撮ってください。何をどの順で見せるかを、紙に書きます。3つの場面で、足ります。始まり、作業、仕上がり。書いてから撮ることで、切る作業が短くなります。逆に書かずに撮ると、使えない素材が大量に残るためです。撮影の段取りは、写真と同じ日にまとめてください。
手ぶれを減らす
これが、見づらさの最大の原因です。三脚に固定して撮るのが、最も確実になります。手で持つ場合は、両手で持ち脇を締めてください。歩きながら撮ると、ほぼ使えません。また固定して撮った素材のほうが、切りやすくなります。数千円の三脚で、足ります。
音の扱いを決める
多くは、音を消して見られます。店の中の音をそのまま入れると、雑音が入るためです。会話が入る場合は、同意が必要になります。他のお客様の声が入っていないかも、確認してください。いずれにせよ音がなくても伝わる形に、しておきます。
音楽を入れる場合は、権利の確認が必要です。投稿する道具の中で提供されている音楽でも、使える範囲に制限がある場合があるためです。事業の宣伝に使えるかを、確認してください。
字幕を入れる
字幕があることで、音を消して見る方にも届きます。短い文字で、足ります。何をしているかが分かる程度に。ただし文字が小さいと、読めません。ですから画面の中で、大きく置いてください。背景と重なって読めない場合もあるため、文字の下に帯を敷きます。
字幕を入れる作業に時間がかかるなら、場面ごとに一言だけにしてください。なお誤字は、目立ちます。出す前に、読み直してください。
編集にかける時間の上限
決めておかないと、際限がありません。ですから1本あたり30分を、上限にしてください。超える場合は、素材か構成に問題があります。凝った編集は、成果に結びつかないためです。切って、並べて、字幕を入れる。これで、足ります。上限を超えたら、その日は出さずに翌日へ回してください。
使う道具を一つに絞る
複数使うと、手順を覚え直すことになります。投稿する道具の中に付いている編集の機能で、多くは足ります。有料の道具は、慣れてから検討してください。道具を探す時間も、費用だからです。新しい機能を試すより、同じ手順を繰り返すことです。

縦で撮る
画面の向きを間違えると、使えません。短い動画は、縦の画面で見られるためです。横で撮ると、上下に帯が入ります。ですから撮る前に、向きを確認してください。途中で、持ち替えないことです。
最初の2秒で決まる
ここで、見続けるかどうかが決まります。ですから説明から、始めないでください。作業している場面や、仕上がりから始めます。「今日は〇〇について話します」という始まりは、離脱されるためです。冒頭に文字を出す場合も、一言で足ります。
施術を撮る場合の同意
ここは、写真より範囲が広くなります。動画では、写真に写らない範囲まで記録されるためです。会話、他のお客様、店の中の様子。ですから撮る前に、動画であることを明確に伝えてください。写真の同意と動画の同意は、分けて取ります。肖像権と同意の扱いは、サロンのSNSに載せる写真の権利と同意で整理しています。
在庫が作りにくい
これも、写真との違いです。写真は、まとめて撮れば在庫になります。一方で動画は、撮っても編集しないと使えません。編集していない素材は、在庫ではないためです。ですから撮った日のうちに、編集まで終わらせる形にしてください。素材だけが溜まると、着手できなくなります。
頻度は写真と別に決める
同じには、しないでください。写真が週1本なら、動画は月1本で構いません。動画の頻度を上げると、写真の頻度が落ちるためです。両方を同時に増やすことは、できません。ですから写真を軸にして、動画は補う形にしてください。投稿頻度の決め方は、サロンのSNSの投稿頻度で整理しています。
数字の見方が写真と違う
同じ基準で、見ないでください。動画は、見られた回数が写真より大きく出る場合があります。しかしその数字は、来店とは関係しません。最後まで見られた割合のほうが、参考になります。ただし最終的に見るのは、そこから来た予約の件数です。見る数字の絞り方は、サロンのSNSは何のためにやるかで整理しています。
予約につながっているか確認する
これが、判断の基準になります。来店された方に、何を見て来たかを聞いてください。動画を見て来た方がいるかを、記録します。見られた回数が多くても件数がゼロなら、集客としては効いていません。遠方の方に届いている場合、数字は伸びても来店できないためです。3か月分たまってから、判断してください。
なお、その場で配信する形についてはサロンでライブ配信をやるかで扱っています。編集が要らない代わりに、別の負担があります。
やめる判断を先に決める
続ける理由が、なくなる場合もあります。半年やってそこから来た予約がゼロなら、止めてよい状態です。かけた時間を、他の作業に回してください。写真の投稿を増やすほうが、確実な場合があります。なお止める場合、告知は不要です。静かに減らして、構いません。一度止めても、必要になれば再開できます。
スタッフに任せる場合
編集の作業は、業務時間として扱ってください。自宅での作業を、前提にしないことです。作る条件も、決めます。長さ、字幕の有無、音楽の扱い。出す前の確認を誰がするかも、決めてください。
個人の判断で、音楽を使わせないでください。権利の問題に、なるためです。編集した素材の保存先も、統一してください。
一人で営業する場合
この場合、自分を撮る難しさがあります。三脚に固定して、手元だけを撮る形が現実的です。顔を出す必要は、ありません。なお編集の時間を確保できないなら、始めないでください。写真の投稿を安定させることが、先だからです。事務の時間の作り方は、サロンの事務仕事をいつやるかで整理しています。
写真の投稿を減らさない
これが、最も起きやすい失敗です。動画を始めると、写真の頻度が落ちます。全体の本数が減ることで、更新が止まって見えます。動画を1本作るために写真を3本諦めるなら、割に合いません。ですから写真の頻度を保ったうえで、余力で動画を作ってください。余力がない月は、動画を飛ばして構いません。
VANNAでできること
VANNAでは、サイトに掲載する店の写真やメニューの画像を管理画面から差し替えられます。顧客ごとの記録に来店のきっかけをメモとして残せるため、動画を見て来られた方がいるかを記録して確認できます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
動画を保管したり、編集したり、SNSへ投稿したりする機能はありません。動画の制作と投稿は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
作らない判断も選択肢
やらなくても、成り立ちます。動画を出していない店が、集客できていないわけではありません。写真の投稿を安定させてホームページを整えるほうが、確実な場合もあります。周りがやっているから、は理由になりません。自分の店の手間と成果で、判断してください。一度やってみて合わないと分かることにも、価値はあります。
よくある質問
動画は作るべきですか
手間と成果を並べてから決めてください。写真は10分、動画は慣れないうちは2時間から3時間かかります。その時間で施術ができたならいくらになるかと比べてください。
始める前に何を決めますか
何のために作るか、月に何本作るか、いつやめるか。この三つです。決めずに始めると、疲れて止まるだけです。
どんな内容が向いていますか
動きがあるものです。施術の手順、道具の使い方、自宅での手入れ、店に入ってからの流れ、外観から入口までの道順です。
向いていない内容は
仕上がりの状態、料金の案内、内装の様子、商品の紹介。写真や文字で足ります。動画にすると、見る側の時間を余計に使わせます。
長さはどのくらいですか
15秒から30秒です。1分を超えると、最後まで見られる割合が大きく下がります。伝えたいことを一つに絞ってください。
撮る前に準備は要りますか
何をどの順で見せるかを紙に書いてください。3つの場面で足ります。書かずに撮ると、使えない素材が大量に残ります。
手ぶれはどうしますか
三脚に固定するのが最も確実です。歩きながら撮ると、ほぼ使えません。数千円の三脚で足ります。
音はどうしますか
多くは音を消して見られます。音がなくても伝わる形にしてください。会話が入る場合は同意が必要で、他のお客様の声が入っていないか確認してください。
音楽を入れてよいですか
権利の確認が必要です。投稿する道具の中で提供されている音楽でも、事業の宣伝に使える範囲には制限がある場合があります。
字幕は必要ですか
音を消して見る方に届きます。短い文字で足ります。文字が小さいと読めません。背景と重なる場合は、下に帯を敷いてください。
編集にどのくらいかけますか
1本あたり30分を上限にしてください。超える場合、素材か構成に問題があります。凝った編集は成果に結びつきません。
道具は何を使いますか
投稿する道具に付いている編集の機能で、多くは足ります。有料の道具は慣れてから検討してください。道具を探す時間も費用です。
冒頭で気をつけることは
最初の2秒で見続けるかが決まります。説明から始めず、作業している場面や仕上がりから始めてください。
施術を撮る同意は写真と同じですか
分けて取ってください。動画では会話や他のお客様、店の中の様子も記録されます。撮る前に、動画であることを明確に伝えてください。
動画も在庫にできますか
編集していない素材は在庫ではありません。撮った日のうちに編集まで終わらせてください。素材だけが溜まると、着手できなくなります。
頻度はどのくらいですか
写真が週1本なら、動画は月1本で構いません。両方を同時に増やすことはできません。写真を軸にして、動画は補う形にしてください。
数字はどう見ますか
見られた回数は写真より大きく出る場合がありますが、来店とは関係しません。最後まで見られた割合のほうが参考になります。
いつやめますか
半年やって、そこから来た予約がゼロなら止めてよい状態です。止める場合、告知は不要です。静かに減らして構いません。
写真の投稿はどうなりますか
動画を始めると写真の頻度が落ちます。動画1本のために写真を3本諦めるなら、割に合いません。余力がない月は、動画を飛ばしてください。
縦と横のどちらで撮りますか
縦です。短い動画は縦の画面で見られます。横で撮ると上下に帯が入ります。撮る前に向きを確認し、途中で持ち替えないでください。
撮影の日は写真と分けますか
分けないでください。写真と同じ日にまとめると、準備と片付けが一度で済みます。動画のためだけに店を整える手間が減ります。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。適した長さや形式は、業種、地域、来店される方の層によって変わります。音楽や映像の権利、肖像権については、必要に応じて専門家にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



