施術例を載せるまでの手順|声をかける前から、公開の記録まで
公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月1日
Summary
施術例を一本の投稿にするまでの手順を整理します。声をかける前の準備、頼む言葉と断られたときの対応、同意で確認する五つ、前後の撮影と条件の統一、保存と同意の紐づけ、書く項目と避ける表現、出す前の確認、削除を求められたときの対応を扱います。
施術が終わってから「写真を撮らせてください」と言う。この順番だと、断られるか、条件の揃わない写真しか残りません。
施術例を一本の投稿にするまでには、八つの段階があります。決めておけば、迷いません。

手順を決めておく理由
その場で考えると、抜けます。同意を取り忘れる、前の写真を撮り忘れる、条件が揃わない。これらはいずれも、手順がないから起きます。一度決めてしまえば毎回同じ流れで進められ、抜けた項目にも自分で気づけるようになります。紙に書いて、手元に置いてください。
全体の流れ
八つの段階です。一、声をかける前の準備。二、同意を得る。三、撮影する。四、保存する。五、選ぶ。六、文章を書く。七、確認する。八、公開して記録する。
| 段階 | いつ行うか |
|---|---|
| 準備・同意 | 施術に入る前 |
| 撮影 | 施術の前後 |
| 保存 | その日のうち |
| 選ぶ・書く | 投稿を作る日 |
| 確認・公開 | 出す前と出すとき |
段階一 声をかける前
準備が要ります。どの施術を載せたいかを先に決め、予約の段階でその施術が入っているかを確認してください。撮る場所と光の条件も見ておき、同意を記録する紙か入力先を用意しておきます。準備がないまま声をかけると、その場で慌てることになります。
誰に声をかけるか
全員に声をかける必要はありません。仕上がりが分かりやすい施術を選んでください。初めての方より、何度か来ている方のほうが頼みやすい場合もありますが、常連の方ばかりだと内容が偏ります。
断られても関係が変わらない相手を選ぶ、という考え方は避けてください。誰に対しても、同じ姿勢で聞いてください。
声をかける言葉を決める
毎回考えないでください。「施術の例として、写真を撮らせていただいてもよろしいでしょうか」。この一言で足り、そのうえで条件を説明すれば済みます。言葉を決めておくと緊張せずに聞けますし、スタッフにも同じ言葉を使ってもらえます。

断られたときの対応
そのまま受け入れてください。理由を尋ねず、説得もせず、「かしこまりました」で終えてください。その後の施術に影響を出さないことが最も重要です。断ることが普通である、という空気を作ってください。
断られた記録を残す
次回のためです。顧客の記録にその旨を書いておけば、次回また聞くことを避けられます。繰り返し聞かれること自体が、相手にとって負担になります。条件付きで承諾された場合は、その条件も一緒に記録してください。
段階二 同意の内容
五つを確認してください。顔が写るか写らないか、どの媒体で使うか、いつまで使うか、保存して残す形式にも使うか、後から取り消せるか。これらを口頭だけで済ませず、記録に残してください。権利の扱いは、サロンのSNSに載せる写真の権利と同意で整理しています。
記録の残し方
形式は問いません。紙に書いて署名をもらう形が確実ですが、顧客の記録に確認した内容と日付を書く形でも構いません。口頭だけにすると、後から確認できなくなります。記録は施術の記録と一緒に保管し、保管の期間も決めておいてください。
段階三 撮影
施術の前と後に行います。前の写真は施術に入る直前、後の写真は仕上げた直後に撮ってください。時間が空くと、条件が変わってしまいます。同じ場所、同じ光、同じ角度、同じ距離。立ち位置に印を付けておくと、揃えやすくなります。
条件を揃える
比較として成立させるために必要です。服装が変われば印象が変わり、姿勢が変われば見え方が変わるため、照明も含めて条件を動かさないでください。条件を変えて良く見せる形も、加工で差を作ることも避けてください。加工の線引きは、サロンの写真加工はどこまでで整理しています。
段階四 保存
その日のうちに行ってください。端末の中に置いたままにせず、店の保存先へ移します。日付と施術の内容が分かる名前を付け、同意の記録と紐づけられる形にしてください。紐づいていないと、どの写真が同意済みか分からなくなります。

段階五 選ぶ
撮った中から、条件が揃っているものを選んでください。暗い、ぶれている、傾いている。これらは使わないでください。顔が写らない条件なら写り込んでいないかを確認し、背景に他のお客様や権利のあるものが入っていないかも見てください。選ばなかった写真は、その場で消してください。持ち続ける理由がありません。
段階六 文章を書く
項目を固定してください。どんな悩みがあったか、何を行ったか、かかった時間、料金の目安、自宅での手入れの方法。この五つで足ります。毎回同じ順で書いてください。
書いてはいけない表現
線があります。「治ります」「必ずこうなります」といった効き目を断定する表現、個人差がないような書き方、医薬品のような効き目を示す表現、根拠のない数字。範囲は業種で異なるため、詳しくは美容サロンの効果表現とコンプライアンスで整理しています。
個人差に触れる
必要な記載です。同じ施術でも結果は方によって異なるため、その旨を短く書いてください。「仕上がりには個人差があります」で足ります。前後の比較を載せる場合は、特に必要になります。
顔を出さない条件での撮り方
多くの場合、この形になります。首から下だけ、手元だけ、後頭部だけ。顔が入らない構図を事前に決めておいてください。一部を隠す加工では判別できる場合があるため、最初から入れないほうが確実です。服の柄や装飾品でも特定される場合があるので、背景にその方の持ち物が写らないかも確認してください。
同じ方の例を出す間隔
続けて出さないでください。同じ方の施術例が並ぶと、他の方が来ていない印象になります。同じ方を出す場合は3か月を空け、来店のたびに撮ることも避けてください。撮られる側の負担になります。複数の方から少しずつ集める形にし、出した方の一覧を月ごとに確認してください。
段階七 確認
出す前に見てください。同意の範囲と出す内容が合っているか、料金と時間が正しいか、写り込みがないか、効き目を断定する表現がないか。この四つを見れば、大きな事故は防げます。時間を置いてから確認すると、見落としが減ります。
段階八 公開と記録
出したら、記録してください。いつ、誰の施術例を、どこに出したか。顧客の記録にも書いておくと、来店時にその話ができます。出した内容の一覧を月ごとに残しておけば、同じ方の例を繰り返し出していないかを確認できます。
後から削除を求められたとき
応じてください。同意した後で気が変わることは当然にあります。削除を求められたら理由を尋ねず、速やかに消してください。保存して残している形式からも消し、削除した記録を顧客の記録に残してください。
定期的に見直す
施術例は古くなります。料金が変わっている、施術の内容が変わっている。半年に一度、過去の施術例を確認してください。同意の期限が切れているものは消し、退職したスタッフが施術した例の扱いも決めておいてください。
スタッフに任せる場合
手順を書面で渡してください。声をかける言葉、確認する五つ、撮影の条件、保存の場所。同意の記録は必ず取るよう伝え、出す前の確認は店主が行ってください。効き目に関する表現の判断を、個人に委ねないでください。任せ方は、サロンのSNSをスタッフに任せるで整理しています。
一人で営業する場合
段階を分けてください。施術の日は同意と撮影と保存まで、投稿を作る日に選ぶ・書く・確認・公開。同じ日に全部行おうとすると、どこかが雑になります。撮影の段取りはサロンの写真をまとめて撮る段取りで、事務の時間の作り方はサロンの事務仕事をいつやるかで整理しています。
VANNAでできること
VANNAでは、顧客ごとの記録に写真の掲載可否や同意の内容をメモとして残せます。施術メニューの料金や所要時間もサイト上で管理できるため、投稿に書く内容の正しい版を確認できます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
同意書を作成したり、施術写真を保管したり、SNSへ投稿したりする機能はありません。同意の書面と写真の管理は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
一件目で流れを確かめる
最初から完璧を目指さないでください。一件目は手順を確かめる回として扱い、抜けた段階を書き出してください。二件目からその部分を補えば、三件目には流れが身につきます。
よくある質問
いつ声をかけますか
施術に入る前です。終わってから聞くと、断られるか、条件の揃わない写真しか残りません。
誰に声をかけますか
全員に声をかける必要はありません。仕上がりが分かりやすい施術を選んでください。ただし、常連の方ばかりだと内容が偏ります。
何と言って頼みますか
「施術の例として、写真を撮らせていただいてもよろしいでしょうか」で足ります。そのうえで条件を説明してください。言葉を決めておくと、緊張せずに聞けます。
断られたら
そのまま受け入れてください。理由を尋ねず、説得もしないでください。その後の施術に影響を出さないでください。
断られた記録は残しますか
残してください。次回また聞くことを避けられます。繰り返し聞かれること自体が、相手にとって負担になります。
同意で何を確認しますか
顔が写るか、どの媒体で使うか、いつまで使うか、保存して残す形式にも使うか、後から取り消せるか。この五つです。
口頭でよいですか
記録に残してください。紙に署名をもらう形が確実ですが、顧客の記録に内容と日付を書く形でも構いません。口頭だけだと、後から確認できません。
撮影のタイミングは
前の写真は施術に入る直前、後の写真は仕上げた直後です。時間が空くと、条件が変わってしまいます。
条件を揃えるとは
同じ場所、同じ光、同じ角度、同じ距離です。服装や姿勢が変わると印象が変わるため、照明も含めて動かさないでください。
保存はいつしますか
その日のうちです。端末の中に置いたままにせず店の保存先へ移し、同意の記録と紐づけられる形にしてください。
使わない写真は
その場で消してください。持ち続ける理由がありません。
何を書きますか
悩み、行ったこと、かかった時間、料金の目安、自宅での手入れの方法。この五つを、毎回同じ順で書いてください。
書いてはいけないのは
効き目の断定、個人差がないような書き方、医薬品のような効き目を示す表現、根拠のない数字です。
個人差には触れますか
触れてください。「仕上がりには個人差があります」で足ります。前後の比較を載せる場合は、特に必要になります。
顔を出さない条件ではどう撮りますか
首から下だけ、手元だけ、後頭部だけ。顔が入らない構図を事前に決めてください。一部を隠す加工では、判別できる場合があります。
同じ方の例を続けて出してよいですか
3か月は空けてください。同じ方の例が並ぶと、他の方が来ていない印象になります。複数の方から少しずつ集めてください。
出す前に何を確認しますか
同意の範囲と内容が合っているか、料金と時間が正しいか、写り込みがないか、効き目の断定がないか。この四つです。
公開したら何をしますか
いつ、誰の施術例を、どこに出したかを記録してください。顧客の記録にも書いておくと、来店時にその話ができます。
後から削除を求められたら
理由を尋ねず、速やかに消してください。保存して残している形式からも消し、削除した記録を残してください。
過去の施術例は放っておいてよいですか
半年に一度、確認してください。料金や施術の内容が変わっている場合があります。同意の期限が切れているものは消してください。
スタッフに任せる場合は
手順を書面で渡してください。同意の記録は必ず取るよう伝え、出す前の確認は店主が行ってください。表現の判断を個人に委ねないでください。
一人でも回せますか
段階を分けてください。施術の日は同意と撮影と保存まで、投稿を作る日に選ぶ・書く・確認・公開。同じ日に全部行おうとすると、どこかが雑になります。
最初からうまくできません
一件目は手順を確かめる回として扱い、抜けた段階を書き出してください。二件目から補えば、三件目には流れが身につきます。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。同意の取り方や表現の範囲は、業種と施術の内容によって変わります。判断に迷う場合は、専門家にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



