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訪問美容

車で訪問先を回る|保険の区分と、停める場所を先に決める

公開: 2026年8月5日

Summary

車での移動を設計します。自動車保険の使用目的の区分と積載物の扱い、訪問先で停められるかの事前確認、停められない日の対応、移動時間が稼働から消えるという計算、回る順番の組み方、燃料や車検まで含めた1件あたりの原価、車内の作り方、遅れたときの連絡、事故が起きたときの順番を扱います。

訪問先の前に停める場所がなく、5分ほど離れたコインパーキングに入れました。道具を抱えて往復するうちに、開始が遅れました。

車で回る形にすると、移動と駐車が仕事の一部になります。ここを設計していないと、施術以外のところで時間と費用が消えていく。しかも、その分は請求できません。

なお、訪問できる条件や準備そのものはサロンの出張・訪問施術の扱いで扱っています。この記事は、車での移動に絞ります。

保険会社に確認する4項目
保険会社に確認する4項目

保険の区分を確認する

最初に確認すべきは、ここです。知らずに使っている方が実際にいます。

自動車保険には、使用の目的による区分があります。日常・レジャー用、通勤・通学用、業務用。この区分によって保険料も補償の扱いも変わるため、実態と合っている必要があります。

仕事で使う車は、業務用にあたる場合があります。日常・レジャー用のまま業務で使い続けると、事故のときに問題になる可能性があります。

そのため、保険会社に確認してください。「訪問の仕事で毎週使いますが、区分はどうなりますか」と聞けば答えが返ります。

なお、判断はご自身の契約内容によります。ここは保険会社に直接確認してください。

確認することなぜ
使用目的の区分業務での使用が補償の対象か
頻度と距離区分の判定に影響する
積載物の扱い道具が壊れた場合に補償されるか
対人・対物の額業務中の事故は影響が大きくなりうる

積んでいるものへの備え

車には、道具一式が乗ることになります。ここも見てください。

車上荒らしに遭った場合、道具は戻りません。しかも、揃え直すまで仕事そのものが止まります。

そのため、置きっぱなしにしないでください。とくに刃物類は、車内に残さない前提で運用してください。

盗難への補償があるかは、契約によって違います。加入している保険で、積載物がどう扱われるかを確認してください。

保険全体の考え方は、サロンに必要な保険の種類と優先順位で整理しています。

停める場所を先に決める

当日に探すと、必ず遅れます。ここは事前に済ませてください。

訪問先に停められるかを、最初に確認してください。個人のお宅なら敷地内に停められる場合がありますし、施設なら来客用の枠があることもあります。聞かないまま向かうと、その場で探すことになります。

停められない場合は、近くのコインパーキングを事前に調べてください。地図で見て、徒歩何分かまで把握します。

そして、道具を運ぶ距離も考えてください。5分の距離でも、荷物を持って往復すると10分以上かかります。

なお、施設の来客用の枠は、時間帯によって埋まります。定期的に伺うなら、職員の方に確認しておくと確実です。停める場所を決めておいていただける場合もあります。

停める場所は事前に決める
停める場所は事前に決める

停められないときの扱い

それでも、停める場所が見つからない日があります。決めておいてください。

路上に停めたまま施術しないでください。取り締まりを受けると、費用も時間も失います。

そして、罰則の対象になった場合、その日の売上を上回る額になることがあります。1件のためにそこまでの損失を負う形は、避けてください。

対応としては、時間に余裕を持って向かうのが基本です。到着してから停める場所を探す時間を、あらかじめ見込んでください。

見つからない場合の連絡先も、決めておいてください。窓口の方に「駐車の場所が見つからず、15分ほど遅れます」と伝えられる形にしておきます。

移動の時間を料金に織り込む

見落とされやすい部分です。数字で見てください。

移動している時間は、施術できない時間です。往復1時間なら、その日の稼働から1時間が消えます。

つまり、1件だけのために遠くまで行くと、時間あたりの額が大きく下がります。この計算をしないまま受け続けると、忙しいのに残らない状態になります。

対策は、同じ地域の依頼をまとめることです。1日に複数件を回れば、移動は1往復で済みます。

そして、遠方の依頼を断る基準も決めてください。片道何分までなら受けるか。この線があれば、その場で判断できます。料金そのものの考え方は、サロンの出張・訪問施術の扱いで扱っています。

回る順番を組む

複数件を回るなら、順番で効率が変わります。ここは前日に決めてください。

移動が少ない順に並べるのが基本です。地図上で見て、行って戻るを繰り返さない形にします。

ただし、相手の都合が優先されます。食事や入浴の時間帯を外す必要があるため、施設側の希望が先に来ることもあります。

そして、余裕を挟んでください。1件が延びると、その後が全部ずれます。間に15分あれば、たいていは吸収できます。

なお、順番を決めたら窓口の方に伝えてください。「◯時頃に伺います」と幅を持たせて伝えると、待たせずに済みます。

移動時間は稼働から消える
移動時間は稼働から消える

費用を計算する

車を使うと、目に見えにくい費用が積み上がります。年単位で見てください。

燃料代、駐車場代、高速代。1回では小さい額でも、月に何十件も回れば無視できない規模になります。

そして、車そのものの費用もあります。保険料、税金、車検、消耗品。使うほど早く傷むため、買い替えの時期も早まります。

これらを1件あたりに割り戻してください。訪問1件の原価が見えれば、料金が妥当かどうかを判断できます。

なお、事業で使う分は経費にできます。私用と兼ねているなら、按分という考え方で分けることになる。記帳の考え方は、サロンの経費管理を月末30分で回すで整理しています。

車内を作業できる形にする

車は、移動の手段だけではありません。準備と片づけの場所にもなります。

道具の置き方を決めてください。毎回探すことになると、1件ごとに数分を失います。10件回れば、それだけで30分以上になります。

使う前のものと、使った後のものを分ける場所も作ってください。同じ場所に戻すと、次の方に使えなくなります。

そして、車内で記録を書ける形にしておいてください。訪問直後に書くほうが正確ですし、後でまとめて書くより早く終わります。

なお、夏場は車内の温度が上がります。熱に弱いものを積んだままにしないでください。

決めること内容
保険使用目的の区分/積載物の扱いを保険会社に確認
駐車訪問先に停められるか/近くの有料駐車場と徒歩時間
断る基準片道何分までなら受けるか
順番移動が少ない順。ただし相手の都合が優先
車内使用前後を分ける/記録を書ける形にする

VANNAでできること

VANNAでは、予約に所要時間を設定できるため、移動の時間を含めた枠を作れます。1日に複数件を回る場合も、順番と時間をカレンダーで確認できます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。

顧客の記録には、駐車の場所や到着までの経路をメモとして残せます。次回に同じ確認を繰り返さずに済みます。

一方で、経路の計算や燃料代の管理を行う機能はありません。地図サービスや会計ソフトの領域になります。

料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。

遅れたときの連絡

移動が絡む以上、遅れる日は来ます。ここを決めておいてください。

分かった時点で連絡してください。到着してから謝るより、来る前に伝えるほうがはるかに軽く済みます。

伝えるのは、どのくらい遅れるかです。「遅れます」だけだと、相手は待ち続けることになります。

そして、後ろの予定にも影響します。同じ日に複数件を回るなら、次の訪問先にも連絡が要ります。

なお、遅れが続くなら、それは組み方の問題です。移動の見積もりが甘いので、間隔を広げてください。

天候と季節への備え

車で回る以上、天候の影響を受けます。ここも見込んでください。

雨の日は、移動も荷降ろしも時間がかかりますし、道具を濡らさない準備も要ります。

雪の地域では、そもそも行けない日が出ます。その日の扱いを決めておいてください。中止にするのか、日を改めるのか。

そして、行けないと判断する基準を先に決めてください。無理に向かって事故を起こすと、その後の営業も止まります。

窓口の方には、早めに連絡してください。当日の朝より、前日のうちに見通しを伝えるほうが親切です。

事故が起きたとき

備えていても、起こる場合があります。順番を決めておいてください。

まず、けが人の確認と警察への連絡です。ここは、通常の事故と同じ手順になります。

次に、その日の予定への連絡です。訪問先が待っているため、行けない旨を早く伝えてください。窓口の連絡先が手元にあるかが、ここで効いてきます。

そして、保険会社への連絡です。業務中であることを伝えてください。

道具が破損した場合も、記録を残してください。補償の対象になるかは契約によりますが、写真が無いと申し出られません。

荷物の運び方を決める

車から訪問先までは、自分で運ぶことになります。ここも設計の対象です。

キャリーを使うと、往復が減ります。1度で運べる量が増えるためで、階段が無い場所なら有効です。

一方、段差の多い場所では、かえって邪魔になります。訪問先の環境によって、使い分けてください。

そして、必ず使うものと、たまに使うものを分けてください。全部を持って上がる必要はありません。

なお、雨の日は荷物が濡れます。覆うものを常に積んでおいてください。

車を使わない選択

すべての訪問に車が要るとは限りません。ここも検討してください。

近い範囲だけに絞るなら、徒歩や自転車で回れます。駐車の問題も、保険の区分の問題も生じません。

道具を減らす必要はありますが、その分だけ準備も軽くなります。1件あたりの利益は変わらないまま、費用だけが減る形です。

一方、範囲が狭まると件数が確保できない場合があります。地域に依頼がどれだけあるかによって、成り立つかどうかが変わります。

まず狭い範囲で始めて、必要になってから車を使う。この順のほうが、費用の失敗が小さくて済みます。

今日やる一つ

加入している自動車保険の証券を出して、使用目的の欄を確認してください。「日常・レジャー」になっていて訪問の仕事で使っているなら、保険会社に1本電話してください。ここが最も優先度の高い確認です。

よくある質問

保険は何を確認しますか

使用目的の区分です。日常・レジャー用のまま業務で使い続けると、事故のときに問題になる可能性があります。「訪問の仕事で毎週使いますが、区分はどうなりますか」と保険会社に確認してください。

道具の盗難は補償されますか

契約によって違います。積載物がどう扱われるかを確認してください。いずれにせよ、道具を車内に置きっぱなしにしないでください。とくに刃物類は、残さない前提で運用します。

駐車場はどう確保しますか

当日に探すと必ず遅れます。訪問先に停められるかを最初に確認し、停められないなら近くの有料駐車場を事前に調べて徒歩何分かまで把握してください。荷物を持つと、5分の距離でも往復10分以上かかります。

停められなかったら

路上に停めたまま施術しないでください。罰則の対象になると、その日の売上を上回る額になることがあります。時間に余裕を持って向かい、見つからない場合は窓口の方に連絡できる形にしておいてください。

移動の時間はどう扱いますか

施術できない時間なので、往復1時間なら稼働から1時間が消えます。同じ地域の依頼をまとめて、移動を1往復に収めてください。あわせて「片道何分までなら受けるか」の線を決めておくと、その場で判断できます。

回る順番はどう決めますか

移動が少ない順が基本ですが、食事や入浴の時間帯を外す必要があるため、相手の都合が優先されます。間に15分の余裕を挟んでください。1件が延びると、その後が全部ずれます。

費用はどう見ますか

燃料・駐車場・高速代に加え、保険料、税金、車検、消耗品も入ります。1件あたりに割り戻すと、料金が妥当かどうかを判断できます。私用と兼ねている場合は、按分で経費を分けることになります。

遅れたらどうしますか

分かった時点で、どのくらい遅れるかまで伝えてください。「遅れます」だけだと、相手は待ち続けることになります。同じ日に複数件を回るなら、次の訪問先にも連絡が要ります。遅れが続くなら、移動の見積もりが甘いということです。

天候で行けない日は

行けないと判断する基準を先に決めてください。無理に向かって事故を起こすと、その後の営業も止まります。窓口の方には、当日の朝より前日のうちに見通しを伝えるほうが親切です。

事故が起きたら

けが人の確認と警察への連絡が先で、次に訪問先への連絡、そして保険会社です。業務中であることを伝えてください。道具が破損した場合は、写真を残してください。無いと補償を申し出られません。

車は必ず必要ですか

近い範囲だけに絞るなら、徒歩や自転車でも回れます。駐車も保険の区分も問題になりません。まず狭い範囲で始めて、必要になってから車を使うほうが、費用の失敗は小さくて済みます。