ポータルをやめる時期|契約と繁忙期と移行が重なると失敗する
公開: 2026年7月29日最終更新: 2026年8月1日
Summary
掲載をやめる時期の決め方を整理します。やめる判断と時期の判断の違い、契約の更新日から逆算する方法、閑散期を選ぶ理由、3か月の準備の順番、既存客への案内の割合、顧客情報と口コミの扱い、やめた後の落ち込みの見積もりを扱います。
やめると決めてから、実際にやめるまでに1年かかった店があります。契約の期間、繁忙期、移行の作業。この三つが重なると、動けなくなるためです。
やめるかどうかより、いつやめるかのほうが難しい判断になります。順番を間違えると、売上が落ちるためです。

やめる判断と、時期の判断は別
まず、分けてください。やめるかどうかは費用と件数で判断できますが、いつやめるかは契約・季節・準備の三つで決まります。やめると決めた翌月にやめると、準備が間に合いません。決めてから実行までに数か月かかるため、その期間を計画に入れてください。
契約の期間を確認する
ここが、最初に見る項目になります。最低の契約期間が定められている場合があり、途中で解約すると違約金が発生することもあるためです。解約の申し出の期限も、確認してください。「解約の1か月前までに申し出る」という定めが、一般的になります。契約書を、いま手元に出すことです。
| 確認する項目 | 見るところ |
|---|---|
| 最低の契約期間 | いつまで続ける義務があるか |
| 解約の予告 | 何日前までに申し出るか |
| 違約金 | 途中解約の負担 |
| 更新の日 | 自動で更新されるか |
| 掲載の終了日 | 申し出から実際に消えるまで |

更新の日から逆算する
これが、基本の考え方になります。自動で更新される契約の場合、更新の日が区切りになるためです。その日の1か月前か2か月前に、申し出が必要になります。更新の日を過ぎると、次の期間まで続きます。ですから更新の日を、いま予定に書き込んでください。
繁忙期にやめない
ここは、売上に直結します。繁忙期は掲載から来る予約が最も多い時期のため、その時期にやめると落ち込みが大きくなるためです。ですから閑散期に、やめてください。もともと予約が少ない時期なら、落ちる幅も小さくなります。
閑散期にやめる別の理由
閑散期なら、準備の時間も取れます。やめる前後には顧客への案内、サイトの整備、予約の受け口の切り替えといった作業が発生するためです。繁忙期には、この時間が取れません。閑散期なら、落ち着いて進められます。
準備の期間を3か月取る
ここは、短くしないでください。自店の予約の受け口を整える、地図の情報を整える、来店された方に次の予約の方法を伝える。これらに、3か月かかるためです。準備が終わる時期から逆算して、やめる日を決めてください。
準備の順番
これは、三つの段階に分かれます。一、自店の予約の受け口を作り、実際に動くことを確認する。二、地図の情報を整えて、口コミを積み始める。三、来店された方に、次の予約の方法を案内する。この順で、進めてください。受け口がない状態で案内すると、行き場がないためです。
既存の方への案内を先に
これが、最も重要な準備になります。いま来ている方が、掲載を経由して予約している場合があるためです。その方々に、別の予約の方法を伝えてください。来店のたびに、口頭で伝えます。紙を渡す方法も、有効です。案内が済んだ方の割合が、判断の材料になります。
案内が済んだ割合を数える
ここは、数字で確認してください。来ている方のうち、何割に新しい予約の方法を伝えたか。8割を超えたら、やめる準備ができています。半分に満たない状態でやめると、その方々が予約できなくなるためです。顧客の記録に、案内した日を書いておいてください。
掲載経由の割合を見る
これも、判断の材料になります。いまの予約のうち、掲載から来ている割合を出してください。その割合が高いほど、やめたときの影響が大きくなるためです。割合が低いなら、やめやすい状態になります。割合を下げてからやめる形が、安全です。費用の試算は、ホットペッパー手数料シミュレーションで整理しています。

段階的に減らす
一度にやめない方法も、あります。掲載のプランを下げて費用を減らす、掲載する内容を絞る。この形なら、影響を見ながら進められます。プランの見直しは、ポータルの掲載プランを見直すで整理しています。
顧客の情報を先に取り出す
これは、やめる前に必ず行ってください。掲載先の中にある顧客の情報は、やめると見られなくなるためです。取り出せる形式を確認して、先に取り出します。なお取り出せる範囲には、制限がある場合もあります。手順は、ポータルの顧客リストを自社台帳に取り戻すCSV移行手順で整理しています。
口コミは持ち出せない
ここは、準備が必要な部分になります。積み上げた口コミは、やめると消えるためです。別の場所に積み直すには、時間がかかります。ですから掲載を続けている間に、始めてください。方法は、ポータルの口コミは持ち出せないで整理しています。
やめる日を1日で区切らない
移行の期間を、作ってください。掲載が終わる日と自店の受け口が動き始める日を、重ねないことです。自店の受け口を先に動かして、両方が動く期間を作ります。その期間に、案内を進めてください。重ねると、どちらでも受けられない時間が生まれるためです。
やめた直後の落ち込みに備える
これは、必ず起きます。新規の予約が減り、その分を既存の方の来店で埋めることになるためです。ですから3か月分の運転資金を確保してから、進めてください。落ち込みが半年続く前提で、計画することです。
落ち込みの幅を見積もる
これは、計算できます。掲載から来ていた新規の件数を、月ごとに出してください。その件数がそのまま減る前提で、計算します。既存の方の来店が変わらなければ、その分だけ売上が落ちるためです。見積もった額で営業が続くかを、確認してください。
一度やめると、戻りにくい
これは、判断の前に知っておいてください。やめた後に再開する場合、掲載の順位が下がることがあるためです。口コミも、ゼロから積み直しになります。「合わなければ戻ればいい」という前提は、危ういものです。やめる判断は、戻らない前提で行うことです。
スタッフに伝える時期
ここは、現場に影響します。やめると決めた時点で、スタッフに伝えてください。予約の受け方が変わるため、事前の共有が必要になるためです。来店された方に案内するのも、スタッフです。伝えていないと、案内が進みません。不安が出た場合は、費用と件数の数字を見せて説明してください。
案内の言葉を統一する
人によって違うと、混乱します。「〇月から、こちらでのご予約に変わります」。この言葉を決めて、全員が同じ説明をしてください。理由を長く説明する必要は、ありません。聞かれた場合だけ、簡潔に答えることです。
掲載を経由した予約の締切
ここは、境目を決めてください。掲載が終わる日の前に入った予約は、その日以降の来店でも受けます。どこまで受けるかを、決めておくことです。掲載が消えた後、予約の内容を確認できなくなる場合があるためです。自店の記録に、先に移してください。
解約の申し出は記録に残す
これで、言った言わないを避けます。電話だけで済ませず、書面か記録が残る形で申し出てください。申し出た日と担当者の名前も、控えます。掲載が終わる日は、書面で確認することです。
引き止めへの対応
これは、必ずあります。解約を申し出ると、条件の提示や引き止めがあるためです。ですからその場で、判断しないでください。内容を持ち帰って、費用と件数で計算します。一時的な割引で残った場合、その期間が終わるとまた同じ判断になるためです。
やめた後に確認すること
ここも、放置しないでください。掲載が実際に消えているか、料金の引き落としが止まっているか、自店の予約の受け口に予約が入っているか、顧客への案内が届いていない方がいないか。この四つを、確認することです。
VANNAでできること
VANNAでは、自店のサイトと予約の受け口を独立して持てるため、掲載をやめても予約と顧客の記録が残ります。顧客ごとの記録に案内した日をメモとして残せるため、移行の進み具合も確認できます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
一方で掲載先の解約を代行したり、顧客の情報を自動で取り込んだりする機能はありません。解約の手続きと移行の作業は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
今日確認する三つ
契約書を出して、これだけ見てください。更新の日はいつか、解約の申し出は何日前までか、途中で解約した場合に違約金があるか。この三つが分かることで、やめられる時期が決まります。
よくある質問
やめる判断と時期は同じですか
別です。やめるかどうかは費用と件数で判断でき、いつやめるかは契約、季節、準備の三つで決まります。決めてから実行まで数か月かかります。
最初に何を確認しますか
契約書です。最低の契約期間、解約の予告の期限、違約金、更新の日。契約書を、いま手元に出してください。
更新の日は重要ですか
基本の区切りです。1か月前か2か月前に申し出が必要で、過ぎると次の期間まで続きます。予定に書き込んでください。
いつやめるのがよいですか
閑散期です。繁忙期は掲載から来る予約が最も多く、落ち込みが大きくなります。閑散期なら準備の時間も取れます。
準備にどのくらいかかりますか
3か月です。自店の受け口を整える、地図の情報を整える、来店された方に案内する。この三つに時間がかかります。
準備の順番は
受け口を作って動作を確認、地図の情報を整えて口コミを積み始める、来店された方に案内する。受け口がない状態で案内すると、行き場がありません。
既存の方への案内は
来店のたびに口頭で伝え、紙を渡す方法も有効です。案内が済んだ方の割合が、判断の材料になります。
どのくらい案内できたらやめられますか
8割を超えたら準備ができています。半分に満たない状態でやめると、その方々が予約できなくなります。
掲載経由の割合はどう使いますか
割合が高いほど、やめたときの影響が大きくなります。割合を下げてから、やめる形が安全です。
一度にやめる以外の方法は
掲載のプランを下げる、掲載する内容を絞る。影響を見ながら進められます。
顧客の情報はどうなりますか
やめると見られなくなります。取り出せる形式を確認して、先に取り出してください。取り出せる範囲に制限がある場合があります。
口コミはどうなりますか
消えます。別の場所に積み直すには時間がかかるため、掲載を続けている間に始めてください。
やめる日はどう決めますか
掲載が終わる日と、自店の受け口が動き始める日を重ねないでください。受け口を先に動かして、両方が動く期間を作ってください。
やめた後、売上は落ちますか
落ちます。掲載から来ていた新規の件数が、そのまま減る前提で計算してください。3か月分の運転資金を確保してから進めてください。
落ち込みはどのくらい続きますか
半年続く前提で計画してください。既存の方の来店で埋めることになります。
合わなければ戻れますか
戻りにくい前提で判断してください。再開すると掲載の順位が下がる場合があり、口コミもゼロから積み直しになります。
スタッフにはいつ伝えますか
やめると決めた時点です。予約の受け方が変わり、案内するのもスタッフです。伝えていないと、案内が進みません。
案内の言葉は決めますか
「〇月から、こちらでのご予約に変わります」と決めて、全員が同じ説明をしてください。理由を長く説明する必要はありません。
掲載経由の予約はいつまで受けますか
どこまで受けるかを決めておいてください。掲載が消えた後、予約の内容を確認できなくなる場合があります。自店の記録に先に移してください。
解約はどう申し出ますか
電話だけで済ませないでください。書面か記録が残る形で申し出て、申し出た日と担当者の名前を控えてください。
引き止められたら
その場で判断しないでください。内容を持ち帰って、費用と件数で計算してください。一時的な割引で残ると、期間の終わりに同じ判断になります。
やめた後に確認することは
掲載が実際に消えているか、料金の引き落としが止まっているか、自店の受け口に予約が入っているか、案内が届いていない方がいないか。
今日は何をすればよいですか
契約書を出して、更新の日、解約の申し出の期限、違約金の有無。この三つを確認してください。
複数の掲載先を使っています
一度に全部やめないでください。件数の少ないほうから一つずつ止めて、影響を見てください。同時に止めると、どれが効いたのか分かりません。
移行の進み具合はどう管理しますか
顧客の記録に、案内した日を書いてください。案内が済んだ方の割合が、そのまま準備の進み具合になります。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。契約の条件は掲載先とプランによって異なります。解約の可否と費用は、必ず契約書でご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



