端末を買い替える・捨てるとき|中の情報を消してから手放す
公開: 2026年7月29日最終更新: 2026年8月1日
Summary
サロンの機器を手放すときの手順を整理します。情報が残る機器の洗い出し、削除しただけでは消えない理由、データの取り出しから初期化までの順番、連携の解除、物理的に壊す方法、下取りと廃棄の注意、機器の一覧と記録の残し方を扱います。
古いタブレットを下取りに出しました。中に、3年分の顧客の記録が残っていました。
端末は、情報が入ったまま手放されます。買い替えのときに消す手順を決めていないと、起きるためです。

端末は情報の入れ物
まず、この認識から始めてください。予約の一覧、顧客の連絡先、施術の写真、決済の記録。これらが、端末の中に残っています。
しかも見えている場所だけでは、ありません。一度開いた画面の残り、保存された合言葉、削除したつもりの写真。手放す前に、消す必要があります。
対象になる機器を書き出す
これは、思っているより多くあります。タブレット、パソコン、電話、決済に使う端末。複合機や印刷機にも、読み取った内容が残る場合があります。外付けの保存装置、記録用の小型の装置、防犯の映像を記録する装置も、対象になります。
| 機器 | 残っているもの |
|---|---|
| タブレット・電話 | 予約、顧客、写真、合言葉 |
| パソコン | 書類、明細、写真、閲覧の記録 |
| 決済の端末 | 取引の記録 |
| 複合機 | 読み取った書類の一時的な保存 |
| 防犯の装置 | 店内の映像 |

ゴミ箱に入れただけでは消えない
ここは、誤解が多い点です。ファイルを削除しても、装置の中にはしばらく残ります。ゴミ箱を空にしても、同じです。取り出す道具を使えば復元できる場合があるため、確実に消すには別の手順が要ります。
初期化の前にすることがある
ここには、順番があります。まず、必要なデータを取り出してください。次に連携しているサービスとの接続を解除して、その端末で入っていた口座からサインアウトします。初期化は、最後です。順番を間違えると、取り出せなくなります。
接続の解除は、見落とされる作業になります。端末に紐づいた口座が残っていると、次の持ち主が入れる場合があるためです。決済の端末は、事業者との紐づけを解除してください。紐づけたまま手放すと、悪用される危険があります。解除の手順は、提供元に確認してください。
初期化の方法を確認する
これは、機種で違います。設定の中にすべての内容を消す項目がありますが、その項目の名前は機種によって違うためです。説明書か、提供元の案内を確認してください。初期化には時間がかかる場合もあるため、余裕を持って行います。
暗号化の有無も、消しやすさに関わります。最近の端末は中身が暗号化されている場合が多く、暗号化されていれば初期化で読めなくなるためです。一方で暗号化されていない古い端末は、上書きする作業が要ります。設定の中で、確認してください。
保存装置は物理的に壊す
これが、最も確実な方法になります。古いパソコンの保存装置は、取り外して壊す方法があります。穴を開ける、割る、専門の業者に依頼する。自分で行う場合は、けがに注意してください。業者に依頼することで、証明書を出してもらえる場合もあります。
記録用の小さな装置も、数が多く紛失しやすいものです。写真を移すために使った装置が、引き出しに何枚も残っていませんか。中身を確認して、不要なら物理的に壊してください。顧客の写真が入ったまま放置されている場合も、あるためです。

下取りと買い取りの注意
ここは、条件を確認してください。下取りに出す場合は、こちらで消してから渡します。「消去します」と言われても、自分で消したうえで渡すことです。買い取りの業者に渡す場合も、同じになります。証明書を出す業者を選ぶことで、記録が残ります。
廃棄の方法を確認する
ここには、自治体の区分があります。事業で使った機器は事業系の廃棄物になるため、家庭のごみとして出せない場合があるためです。自治体の窓口で、区分を確認してください。回収を行う業者に依頼する形が、確実になります。区分の考え方は、サロンのごみと廃棄物の扱いで整理しています。
譲渡する場合
社内でも、同じです。スタッフに古い端末を譲る場合も、初期化してから渡してください。顧客の情報が残ったまま個人が持つ状態は、避けることです。譲渡の記録も、残します。
記録を残す
ここは、後から確認できる形にしてください。いつ、どの機器を、どう処分したか。初期化した日、廃棄した日、依頼した業者。これを残すことで、問い合わせがあったときに説明できます。一覧の形で、他の機器と一緒に管理します。
紙の書類も同時に見直す
これも、同じ機会に行ってください。顧客の情報が書かれた紙が、引き出しに残っているためです。古い予約の一覧、問診の用紙、控えの伝票。保存の期間を過ぎたものは、裁断して処分します。そのまま、捨てないでください。保存の期間は、顧客情報をいつまで持つかで整理しています。
裁断の道具も、手が届く場所に置いてください。道具がないと、紙がそのまま捨てられるためです。受付か事務の場所に、細かく裁断できるものを一台置きます。量が多い場合は、回収して処分する業者に依頼する方法もあります。
通信の機器も対象になる
ここも、見落とされます。無線の通信の機器には、接続の設定が残るためです。手放す前に、初期化してください。合言葉が残ったままだと、他の場所で使われる場合があります。
保有している機器の一覧
これが、管理の土台になります。店にある機器を、一覧にしてください。機種、購入した日、使っている人、中に何が入っているか。一覧がないと、処分の対象を見落とすためです。年に一度、実物と照らし合わせます。
個人の端末を使っている場合
ここは、線引きが必要です。スタッフの個人の端末で顧客の写真を撮っている場合、その端末は店が管理できないためです。退職や機種変更のときに、消してもらう必要があります。そもそも個人の端末に残さない運用に、してください。保存先の統一は、サロンのデータを失わない備えで整理しています。
故障して起動しない機器
ここは、判断が難しくなります。起動しない端末は初期化できませんが、中身が読めない状態とは限らないためです。保存装置を取り外して壊すか、専門の業者に依頼してください。そのまま、捨てないことです。
修理に出すとき
このときは、一時的に手を離れます。修理の間、中身が見られる可能性があるためです。可能なら、事前に取り出して初期化してください。初期化できない場合は、修理の業者との取り決めを確認します。顧客の情報が含まれる旨も、伝えることです。
借りている機器は返す前に消す
自分のものではないため、扱いが変わります。リースやレンタルで借りている機器は期間が終わると返しますが、その中にも顧客の情報が残っているためです。返す前に、こちらで消してください。
貸主が消してくれると、考えないでください。契約の中に返却時のデータの扱いが書かれている場合もありますが、書かれていなければこちらで消すしかないためです。返却の日程が決まったら、その前に消す時間を確保します。
決済の端末は、多くが借りている形になります。返す前に、事業者との紐づけを解除してください。手順は、契約している事業者に確認します。解除しないまま返すと、次に使う人の取引と混ざる危険があるためです。
買い替えの計画を持つ
端末は、急に壊れます。寿命があるため、使い始めた日を記録して買い替えの目安を持ってください。壊れてから慌てると、消す手順が飛ぶためです。買い替えの費用も、計画に入れます。
情報が漏れた場合の対応
起きたときに、備えてください。顧客の情報が漏れた可能性がある場合は、内容と範囲を確認して本人への連絡を検討します。法令に基づく報告が必要になる場合も、あります。扱いは、サロンの顧客情報を安全に管理する完全ガイドで整理しています。一人で判断せず、専門家に相談してください。
VANNAでできること
VANNAでは、顧客の記録や予約の情報がサービス側に保存されるため、端末そのものに情報を溜め込まない運用ができます。ですから端末を買い替えても、新しい端末から同じ情報を確認できます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
一方で端末の初期化を行ったり、廃棄を代行したりする機能はありません。機器の処分は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
手放す前の四つ
これだけ、確認してください。必要なデータを取り出したか、連携しているサービスとの接続を解除したか、口座からサインアウトしたか、初期化したか。この四つを終えてから、手放してください。
よくある質問
削除すれば消えますか
ゴミ箱を空にしても、装置の中にはしばらく残ります。取り出す道具を使えば復元できる場合があります。確実に消すには別の手順が要ります。
対象になる機器は
タブレット、電話、パソコン、決済の端末、複合機、外付けの保存装置、記録用の小型の装置、防犯の映像を記録する装置です。
手順の順番は
必要なデータを取り出す、連携の解除、口座からサインアウト、初期化。この順です。間違えると、取り出せなくなります。
接続の解除とは
端末に紐づいた口座や、決済の事業者との紐づけです。残したまま手放すと、次の持ち主が入れる場合があり、悪用される危険があります。
初期化の方法は
設定の中に、すべての内容を消す項目があります。項目の名前は機種によって違うため、説明書か提供元の案内を確認してください。
暗号化されていますか
最近の端末は暗号化されている場合が多く、初期化で読めなくなります。古い端末は上書きする作業が要ります。設定で確認してください。
最も確実な方法は
保存装置を物理的に壊すことです。穴を開ける、割る、専門の業者に依頼する。自分で行う場合、けがに注意してください。
小さな記録の装置は
引き出しに何枚も残っていませんか。顧客の写真が入ったまま放置されている場合があります。中身を確認して、不要なら壊してください。
下取りに出す場合は
こちらで消してから渡してください。「消去します」と言われても、自分で消したうえで渡してください。証明書を出す業者を選ぶと、記録が残ります。
廃棄の方法は
事業で使った機器は、事業系の廃棄物になります。家庭のごみとして出せない場合があります。自治体の窓口で区分を確認してください。
スタッフに譲ってよいですか
初期化してから渡してください。顧客の情報が残ったまま個人が持つ状態は避けてください。譲渡の記録も残してください。
紙の書類はどうしますか
同じ機会に見直してください。保存の期間を過ぎたものは、裁断して処分してください。そのまま捨てないでください。
裁断の道具は必要ですか
道具がないと、紙がそのまま捨てられます。受付か事務の場所に一台置いてください。量が多い場合、回収して処分する業者に依頼する方法もあります。
通信の機器も対象ですか
無線の通信の機器には、接続の設定が残ります。手放す前に初期化してください。合言葉が残ったままだと、他の場所で使われる場合があります。
記録は残しますか
いつ、どの機器を、どう処分したか。初期化した日、廃棄した日、依頼した業者。問い合わせがあったときに説明できます。
機器の一覧は必要ですか
必要です。機種、購入した日、使っている人、中に何が入っているか。一覧がないと、処分の対象を見落とします。年に一度、実物と照らしてください。
個人の端末はどうしますか
店が管理できません。退職や機種変更のときに消してもらう必要があります。そもそも、個人の端末に残さない運用にしてください。
起動しない機器は
初期化できませんが、中身が読めない状態とは限りません。保存装置を取り外して壊すか、専門の業者に依頼してください。そのまま捨てないでください。
修理に出すときは
可能なら事前に取り出して初期化してください。できない場合、修理の業者との取り決めを確認し、顧客の情報が含まれる旨を伝えてください。
買い替えの時期は
使い始めた日を記録して、目安を持ってください。壊れてから慌てると、消す手順が飛びます。買い替えの費用も計画に入れてください。
情報が漏れたら
内容と範囲を確認し、本人への連絡を検討してください。法令に基づく報告が必要になる場合があります。一人で判断せず、専門家に相談してください。
費用はかかりますか
業者に依頼する場合、機器ごとに費用が発生します。自分で壊す場合、道具の費用だけです。証明書が必要かで、選び方が変わります。
手放す前に何を確認しますか
データを取り出したか、連携を解除したか、サインアウトしたか、初期化したか。この四つを終えてから手放してください。
借りている機器はどうしますか
返す前に、こちらで消してください。貸主が消してくれると考えないでください。契約に返却時のデータの扱いが書かれていない場合、こちらで消すしかありません。
借りている決済の端末は
返す前に、事業者との紐づけを解除してください。手順は契約している事業者に確認します。解除しないまま返すと、次に使う人の取引と混ざる危険があります。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。初期化の手順は機種によって異なり、廃棄の区分は自治体によって異なります。個人情報の漏えいへの対応は、必要に応じて専門家にご相談ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



