サロンの採用面接|雰囲気で決めず、確かめることを先に決める
公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月6日
Summary
面接の進め方を整理します。確かめる項目の決め方、条件の明示、聞いてはいけない事項、実技と見学の扱い、話し方、経歴と資格の確認、断るときの対応、採用後の3か月、応募が来ない場合、書類の扱いを扱います。
応募が来たので会ってみた。話は盛り上がったのに、入って3か月で辞めてしまいました。
面接は、雰囲気で判断すると外れます。何を確かめるかを、先に決めておく必要があります。

何を確かめるかを決める
会う前に、判断の項目を決めてください。技術の水準として、今なにができるか。働ける条件として、曜日、時間、通える距離。続けられるかは、過去の在籍の期間から推測できます。一緒に働けるかも材料になりますが、これだけで決めないでください。今できないことを身につけられるかという、学ぶ意欲も見てください。
三つか四つに絞ってください。多いと、判断がぶれます。
| 確かめること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 技術 | 何ができるか、どこまで一人で行えるか |
| 条件 | 働ける曜日と時間、通う手段 |
| 継続性 | これまでの在籍の期間と、離れた理由 |
| 意欲 | 身につけたいこと |
先に条件を明示する
入ってから知ると、辞める理由になります。賃金の額と計算の方法、働く時間と休みの日と休憩の扱い、任せる仕事の範囲を伝えてください。施術以外の作業も含みます。試用の期間があるなら、その条件も伝えます。
書面で示す義務があるため、口頭だけにしないでください。良く見せようとしないでください。入ってからの落差が、最も定着を損ねます。
聞いてはいけないこと
法令や指針で、避けるべき事項が示されています。本籍や出生地に関すること、家族の職業や収入、学歴、住宅の状況や生活の環境、思想、信条、宗教、支持する政党。尊敬する人物や購読している新聞なども、判断に用いるべきではないとされています。
採用の判断は、本人の適性と能力に基づいて行ってください。判断に迷う場合、公的な指針を確認してください。
実技を見る
話だけでは、技術は分かりません。実際に手を動かしてもらう方法があるので、見る項目を事前に決めてください。緊張するので、その場でできないことを責めないでください。道具の扱い方や片づけ方にも、経験が出ます。速さも判断の材料になるため、時間を計ってください。ただし、実技に対して賃金が発生する場合があります。扱いを確認してください。

見学と体験の扱い
会う前後に、店を見てもらう方法があります。実際の様子を見ると、双方の判断が正確になるためです。働いている時間帯に来てもらい、来店される方には事前に伝えてください。作業をしてもらう場合、賃金が発生する境目があります。詳しくは、サロンの見学と体験入店で整理しています。見学だけなら、負担が小さくなります。
話し方
面接は、選ぶ場であり、選ばれる場でもあります。一方的に質問せず、こちらの店について伝える時間を取ってください。質問も受け付けてください。何を聞かれるかが、判断の材料になります。答えにくい質問には、正直に答えてください。ごまかすと、後で分かります。
圧迫する言い方をしても、何も得られません。会う時間は、30分から1時間で足ります。長すぎると、判断が鈍ります。
経歴の見方
書類からも、情報が読めます。在籍の期間を確認し、短い期間が続いているなら理由を聞いてください。離れた理由も聞きますが、責める形にしないでください。空白の期間があれば確認してください。事情がある場合もあります。
前の職場を悪く言う場合、同じことが繰り返される可能性があるので注意して聞いてください。ただし、実際に問題のある職場だった可能性もあります。決めつけないでください。経歴が短くても技術が高い場合があるため、年数だけで判断しないでください。長く在籍していても、任される範囲が狭かった場合もあります。
資格の確認
必要な資格がある場合、必ず確認してください。免許の原本を見せてもらい、有効かどうかを確かめます。名前が変わっている場合の確認の方法も、決めておいてください。資格が必要な業務を、無資格の人にさせないでください。書き換えや届出が必要な場合があるため、所管の窓口に確認してください。

断るとき
すべての方を採用できません。結果は、必ず連絡してください。連絡しないまま放置しないでください。「1週間以内にご連絡します」という形で、期限を伝えておきます。理由を詳しく説明する義務はありませんが、断る場合も丁寧に対応してください。地域では、評判が伝わります。
書類を返すか処分するかも決めてください。個人の情報です。保管する場合は、期間を決めてください。次の募集で連絡してよいかも、その場で確認しておくと使えます。
採用を決めるとき
決めた後にも、やることがあります。条件を書面で示すことは義務です。いつから働くかを決め、保険や税に関わる手続きを確認してください。持ってきてもらう書類は、先に伝えます。何時に来て何をするかという初日の流れも決めてください。既存のスタッフには、名前といつから来るかを事前に共有してください。
VANNAでできること
VANNAでは、スタッフごとに予約の担当を割り当てられます。入ったばかりの方に受けられるメニューを絞る形も取れます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
採用の管理や、応募の受付を行う機能はありません。募集と選考は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
入った後の3か月
採用は、始まりに過ぎません。最初の3か月で、辞めるかどうかが決まります。何をいつまでに覚えてもらうかを決め、教える時間を予定に組み込んでください。放置しないでください。困っていることを聞く機会も作ります。いきなり多くを任せず、できることから広げてください。条件と違う状態にしないでください。話が違うと感じた時点で、気持ちが離れます。
なお、試用期間の位置づけを誤解したまま採用すると、後で動けなくなります。扱いは試用期間で採用しないと判断するときで整理しています。
応募が来ない場合
そもそも会えない場合もあります。条件が周囲と比べて見劣りしていないか、募集の内容が具体的かを確認してください。曖昧だと、応募されません。働く様子が伝わる情報も載せてください。知り合いからの紹介も、経路の一つです。急いで条件に合わない方を採用すると、後で困ります。一人で続ける判断も、選択肢に残してください。
返事が遅いと会えなくなる
応募した方は、同じ時期に複数の店へ出しています。連絡が3日遅れると、その間に他店で決まります。応募を受けたら、その日か翌日に返してください。日程が固まっていなくても、受け取った旨と、いつ連絡するかだけは先に伝えられます。面接に来ない、連絡が途切れるといったことも起きますが、追いかけないでください。期限を決めて、そこで区切ってください。
雇用の形を決めておく
会う前に、どういう形で働いてもらうかを決めてください。雇う形か業務を委託する形かで、扱いが大きく変わるためです。指揮命令を行い時間を管理するなら、雇用にあたる可能性が高くなります。委託の形にしながら実質が雇用である状態は、問題になります。
保険や税の扱いも、形によって変わります。面貸しの形にする場合、条件を書面にしてください。判断に迷う場合は、社会保険労務士に確認してください。形が決まっていないまま募集すると、条件も示せません。
既存のスタッフへの配慮
新しい人を入れると、今いる人にも影響します。採用を決める前に伝えてください。突然だと、不信につながります。教える負担が誰にかかるかも決めておきます。賃金の水準が既存の人と逆転しないかも確認してください。分かると、不満が生じます。
一緒に働く相手なので、意見も聞いてください。ただし、決めるのは責任者です。全員の同意を条件にしないでください。入った後に既存の人が辞める場合は、原因を確認してください。
面接する側の準備
こちらにも、準備が要ります。聞く項目を紙に書いてください。その場で思いつくままに聞かないでください。比べられるよう、同じ項目を全員に聞きます。複数の方に会うと混ざるので、記録も取ってください。面接する場所は、他の方に聞かれないところにしてください。時間を守ってください。待たせると、印象が悪くなります。
複数人で会えば、見方が偏りません。ただし人数が多いと相手が緊張するため、二人までにしてください。一度で決められない場合、二度会う形もあります。時間を置くと、印象が落ち着きます。
記録と個人の情報
応募の書類は、個人の情報です。見える場所に置かず、選考に関わらない人が見ないようにしてください。採用しなかった方の書類をいつまで保管するかも決め、処分する場合は適切な方法で行ってください。面接で聞いた内容を記録として残す場合も、扱いに注意が要ります。評価に関わらない私的な内容を、書き残さないでください。
| 決めること | 内容 |
|---|---|
| 保管の場所 | 見える場所に置かない |
| 見る範囲 | 選考に関わる人だけ |
| 保管の期間 | 決めておく |
| 処分 | 適切な方法で |
どこまで保管し、いつ処分するかを決めておくと、判断に迷いません。
よくある質問
何を確かめますか
技術の水準、働ける条件、続けられるか、学ぶ意欲。三つか四つに絞ってください。多いと、判断がぶれます。
条件はいつ伝えますか
会う段階で明示してください。賃金、働く時間、休み、任せる仕事の範囲。書面で示す義務があります。入ってから知ると、辞める理由になります。
良く見せてよいですか
入ってからの落差が、最も定着を損ねます。悪い点も含めて、正確に伝えてください。
聞いてはいけないことは
本籍や出生地、家族の職業や収入、住宅の状況、思想や信条、支持する政党。採用の判断は、本人の適性と能力に基づいて行ってください。
実技を見るべきですか
話だけでは技術は分かりません。見る項目を事前に決め、時間も計ってください。ただし、賃金が発生する場合があります。扱いを確認してください。
見学や体験はどうしますか
働いている時間帯に来てもらうと、双方の判断が正確になります。作業をしてもらう場合、賃金が発生する境目があります。
面接での話し方は
一方的に質問しないでください。こちらの店について伝える時間を取り、質問も受け付けてください。圧迫する言い方をしないでください。
経歴はどう見ますか
在籍の期間が短い場合、理由を聞いてください。前の職場を悪く言う場合、注意して聞きます。ただし、決めつけないでください。
資格の確認は
原本を見せてもらい、有効かどうかを確認してください。資格が必要な業務を、無資格の人にさせないでください。
断るときは
必ず連絡してください。放置しないでください。理由を詳しく説明する義務はありませんが、丁寧に対応してください。地域では評判が伝わります。
採用を決めた後にすることは
条件を書面で示し、開始の日と必要な手続きを確認してください。初日の流れを決め、既存のスタッフにも事前に伝えてください。
入った後で気をつけることは
最初の3か月で、辞めるかどうかが決まります。教える時間を予定に組み込み、放置しないでください。条件と違う状態にしないでください。
応募が来ません
条件が周囲と比べて見劣りしていないか、募集の内容が具体的かを確認してください。急いで、条件に合わない方を採用しないでください。
雇用の形はいつ決めますか
募集の前に決めてください。形が決まっていないと、条件も示せません。委託の形にしながら実質が雇用である状態は、問題になります。
既存のスタッフには伝えますか
採用を決める前に伝えてください。突然だと不信につながります。教える負担が誰にかかるか、賃金が逆転しないかも確認してください。
面接する側の準備は
聞く項目を紙に書き、同じ項目を全員に聞いてください。記録を取らないと、複数の方に会ったときに混ざります。
何人で会いますか
二人までにしてください。複数人だと見方が偏りませんが、人数が多いと相手が緊張します。一度で決められない場合、二度会う形もあります。
書類の扱いは
個人の情報です。見える場所に置かず、選考に関わる人だけが見る形にしてください。保管の期間と、処分の方法も決めてください。
試用の期間を設けられますか
設けられますが、その期間も労働の契約です。条件を書面に明示してください。期間が終われば当然に辞めてもらえる、という扱いにはなりません。
連絡がつかなくなりました
期限まで待って、次に進んでください。何度も追わないでください。連絡の期限を先に伝えておくと、こちらの判断が早くなります。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理であり、個別の労務の助言ではありません。採用の手続きや条件の明示に関する要件は、雇用の形態によって変わります。判断に迷う場合、社会保険労務士または公共職業安定所にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



