サロンの在庫と発注|足りなくても、余っても損をする
公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月1日
Summary
在庫と発注の仕組みを整理します。現状の数え方、置き場の一元化、持つ量の決め方、発注する時期、記録、任せる場合の範囲、仕入れ先の選び方、余った在庫と使用期限の扱い、費用としての把握、使う量の見直しを扱います。
施術の途中で、材料が切れていることに気づいた。同じものが、棚の奥に3つ残っていました。
在庫は足りなくても余っても、損をします。仕組みがないと、どちらも起きます。

今あるものを数える
まず、現状を把握してください。すべての材料と商品を、一度数えます。時間はかかりますが、一度は必要です。同じものが複数の場所にないかも、確認してください。分散していると、把握できないためです。
使用期限を確認して、切れているものはその場で分けてください。買ったまま眠っているものも、見つかるはずです。数えた結果は、金額に直すこと。想像より大きい額が、眠っています。これが、出発点になります。
| 確認すること | 見つかること |
|---|---|
| 数量 | 実際にいくつあるか |
| 置き場 | 分散していないか |
| 使用期限 | 切れているもの |
| 使用の有無 | 眠っている在庫 |
置き場を一つにする
分散が、最大の原因です。ですから同じものは、一か所にまとめてください。使う場所の近くに置く分と、保管する分は分けます。保管の場所は、一つに決めること。複数あると、必ず重複するためです。
置き場に名前を書いておくことで、戻す場所が分かります。新しく届いたものを奥に入れれば、古いものから使えます。なお見えない場所に、隠さないでください。忘れます。
定位置と適正な量を決める
いくつ持つかを、決めてください。1か月に使う量は、過去の発注の記録から分かります。届くまでにかかる日数も、確認すること。その間に使う量が、切らさないための最低限になります。
そこに、余裕を加えてください。予想外に使う日が、あるためです。ただし多く持ちすぎると、場所と資金を占めます。使用期限のあるものは、特に持ちすぎないでください。
発注する時期を決める
なくなってから発注すると、間に合いません。ですから「これを切ったら注文する」という基準の数を、決めてください。その数を置き場に表示して、見れば分かる形にします。線を引く、印を付ける。仕組みは、簡単で構いません。
発注する日を週に一度決めてまとめる方法もあり、手間が減ります。急ぎの発注は、送料が余計にかかる場合があります。切らした場合は、施術ができません。売上を、失うことになります。

記録する
数えるだけでは、続きません。発注した日と数量を、記録してください。届いた日も記録することで、かかる日数が分かります。いくらで買ったかを記録しておけば、値上がりにも気づけます。使い切った日を記録すれば、使用の速さも分かります。
紙でも、表計算の書類でも構いません。続けられる形に、してください。複数人で扱う場合は、誰が発注したかも記録します。重ねて注文される事故が、防げるためです。
発注を任せる場合
これは、自分以外が行う場合の決め事です。金額の上限と対象の品目で、発注してよい範囲を決めてください。判断できない場合の相談先も、決めます。発注した内容は、必ず報告する形にすること。勝手に新しいものを買わないよう、明示します。任せた後も、月に一度は内容を確認してください。
責任者が全部を抱えると、他の作業が止まります。ですから任せる範囲を、決めてください。休んだ日に発注が止まる状態も、避けられます。
仕入れ先の選び方
どこから買うかで、条件が変わります。ですから価格だけで、選ばないでください。届くまでの日数、最低の数量、送料。複数の仕入れ先を持てば、一つが止まったときに困りません。
まとめて買うと単価が下がりますが、置く場所と資金が要ります。条件は、定期的に見直すこと。長く同じ先から買っていると、比べていないためです。取引先との関係については、サロンの仕入れ先との付き合い方で整理しています。
余った在庫の扱い
使わないものが、必ず出ます。使用期限が近いものを、優先して使ってください。使う見込みがないものは、早く判断すること。時間が経つほど、価値が下がるためです。販売できるものは販売の対象にする方法もありますが、無理に勧めないでください。
処分する場合は、適切な方法で行ってください。薬剤は、そのまま流せないものがあります。廃棄の方法は、事業から出るごみの扱いで整理しています。なお余った理由も、確認すること。同じことを、繰り返すためです。

使用期限の管理
期限のあるものは、扱いが違います。届いた時点で期限を確認し、近いものを手前に置いてください。定期的に確認する日も、決めます。年に数回では、足りない場合があるためです。期限が切れたものを、使わないでください。開封した後の期限も未開封とは違うため、確認が要ります。開封した日を、容器に書くこと。分からなくなります。
商品として売るものの在庫
施術に使うものとは、扱いが変わります。売れる速さを、把握してください。動かないものは、資金が眠っているためです。見えるところに置かないと、売れません。種類を増やしすぎると、選べなくなり在庫も増えます。売れなかった場合の処分も、先に考えること。季節に合わせて入れ替える場合は、期間を区切ります。残った分を翌年まで持ち越すと、期限が問題になるためです。
試供品と見本の扱い
気づくと、溜まっています。仕入れ先から渡される試供品や、展示会で受け取った見本。無料で手に入るため、断らずに受け取り続けるためです。しかし置き場所は、占めます。
受け取った時点で、扱いを決めてください。自分で試すのか、来店された方に渡すのか、使わないのか。決めずに棚へ入れると、期限が切れるまで残るためです。
渡す場合は、誰に何を渡したかを記録してください。合わなかったときに、確認できるためです。試供品にも使用期限があるため、本体と同じように確認します。使わないと決めたものは、その場で処分すること。「いつか使う」で置いた分が、次の棚卸しで出てきます。
VANNAでできること
VANNAでは、商品をホームページで販売できます。決済はStripeを使い、VANNA側の手数料は0円ですが、Stripeの決済手数料は店舗の負担で別途かかります。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
一方で在庫の数量を管理する機能は、ありません。在庫の把握は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
費用として把握する
在庫は、資金が形を変えたものです。月にいくら仕入れているかを確認して、売上に対する割合を見てください。上がっているなら、原因を探すこと。在庫として持っている金額も、把握してください。使われるまで、現金に戻らないためです。会計の処理は税務上の扱いが関わるため、税理士に確認してください。年に一度、数える機会があります。そのときに、不要なものも整理してください。
保管の環境
置き方でも、傷み方が変わります。窓際や機器の近くは温度が上がるため、避けてください。湿気の多い場所も、容器や包装が傷むため避けます。日の当たる場所に置くと、中身が変質する場合もあります。
床に直接、置かないでください。掃除の妨げになり、湿気も上がるためです。重ねすぎると、下のものが取り出せず期限が切れます。保管の条件が指定されているものは、必ず従うこと。表示を、確認します。冷やす必要のあるものは、食品と分けて保管してください。
切らしたときの対応
それでも、切れる日があります。代わりの方法があるかを、先に確認してください。提供できない場合は、その日の予約に連絡します。当日に伝えると、負担をかけるためです。関係があれば、近くの店から融通してもらう方法もあるでしょう。
急ぎで取り寄せる場合は、費用が余分にかかります。そこは、判断してください。切らした原因も、確認します。発注の遅れか、想定より多く使ったか。同じことが繰り返されるなら、基準の数を上げてください。
使う量を減らす
在庫の管理より、使う量そのものを見直す余地があります。一回あたりに使う量を、測ってください。感覚では、多く使っているはずです。余った分を捨てているなら、その分が損失になります。必要な量をあらかじめ取り分ける形にすることで、無駄が減ります。複数人で使う場合は量に差が出るため、基準を決めてください。ただし削りすぎて仕上がりが落ちると、本末転倒です。
開業のときに考えること
これから始める場合は、買いすぎに注意してください。最初から、多く揃えないこと。何が必要かは、始めてから分かるためです。少量から試して、使うものだけを増やしてください。置き場も、先に決めます。買ってから、困るためです。仕入れ先は、開業の前に確保してください。届くまでの日数も、確認します。
まとめ買いの誘いにも、乗らないでください。使い切れない可能性が、あるためです。開業の時期は、資金を在庫に変えすぎないこと。同業の方に何をどれだけ使っているかを聞くことで、目安が分かります。
スタッフがいる場合
この場合は、運用を共有してください。置き場と戻す場所を、全員に伝えます。減ったときに誰に伝えるかも、決めること。古いものから使うよう、開封の順番も決めます。使う量の基準も、伝えてください。
在庫が合わない場合は、責める前に仕組みを疑ってください。記録の抜けが原因である場合が、多いためです。なお数える作業を、一人に任せないこと。負担が、偏ります。
| 決めること | 内容 |
|---|---|
| 置き場 | 戻す場所を全員に伝える |
| 報告 | 減ったときの連絡先 |
| 使う順番 | 古いものから使う |
| 数える作業 | 一人に任せない |
よくある質問
何から始めますか
すべてを一度数えてください。時間はかかりますが、一度必要です。同じものが複数の場所にないか、使用期限が切れていないかも確認します。
なぜ重複が起きますか
置き場が分散しているからです。同じものは一か所にまとめ、保管の場所を一つに決めてください。複数あると、必ず重複します。
いくつ持てばよいですか
1か月に使う量と、届くまでの日数を把握してください。その間に使う量が最低限です。余裕を加えますが、持ちすぎないでください。
いつ発注しますか
発注する基準の数を決め、置き場に表示してください。線を引く、印を付ける。仕組みは簡単で構いません。なくなってからでは間に合いません。
記録は何を残しますか
発注した日と数量、届いた日、いくらで買ったか。値上がりにも気づけます。紙でも表計算の書類でも構いません。
発注を任せてよいですか
範囲と金額の上限を決めてください。判断できない場合の相談先も決めます。任せた後も、月に一度は内容を確認してください。
仕入れ先はどう選びますか
価格だけで選ばないでください。届くまでの日数、最低の数量、送料。複数の仕入れ先を持つと、一つが止まったときに困りません。
余った在庫はどうしますか
使う見込みがないものは、早く判断してください。時間が経つほど価値が下がります。処分する場合、薬剤はそのまま流せないものがあります。
使用期限の管理は
届いた時点で確認し、期限が近いものを手前に置いてください。開封した後の期限も違います。開封した日を容器に書いてください。
商品として売る在庫は
売れる速さを把握してください。動かないものは、資金が眠っています。種類を増やしすぎないでください。選べなくなり、在庫も増えます。
費用としてどう見ますか
月にいくら仕入れているか、売上に対する割合はどうか。在庫として持っている金額も把握してください。使われるまで、現金に戻りません。
保管の場所で気をつけることは
高温、湿気、日の当たる場所を避けてください。床に直接置かず、重ねすぎないでください。下のものが取り出せず、期限が切れます。
切らしてしまったら
代わりの方法があるかを確認し、提供できない場合は当日より前に連絡してください。原因が繰り返されるなら、基準の数を上げてください。
使う量を減らせますか
一回あたりに使う量を測ってください。感覚では、多く使っています。必要な量をあらかじめ取り分けると、無駄が減ります。
削りすぎるとどうなりますか
仕上がりが落ちると、本末転倒です。費用の削減より、質を保つほうが優先です。
開業のときの注意は
最初から多く揃えないでください。何が必要かは、始めてから分かります。まとめ買いの誘いに乗らないでください。
在庫が合いません
責める前に、仕組みを疑ってください。記録の抜けが原因である場合が多くあります。数える作業を、一人に任せないでください。
試供品が溜まります
受け取った時点で、扱いを決めてください。自分で試すのか、渡すのか、使わないのか。決めずに棚へ入れると、期限が切れるまで残ります。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理であり、個別の税務の助言ではありません。在庫の会計上の扱いや、廃棄の方法は、業種や自治体によって変わります。税理士または所管の窓口にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



