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多店舗展開・事業承継

複数店で品質を揃える|揃うのは技術ではなく、手順と基準

最終更新: 2026年7月29日

1店舗目と2店舗目で、仕上がりが違うと言われる。同じ看板で、違う体験になっています。

技術そのものを完全に揃えることはできません。揃えられるのは、手順と、判断の基準です。

複数店で揃えられるものと揃えられないものを、手順・道具と材料・言葉と時間・技術の細部の四行で整理した図
複数店で揃えられるものと揃えられないものを、手順・道具と材料・言葉と時間・技術の細部の四行で整理した図

揃えられるものと、揃えられないもの

まず、分けてください。

技術の細部は、人によって差が出ます。これは消せません。

一方で、手順、道具、材料、言葉、時間の使い方は、揃えられます。

来店された方が「違う」と感じるのは、多くの場合、技術ではなく手順の差です。

迎え方、案内、確認の言葉、仕上げの説明。

ここを揃えるだけで、印象の差が大きく減ります。

差が出やすい場所を特定する

全部を揃えようとしないでください。

来店から退店までの流れを書き出して、差が出ている箇所に印を付けてください。

多くは、施術そのものではなく前後です。

予約の受け方、初回の確認、料金の説明、次回の案内。

印が付いた箇所から、順に揃えてください。

揃えるもの方法
手順紙1枚の流れを共有する
道具・材料品番まで指定する
言葉確認と説明の文言を決める
時間各工程の目安を決める
技術の細部完全には揃わない。許容する
品質を揃える方法を、月に一度の相互訪問・店長同士の確認・数字での確認の三つに整理した図
品質を揃える方法を、月に一度の相互訪問・店長同士の確認・数字での確認の三つに整理した図

手順を紙1枚にする

これが土台です。

来店から退店までの流れを、1枚に書いてください。

各段階で、何をして、何を確認するか。

長い手順書は読まれません。1枚に収めてください。

両方の店に、同じものを貼ってください。

書き方は、サロンの業務手順書の作り方で整理しています。

材料と道具を指定する

差が出る大きな原因です。

同じ施術でも、使う材料が違えば、仕上がりが変わります。

品番まで指定してください。「同じような商品」では揃いません。

在庫の切れたときの代替も、決めてください。

現場の判断で別の商品を使わせないでください。

仕入れ先も、可能なら揃えてください。

言葉を揃える

見落とされやすい部分です。

来店時の挨拶、確認の質問、料金の説明、次回の案内。

これらの文言を決めて、共有してください。

「だいたい同じことを言う」では、揃いません。

特に、料金と時間の説明は、正確に揃えてください。

食い違うと、その場で信頼を失います。

時間の目安を決める

体験の差になります。

同じ施術で、片方が60分、もう片方が90分だと、印象が違います。

各工程にかける時間の目安を決めてください。

早いことが良いわけではありません。

遅いほうに合わせるか、早いほうに合わせるかを、判断してください。

判断の基準を揃える

技術より重要な場合があります。

断る条件。追加の提案をする条件。やり直しに応じる条件。

これらが店によって違うと、不公平になります。

書き出して、両方の店で同じにしてください。

判断に迷った場合の確認先も、決めてください。

定期的に交換する

最も効く方法です。

スタッフを、月に一度、相互に行き来させてください。

半日で足ります。

自分の店との違いを、その場で見つけられます。

書いたものを読むより、見るほうが早く伝わります。

交通費と時間の費用はかかりますが、揃える効果は大きくなります。

相互に確認する仕組み

一方向にしないでください。

オーナーが確認するだけだと、見ていないときに戻ります。

店長同士で、互いの店を確認する形にしてください。

確認する項目を、一覧にしてください。

指摘された点を、その場で直す形にしてください。

揃えすぎない

行き過ぎると、別の問題が起きます。

すべてを同じにすると、その店の良さが消えます。

地域によって、来る方の層が違います。

必要な対応も違います。

揃えるのは、品質と安全に関わる部分だけにしてください。

雰囲気や会話の作り方は、任せて構いません。

店舗間の差が問題になりやすい項目を、苦情の対応・料金の表示・記録の項目・新人の育て方の四つに分けた図
店舗間の差が問題になりやすい項目を、苦情の対応・料金の表示・記録の項目・新人の育て方の四つに分けた図

写真と説明を揃える

外から見える部分です。

サイトや投稿に載せる写真の撮り方を、揃えてください。

料金の表示も、揃えてください。

片方だけ古い料金が残っていると、来店時に食い違います。

情報を一箇所で管理すると、ずれが起きにくくなります。

苦情の対応を揃える

差が出ると、問題になります。

やり直しに応じる条件、返金の判断、その場の対応。

これらを揃えないと、「あちらの店ではしてくれた」という比較が生まれます。

判断はオーナーが行う形にすると、揃います。

初期の対応は、サロンのクレーム初期対応で整理しています。

記録の付け方を揃える

引き継ぎに影響します。

施術の記録に書く項目を、揃えてください。

書き方が違うと、別の店に来られたときに読めません。

項目を決めて、両方で同じ形式にしてください。

記録の書き方は、サロンの施術記録の書き方で整理しています。

新人の育て方を揃える

差の入口です。

育てる手順が違うと、育った人の質も違います。

教える項目と順番を、決めてください。

同じ内容を、同じ順で教える形にしてください。

育成の計画は、サロンの新人教育計画の作り方で整理しています。

掲示と備品を揃える

見える部分から差が出ます。

料金表、案内の掲示、待つ場所の様子。

同じ内容を、同じ形式で掲示してください。

タオル、ガウン、飲み物。これらも揃えてください。

安いほうに合わせると、片方の方が下がったと感じます。

高いほうに合わせると、費用が増えます。どちらにするかを決めてください。

予約の受け方を揃える

来店前の体験です。

受け付ける時間、確認の連絡、変更の締切、当日の連絡。

これらが店で違うと、同じ店とは思われません。

受け口を共通にすると、自然に揃います。

キャンセルの扱いも、同じ条件にしてください。

揃えた内容を記録する

口伝えにしないでください。

決めた内容と、決めた日を記録してください。

変更した場合、両方の店に同時に伝えてください。

片方だけ古い決めごとで動いていると、差が戻ります。

月に一度、決めごとの一覧を確認してください。

差を数字で確認する

感覚で判断しないでください。

再来の割合、追加の注文の割合、施術にかかった時間。

これらを店ごとに出すと、差が見えます。

差が大きい項目から、原因を探してください。

数字で差が出ていないなら、揃っていると考えて構いません。

来店された方に聞く

最も確かな情報です。

両方の店に来られている方に、違いを聞いてください。

「どちらが良い」ではなく、「何が違いましたか」と聞いてください。

答えにくい質問なので、無理に聞かないでください。

答えが得られた場合、その項目を優先して揃えてください。

揃わない場合の伝え方

隠さないでください。

担当者によって仕上がりに差が出ることは、避けられません。

事前に「担当によって仕上がりに個性があります」と伝える方法があります。

伝えていれば、差が期待の裏切りになりません。

指名の仕組みを作る選択もあります。

オーナーが両方に入りすぎない

かえって揃いません。

オーナーが施術に入ると、その日だけ基準が変わります。

いない日との差が、大きく見えます。

基準は、手順と書いたもので示してください。

現場を離れる進め方は、サロンのオーナーが現場を離れるときで整理しています。

3店舗目を出す前に

揃っていることが条件です。

2店舗で揃っていないなら、3店舗では揃いません。

手順、材料、言葉、判断の基準。

これらが書いたもので回っている状態を作ってから、次を検討してください。

判断は、サロン2店舗目を出す判断で整理しています。

VANNAでできること

VANNAでは、メニューの内容や料金、施術の説明を一箇所で管理でき、店舗ごとのサイトに同じ最新の情報を出せます。顧客ごとの記録も共通の形式で残せるため、別の店に来られたときにも読めます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。

手順書を作成したり、品質を検査したりする機能はありません。手順の作成と共有は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。

料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。

まず揃える三つ

全部を一度にやらないでください。

料金と時間の説明の文言。

使う材料の品番。

断る条件とやり直しの条件。

この三つを揃えるだけで、大きな差の多くが消えます。

いずれも、紙に書いて共有するだけで済みます。

よくある質問

技術は完全に揃いますか

揃いません。細部は人によって差が出ます。揃えられるのは、手順、道具、材料、言葉、時間の使い方です。

何から揃えますか

差が出ている箇所を特定してください。来店から退店までの流れを書き出し、印が付いた箇所から順に揃えます。多くは施術そのものではなく前後です。

手順書はどう作りますか

来店から退店までの流れを1枚に書いてください。長い手順書は読まれません。両方の店に同じものを貼ってください。

材料はどこまで指定しますか

品番までです。「同じような商品」では揃いません。在庫が切れたときの代替も決め、現場の判断で別の商品を使わせないでください。

言葉も揃えますか

来店時の挨拶、確認の質問、料金の説明、次回の案内。特に料金と時間の説明は正確に揃えてください。食い違うと、その場で信頼を失います。

時間はどう揃えますか

各工程にかける時間の目安を決めてください。同じ施術で60分と90分では、印象が違います。早いことが良いわけではありません。

判断の基準も揃えますか

断る条件、追加の提案をする条件、やり直しに応じる条件。店によって違うと、不公平になります。書き出して同じにしてください。

最も効く方法は

スタッフを月に一度、相互に行き来させることです。半日で足ります。書いたものを読むより、見るほうが早く伝わります。

確認は誰がしますか

店長同士で互いの店を確認する形にしてください。オーナーが確認するだけだと、見ていないときに戻ります。

全部を揃えるべきですか

揃えるのは、品質と安全に関わる部分だけにしてください。すべてを同じにすると、その店の良さが消えます。雰囲気や会話は任せて構いません。

外から見える部分は

写真の撮り方と料金の表示を揃えてください。片方だけ古い料金が残っていると、来店時に食い違います。情報を一箇所で管理してください。

苦情の対応は

やり直しの条件、返金の判断、その場の対応を揃えてください。揃えないと「あちらの店ではしてくれた」という比較が生まれます。

記録の付け方は

書く項目を揃えてください。書き方が違うと、別の店に来られたときに読めません。項目を決めて、両方で同じ形式にしてください。

新人の育て方も揃えますか

教える項目と順番を決めてください。育てる手順が違うと、育った人の質も違います。

掲示や備品も揃えますか

料金表、案内の掲示、タオルやガウン。安いほうに合わせると片方の方が下がったと感じ、高いほうに合わせると費用が増えます。どちらにするかを決めてください。

予約の受け方は

受け付ける時間、確認の連絡、変更の締切、当日の連絡。違うと同じ店とは思われません。受け口を共通にすると、自然に揃います。

決めた内容はどう管理しますか

決めた内容と日を記録し、変更は両方の店に同時に伝えてください。片方だけ古い決めごとで動いていると、差が戻ります。

差はどう確認しますか

再来の割合、追加の注文の割合、施術にかかった時間。これらを店ごとに出すと差が見えます。数字で差が出ていないなら、揃っていると考えて構いません。

来店された方に聞いてよいですか

「どちらが良い」ではなく「何が違いましたか」と聞いてください。答えにくい質問なので、無理に聞かないでください。

揃わない場合はどう伝えますか

「担当によって仕上がりに個性があります」と事前に伝える方法があります。伝えていれば、差が期待の裏切りになりません。

オーナーが両方に入れば揃いますか

かえって揃いません。オーナーが施術に入ると、その日だけ基準が変わり、いない日との差が大きく見えます。

3店舗目はいつ出せますか

2店舗で揃っていないなら、3店舗では揃いません。手順、材料、言葉、判断の基準が書いたもので回っている状態を作ってからです。

まず何を揃えますか

料金と時間の説明の文言、使う材料の品番、断る条件とやり直しの条件。この三つで、大きな差の多くが消えます。

出典

本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。揃えるべき範囲は、業種、規模、施術の内容によって変わります。衛生管理や表示については、必要に応じて所管の窓口や専門家にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。