サロンで代金が支払われない場合|その場の対応と、回収の判断
最終更新: 2026年7月28日
Summary
会計時に支払えない場面と、その後の対応を整理します。起きる場面の型、その場でできること、後払いを受けるかの判断、連絡が取れない場合、法的な手続き、起きにくくする方法、会計上の処理を扱います。
「財布を忘れました」と言われた。「後で払います」と言われたまま、連絡が取れない。
頻度は低くても、起きます。そして、起きたときにどうするかを決めていないと、その場で困ります。

起きる場面を知っておく
支払われない場面には、いくつかの型があります。
支払いの手段を持っていない場合です。財布を忘れた、現金がない、カードが使えない。
一部だけ足りない場合もあります。追加の料金が生じて、手持ちで足りなくなる。
そのまま出ていかれる場合です。会計をせずに退店される。
後払いを約束したまま、連絡が取れなくなる場合です。
回数券や前払いの分について、認識が食い違う場合もあります。
いずれも、対応を決めておけば、その場で慌てません。
| 場面 | 主な対応 |
|---|---|
| 手段がない | 別の支払い方法を案内 |
| 一部だけ足りない | 不足分の扱いを決める |
| 会計せずに退店 | すぐ連絡。記録を残す |
| 後払いのまま連絡が取れない | 段階的に対応 |
その場でできること
会計の場面で気づいたら、選択肢があります。
別の支払いの手段を案内してください。現金以外が使えるなら、その旨を伝えます。
近くに現金を引き出せる場所があるなら、案内する方法もあります。
後日の支払いを受ける場合、条件を明確にしてください。いつまでに、どう払うか。
連絡先を確認してください。名前、電話番号。すでに登録がある方なら、その情報で足ります。
書面に残す方法もあります。金額、日付、支払いの約束。署名をいただく形です。
責める言い方をしないでください。その場の対応が悪いと、払う意思も削がれます。
後払いを受けるかの判断
受けるかどうかは、判断が分かれます。
長く通っている方なら、受けても回収できる可能性が高くなります。
初めての方の場合、連絡先が正しいかも分かりません。
金額の大きさでも判断が変わります。少額なら、回収の手間のほうが大きくなります。
受けないと決める判断も成り立ちます。ただし、施術は終わっています。帰っていただくしかありません。
受ける場合、期限を明確にしてください。「次回のご来店時に」では、次回が来ない場合があります。
記録を残してください。約束の内容と、経緯。

連絡が取れなくなった場合
期限を過ぎても支払われない場合。
まず、連絡してください。忘れている場合があります。
一度で諦めないでください。連絡がつかない時間帯かもしれません。
複数の手段で試してください。電話、メッセージ、メール。
記録を残してください。いつ、どの手段で、何度連絡したか。
それでも連絡が取れない場合、書面で請求する方法があります。内容を記録に残せます。
金額が小さい場合、回収にかかる費用と時間のほうが大きくなります。あきらめる判断も、経営としては合理的です。
法的な手続き
金額が大きい場合、手続きがあります。
支払いを求める権利には、期限が定められています。時間が経ちすぎると、行使できなくなります。
少額の請求について、簡易な手続きが用意されています。
弁護士に相談する方法もあります。ただし、費用と回収できる額を比べてください。
自分で強引に回収しようとしないでください。取り立ての方法によっては、別の問題が生じます。
相手の自宅や職場に押しかける、繰り返し電話をかける。これらは避けてください。
判断に迷う場合、弁護士か、法律相談の窓口に確認してください。
起きにくくする
そもそも起きる回数を減らせます。
支払いの方法を、事前に伝えてください。ホームページ、予約の画面、掲示。
追加の料金が生じる条件を、施術の前に伝えてください。会計で金額が変わると、手持ちで足りなくなります。
現金以外の手段を用意してください。財布を忘れても、支払える形が増えます。
高額なメニューでは、事前の決済を検討してください。
初めての方には、料金を事前に確認していただく形もあります。
会計の場所を、出口から離してください。素通りしにくくなります。

前払いと回数券の扱い
先にお金をいただく形にも、注意が要ります。
回数券や前払いは、預かっている状態です。使われるまで、こちらの売上とは扱いが異なります。
有効期限を設ける場合、その条件を明示してください。
途中で解約を求められる場合があります。応じる条件を決めておいてください。
店を閉める場合、未使用の分をどうするかを考えてください。
一定の条件に該当する場合、法令上の規制の対象になることがあります。長期にわたる契約や、高額のものは特に確認が要ります。
判断に迷う場合、消費生活センターや専門家に確認してください。
VANNAでは、Stripeを使った事前の決済に対応しており、予約の時点で支払いを受けられます。予約や販売に対するVANNA側の手数料は0円ですが、Stripeの決済手数料は店舗の負担で別途かかります。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
未収金を管理する機能はありません。回収の管理は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
記録と会計の処理
支払われなかった分の扱いも、決める必要があります。
未収の状態を記録してください。誰に、いくら、いつの分か。
回収できた場合、その記録も残してください。
回収できないと判断した場合の処理は、税務上の扱いが関わります。税理士に確認してください。
売上として計上した分を、後から処理する形になります。自己判断で消さないでください。
年に一度、未収の状態を確認してください。放置すると、忘れます。
金額が積み上がっているなら、運用に問題があります。
| 記録すること | 理由 |
|---|---|
| 誰に、いくら、いつの分 | 回収と会計の両方に必要 |
| 連絡した経緯 | 対応の記録 |
| 回収できた日 | 会計の処理に使う |
| 回収不能の判断 | 税務上の扱いを税理士へ確認 |
同じ方が繰り返す場合
一度だけなら、事情があったと考えられます。
繰り返される場合、扱いを変えてください。
先払いをお願いする方法があります。「今回は先にお願いできますか」と伝えます。
理由を説明してください。過去の経緯を挙げると、納得されます。
それでも改善しない場合、施術を断る判断も必要です。
記録があると、この判断ができます。記憶だけでは、正確に説明できません。
一人で抱えないでください。判断に迷う場合、専門家に相談してください。
金額と手間を比べる
回収そのものが、目的ではありません。
回収にかかる時間を計算してください。連絡、書面の作成、手続き。
その時間で施術ができたなら、いくらになるかを考えてください。
少額であれば、追わない判断が経営としては合理的です。
ただし、記録は残してください。同じ方が繰り返す場合の判断に使います。
金額が大きい場合、専門家に相談する価値があります。費用と回収できる額を比べてください。
感情で判断しないでください。「許せない」という気持ちは分かりますが、時間と労力を失います。
年間で見て、未収がどれくらい生じているかを確認してください。頻度が高いなら、運用に原因があります。
事前の決済という選択
支払いの問題を、根本的に減らす方法があります。
予約の時点で支払いを受ける形です。来店時の会計そのものがなくなります。
高額なメニューや、遠方から来られる方に向きます。
キャンセルの扱いを決めてください。返金の条件を明示する必要があります。
すべてを事前にする必要はありません。特定のメニューだけに適用する形もあります。
決済の手数料がかかります。売上に対する割合を確認してください。
事前の決済に抵抗を持つ方もいます。強制する形にしないでください。
導入する場合、条件を分かりやすく示してください。いつ支払うのか、変更したい場合どうなるのか。
事前の決済を導入しても、当日の追加の料金は生じます。その扱いも決めておいてください。
導入した後、未収がどれくらい減ったかを確認してください。効果が見えないなら、原因は別にあります。会計の流れそのものに問題がある場合、決済の方法を変えても解決しません。
会計せずに出ていかれた場合
気づいたときには、退店されている場面があります。
すぐ連絡してください。時間が経つほど、対応が難しくなります。
悪意がない場合が多くあります。会計を忘れる、済ませたと思い込む。責める前に確認してください。
連絡先が分からない場合、予約の記録を確認してください。
初めての方で、連絡先を取得していない場合、回収は難しくなります。
防ぐには、会計の流れを明確にすることです。施術が終わったら、必ず会計の場所へ案内する形にしてください。
見送りまでを一連の流れにすると、抜けにくくなります。
複数のスタッフがいる場合、誰が会計を担当したかを記録してください。
| 段階 | 対応 |
|---|---|
| 気づいた直後 | すぐ連絡する |
| 連絡先が不明 | 予約の記録を確認 |
| 防ぐ方法 | 会計から見送りまでを一連の流れに |
| 複数人の場合 | 誰が会計したかを記録 |
スタッフがいる場合
対応を個人に任せないでください。
その場で判断できる範囲を決めてください。後払いを認めてよいか、金額の上限はあるか。
判断できない場合の連絡先を決めてください。
スタッフを責めないでください。防げなかったことを叱ると、次から報告されなくなります。
報告しやすい状態にしてください。隠されるほうが、対応が遅れます。
不足分をスタッフに負担させる扱いは避けてください。労働の条件に関わる問題になりえます。
対応の記録を共有してください。同じ方が来たときに必要です。
対応の基準を紙にしておくと、担当者が違っても同じ扱いになります。
よくある質問
財布を忘れたと言われたら
別の支払いの手段を案内してください。現金以外が使えるなら、その旨を伝えます。後日の支払いを受ける場合、いつまでに、どう払うかを明確にし、記録を残してください。
後払いを受けるべきですか
長く通っている方なら回収の可能性が高く、初めての方は連絡先の正確さも分かりません。金額の大きさでも判断が変わります。受ける場合、期限を明確にしてください。
「次回来たときに」でよいですか
次回が来ない場合があります。期限を明確にしてください。「1週間以内に」といった形です。
連絡が取れなくなったら
一度で諦めず、複数の手段で試してください。記録を残し、書面で請求する方法もあります。金額が小さい場合、回収にかかる費用と時間のほうが大きくなります。
強く取り立ててよいですか
避けてください。自宅や職場に押しかける、繰り返し電話をかける。これらは別の問題が生じます。判断に迷う場合、弁護士か法律相談の窓口に確認してください。
起きにくくするには
支払いの方法を事前に伝え、追加の料金が生じる条件を施術の前に説明してください。現金以外の手段を用意し、高額なメニューでは事前の決済を検討してください。
前払いや回数券の注意点は
使われるまでは預かっている状態です。有効期限の条件、途中解約への対応、店を閉める場合の未使用分。一定の条件に該当すると、法令上の規制の対象になることがあります。
会計上どう処理しますか
未収の状態を記録し、回収できないと判断した場合の処理は税理士に確認してください。売上として計上した分を後から処理する形になります。自己判断で消さないでください。
同じ方が繰り返す場合は
先払いをお願いする方法があります。理由を説明すれば、納得されます。改善しない場合、施術を断る判断も必要です。記録があると、この判断ができます。
会計せずに出ていかれたら
すぐ連絡してください。悪意がない場合が多くあります。会計を忘れる、済ませたと思い込む。責める前に確認してください。連絡先が分からない場合、予約の記録を確認します。
防ぐ方法はありますか
会計の流れを明確にしてください。施術が終わったら、必ず会計の場所へ案内する形にします。見送りまでを一連の流れにすると、抜けにくくなります。
スタッフの対応はどう決めますか
その場で判断できる範囲と、判断できない場合の連絡先を決めてください。防げなかったことを叱ると、次から報告されなくなります。報告しやすい状態にしてください。
不足分をスタッフに払わせてよいですか
避けてください。労働の条件に関わる問題になりえます。判断に迷う場合、社会保険労務士に確認してください。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理であり、個別の法的・税務の助言ではありません。回収の手続きや会計上の処理は、個別の事情により判断が変わります。弁護士、税理士、または各相談窓口にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



