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経営・数値・利益

サロンで代金が支払われない場合|その場の対応と、回収の判断

最終更新: 2026年7月28日

Summary

会計時に支払えない場面と、その後の対応を整理します。起きる場面の型、その場でできること、後払いを受けるかの判断、連絡が取れない場合、法的な手続き、起きにくくする方法、会計上の処理を扱います。

「財布を忘れました」と言われた。「後で払います」と言われたまま、連絡が取れない。

頻度は低くても、起きます。そして、起きたときにどうするかを決めていないと、その場で困ります。

支払われない場面を4つの型に分けた図
支払われない場面を4つの型に分けた図

起きる場面を知っておく

支払われない場面には、いくつかの型があります。

支払いの手段を持っていない場合です。財布を忘れた、現金がない、カードが使えない。

一部だけ足りない場合もあります。追加の料金が生じて、手持ちで足りなくなる。

そのまま出ていかれる場合です。会計をせずに退店される。

後払いを約束したまま、連絡が取れなくなる場合です。

回数券や前払いの分について、認識が食い違う場合もあります。

いずれも、対応を決めておけば、その場で慌てません。

場面主な対応
手段がない別の支払い方法を案内
一部だけ足りない不足分の扱いを決める
会計せずに退店すぐ連絡。記録を残す
後払いのまま連絡が取れない段階的に対応

その場でできること

会計の場面で気づいたら、選択肢があります。

別の支払いの手段を案内してください。現金以外が使えるなら、その旨を伝えます。

近くに現金を引き出せる場所があるなら、案内する方法もあります。

後日の支払いを受ける場合、条件を明確にしてください。いつまでに、どう払うか。

連絡先を確認してください。名前、電話番号。すでに登録がある方なら、その情報で足ります。

書面に残す方法もあります。金額、日付、支払いの約束。署名をいただく形です。

責める言い方をしないでください。その場の対応が悪いと、払う意思も削がれます。

後払いを受けるかの判断

受けるかどうかは、判断が分かれます。

長く通っている方なら、受けても回収できる可能性が高くなります。

初めての方の場合、連絡先が正しいかも分かりません。

金額の大きさでも判断が変わります。少額なら、回収の手間のほうが大きくなります。

受けないと決める判断も成り立ちます。ただし、施術は終わっています。帰っていただくしかありません。

受ける場合、期限を明確にしてください。「次回のご来店時に」では、次回が来ない場合があります。

記録を残してください。約束の内容と、経緯。

後払いを受ける場合に決める3点と、対応の姿勢を示した図
後払いを受ける場合に決める3点と、対応の姿勢を示した図

連絡が取れなくなった場合

期限を過ぎても支払われない場合。

まず、連絡してください。忘れている場合があります。

一度で諦めないでください。連絡がつかない時間帯かもしれません。

複数の手段で試してください。電話、メッセージ、メール。

記録を残してください。いつ、どの手段で、何度連絡したか。

それでも連絡が取れない場合、書面で請求する方法があります。内容を記録に残せます。

金額が小さい場合、回収にかかる費用と時間のほうが大きくなります。あきらめる判断も、経営としては合理的です。

法的な手続き

金額が大きい場合、手続きがあります。

支払いを求める権利には、期限が定められています。時間が経ちすぎると、行使できなくなります。

少額の請求について、簡易な手続きが用意されています。

弁護士に相談する方法もあります。ただし、費用と回収できる額を比べてください。

自分で強引に回収しようとしないでください。取り立ての方法によっては、別の問題が生じます。

相手の自宅や職場に押しかける、繰り返し電話をかける。これらは避けてください。

判断に迷う場合、弁護士か、法律相談の窓口に確認してください。

起きにくくする

そもそも起きる回数を減らせます。

支払いの方法を、事前に伝えてください。ホームページ、予約の画面、掲示。

追加の料金が生じる条件を、施術の前に伝えてください。会計で金額が変わると、手持ちで足りなくなります。

現金以外の手段を用意してください。財布を忘れても、支払える形が増えます。

高額なメニューでは、事前の決済を検討してください。

初めての方には、料金を事前に確認していただく形もあります。

会計の場所を、出口から離してください。素通りしにくくなります。

支払われない事態を起きにくくする4つの方法を並べた図
支払われない事態を起きにくくする4つの方法を並べた図

前払いと回数券の扱い

先にお金をいただく形にも、注意が要ります。

回数券や前払いは、預かっている状態です。使われるまで、こちらの売上とは扱いが異なります。

有効期限を設ける場合、その条件を明示してください。

途中で解約を求められる場合があります。応じる条件を決めておいてください。

店を閉める場合、未使用の分をどうするかを考えてください。

一定の条件に該当する場合、法令上の規制の対象になることがあります。長期にわたる契約や、高額のものは特に確認が要ります。

判断に迷う場合、消費生活センターや専門家に確認してください。

VANNAでは、Stripeを使った事前の決済に対応しており、予約の時点で支払いを受けられます。予約や販売に対するVANNA側の手数料は0円ですが、Stripeの決済手数料は店舗の負担で別途かかります。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。

未収金を管理する機能はありません。回収の管理は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。

料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。

記録と会計の処理

支払われなかった分の扱いも、決める必要があります。

未収の状態を記録してください。誰に、いくら、いつの分か。

回収できた場合、その記録も残してください。

回収できないと判断した場合の処理は、税務上の扱いが関わります。税理士に確認してください。

売上として計上した分を、後から処理する形になります。自己判断で消さないでください。

年に一度、未収の状態を確認してください。放置すると、忘れます。

金額が積み上がっているなら、運用に問題があります。

記録すること理由
誰に、いくら、いつの分回収と会計の両方に必要
連絡した経緯対応の記録
回収できた日会計の処理に使う
回収不能の判断税務上の扱いを税理士へ確認

同じ方が繰り返す場合

一度だけなら、事情があったと考えられます。

繰り返される場合、扱いを変えてください。

先払いをお願いする方法があります。「今回は先にお願いできますか」と伝えます。

理由を説明してください。過去の経緯を挙げると、納得されます。

それでも改善しない場合、施術を断る判断も必要です。

記録があると、この判断ができます。記憶だけでは、正確に説明できません。

一人で抱えないでください。判断に迷う場合、専門家に相談してください。

金額と手間を比べる

回収そのものが、目的ではありません。

回収にかかる時間を計算してください。連絡、書面の作成、手続き。

その時間で施術ができたなら、いくらになるかを考えてください。

少額であれば、追わない判断が経営としては合理的です。

ただし、記録は残してください。同じ方が繰り返す場合の判断に使います。

金額が大きい場合、専門家に相談する価値があります。費用と回収できる額を比べてください。

感情で判断しないでください。「許せない」という気持ちは分かりますが、時間と労力を失います。

年間で見て、未収がどれくらい生じているかを確認してください。頻度が高いなら、運用に原因があります。

事前の決済という選択

支払いの問題を、根本的に減らす方法があります。

予約の時点で支払いを受ける形です。来店時の会計そのものがなくなります。

高額なメニューや、遠方から来られる方に向きます。

キャンセルの扱いを決めてください。返金の条件を明示する必要があります。

すべてを事前にする必要はありません。特定のメニューだけに適用する形もあります。

決済の手数料がかかります。売上に対する割合を確認してください。

事前の決済に抵抗を持つ方もいます。強制する形にしないでください。

導入する場合、条件を分かりやすく示してください。いつ支払うのか、変更したい場合どうなるのか。

事前の決済を導入しても、当日の追加の料金は生じます。その扱いも決めておいてください。

導入した後、未収がどれくらい減ったかを確認してください。効果が見えないなら、原因は別にあります。会計の流れそのものに問題がある場合、決済の方法を変えても解決しません。

会計せずに出ていかれた場合

気づいたときには、退店されている場面があります。

すぐ連絡してください。時間が経つほど、対応が難しくなります。

悪意がない場合が多くあります。会計を忘れる、済ませたと思い込む。責める前に確認してください。

連絡先が分からない場合、予約の記録を確認してください。

初めての方で、連絡先を取得していない場合、回収は難しくなります。

防ぐには、会計の流れを明確にすることです。施術が終わったら、必ず会計の場所へ案内する形にしてください。

見送りまでを一連の流れにすると、抜けにくくなります。

複数のスタッフがいる場合、誰が会計を担当したかを記録してください。

段階対応
気づいた直後すぐ連絡する
連絡先が不明予約の記録を確認
防ぐ方法会計から見送りまでを一連の流れに
複数人の場合誰が会計したかを記録

スタッフがいる場合

対応を個人に任せないでください。

その場で判断できる範囲を決めてください。後払いを認めてよいか、金額の上限はあるか。

判断できない場合の連絡先を決めてください。

スタッフを責めないでください。防げなかったことを叱ると、次から報告されなくなります。

報告しやすい状態にしてください。隠されるほうが、対応が遅れます。

不足分をスタッフに負担させる扱いは避けてください。労働の条件に関わる問題になりえます。

対応の記録を共有してください。同じ方が来たときに必要です。

対応の基準を紙にしておくと、担当者が違っても同じ扱いになります。

よくある質問

財布を忘れたと言われたら

別の支払いの手段を案内してください。現金以外が使えるなら、その旨を伝えます。後日の支払いを受ける場合、いつまでに、どう払うかを明確にし、記録を残してください。

後払いを受けるべきですか

長く通っている方なら回収の可能性が高く、初めての方は連絡先の正確さも分かりません。金額の大きさでも判断が変わります。受ける場合、期限を明確にしてください。

「次回来たときに」でよいですか

次回が来ない場合があります。期限を明確にしてください。「1週間以内に」といった形です。

連絡が取れなくなったら

一度で諦めず、複数の手段で試してください。記録を残し、書面で請求する方法もあります。金額が小さい場合、回収にかかる費用と時間のほうが大きくなります。

強く取り立ててよいですか

避けてください。自宅や職場に押しかける、繰り返し電話をかける。これらは別の問題が生じます。判断に迷う場合、弁護士か法律相談の窓口に確認してください。

起きにくくするには

支払いの方法を事前に伝え、追加の料金が生じる条件を施術の前に説明してください。現金以外の手段を用意し、高額なメニューでは事前の決済を検討してください。

前払いや回数券の注意点は

使われるまでは預かっている状態です。有効期限の条件、途中解約への対応、店を閉める場合の未使用分。一定の条件に該当すると、法令上の規制の対象になることがあります。

会計上どう処理しますか

未収の状態を記録し、回収できないと判断した場合の処理は税理士に確認してください。売上として計上した分を後から処理する形になります。自己判断で消さないでください。

同じ方が繰り返す場合は

先払いをお願いする方法があります。理由を説明すれば、納得されます。改善しない場合、施術を断る判断も必要です。記録があると、この判断ができます。

会計せずに出ていかれたら

すぐ連絡してください。悪意がない場合が多くあります。会計を忘れる、済ませたと思い込む。責める前に確認してください。連絡先が分からない場合、予約の記録を確認します。

防ぐ方法はありますか

会計の流れを明確にしてください。施術が終わったら、必ず会計の場所へ案内する形にします。見送りまでを一連の流れにすると、抜けにくくなります。

スタッフの対応はどう決めますか

その場で判断できる範囲と、判断できない場合の連絡先を決めてください。防げなかったことを叱ると、次から報告されなくなります。報告しやすい状態にしてください。

不足分をスタッフに払わせてよいですか

避けてください。労働の条件に関わる問題になりえます。判断に迷う場合、社会保険労務士に確認してください。

出典

本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理であり、個別の法的・税務の助言ではありません。回収の手続きや会計上の処理は、個別の事情により判断が変わります。弁護士、税理士、または各相談窓口にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。