サロンのSNSの年間計画|先に埋めるのは、繁忙期ではなく閑散期の前
公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月1日
Summary
SNSの年間計画の立て方を整理します。繁忙と閑散の書き出し、閑散期の1か月前に動く理由、繁忙期に頻度を下げる決め方、年末年始と大型連休の告知の時期、型の配分までで止める粒度、前年の記録の使い方、料金改定と新メニューの告知を扱います。
忙しい月に投稿が止まり、暇な月に慌てて出す。これを毎年繰り返している店が、多くあります。
しかし順番が、逆です。暇な月に予約を入れたいなら、その1か月前に出す必要があります。年間で見ると、この時期がずれるためです。

年間で見る理由
月ごとに考えると、間に合いません。投稿を見てから来店まで時間がかかるため、暇な月の直前に告知しても予約は埋まらないからです。動くのは、1か月から2か月前。
年間で見ることで、いつ何を出すかが決まり、その月に慌てずに済みます。
まず繁忙と閑散を書き出す
ここが、計画の土台になります。過去1年の売上か予約の件数を月ごとに並べることで、多い月と少ない月が見えてきます。記録がない場合は記憶で構いませんし、おおよそで足ります。
なお業種によって、時期は違います。他店の話を当てはめず、自店の数字で判断してください。
| 時期 | 投稿の役割 | 頻度 |
|---|---|---|
| 閑散期の1〜2か月前 | 予約を促す内容 | 通常より多め |
| 閑散期 | 空きの告知、役立つ情報 | 通常 |
| 繁忙期の1か月前 | 早めの予約を促す | 通常 |
| 繁忙期 | 営業の連絡が中心 | 少なめでよい |

閑散期の1か月前に動く
ここが、最も重要な設計になります。暇になる月が分かっているなら、その1か月前から準備して予約を促す内容をその時期に出してください。閑散期に入ってから出しても間に合わないためで、年間の計画がないとこの前倒しができません。
繁忙期は頻度を下げてよい
ここは、無理をしないでください。予約が埋まっている月に投稿を増やす必要はなく、営業に関する連絡だけで足ります。
繁忙期に頻度を保とうとして、疲れて止まる。これが、最も多い失敗です。事前に「この月は下げる」と決めておくことで、罪悪感なく下げられます。
季節の行事に無理に絡めない
関係がないなら、触れないでください。行事に絡めた内容には時期が伝わる利点がありますが、無関係な内容を無理に絡めると不自然になるためです。自店の施術と関係がある行事だけを、扱ってください。なお行事の名称や図案に、権利がある場合もあります。
年末年始の告知
年末年始の告知は、早めに出してください。1か月前から出し始めて、最終の営業日・休みの期間・初日の営業という三つを明記します。1回では届かないため、3回に分けて出すことになります。
年末は予約が集中するため、早めの予約を促す内容もあわせて出します。年始の初売りなどを行う場合は、その内容も早めに告知することです。
大型連休の扱い
こちらも、同じ構造になります。2週間前から告知して、休むか開けるかを明記してください。連休中に開ける場合は混み具合の目安も伝え、連休明けの営業日も書きます。なお連休中は、頻度を落として構いません。
新しい年度が始まる時期
ここは、動きが大きい時期になります。引っ越しや異動で顧客が入れ替わるため、新しく来られる方に向けた内容を増やしてください。初めての方が知りたいことは、繰り返し出します。離れる方への対応も考えたうえで、この時期の記録を残すことで翌年の計画に使えます。
気候が影響する時期
ここも、業種によって違います。湿度が高い時期、乾燥する時期、暑い時期。自店の施術に影響する時期を書き出して、その時期の悩みに答える内容を事前に用意してください。前年に出した内容なら、翌年に手を入れて使えます。
予約が埋まっている時期の内容
ここでは、売り込まないでください。埋まっている時期に予約を促すと、断ることになるためです。その時期は自宅での手入れの方法、次回の目安、季節の注意点といった既存の方への内容を出すことで、次の予約につながります。
予約が空いている時期の内容
逆にここでは、促す内容を出してください。空いている時間帯を「平日の午前中が取りやすい」という形で、具体的に示します。ただし割引に頼らない形を先に試すことです。割引を出すと、通常の料金で来ていた方にも影響するためです。
年に一度でよい投稿
決めておくことで、忘れずに済みます。料金の一覧、施術の流れ、店へのアクセスと道順、営業時間と定休日。これらは年に一度出し直せば足りるため、出す月を決めて計画に入れてください。

計画は型の配分まで
計画は、内容まで決めないでください。月ごとにどの型を何本出すかまでを決めて、具体的な内容はその月に決めます。1年分の内容を先に決めると、状況が変わったときに使えないためです。型の分け方は、サロンのSNSのネタ切れで整理しています。粗い計画のほうが、結果として続きます。
前年の記録を使う
ここが、計画の材料になります。前年に何を出したか、反応が良かった内容、そこから予約が来た内容。これを記録することで翌年の同じ時期に手を入れて使えますし、記録がなければ毎年ゼロから考えることになります。書く量は、日付と内容の一言で構いません。
記録がない最初の年
ここは、粗くて構いません。前年の記録がない状態では、計画も粗くなるためです。繁忙と閑散だけを書き出して、頻度を決めてください。その年の記録を取ることが翌年の計画になるため、最初の年は計画を作ることより記録を取ることを優先します。
休みの告知は前倒しする
ここは遅れると、実害が出ます。臨時の休みが決まったらその日に出し、長期の休みは1か月前から出してください。予約が入っている方には、個別に連絡します。投稿だけでは、見ていない方に届かないためです。
料金を変えるとき
告知の時期も、計画に入れてください。料金の改定は事前に伝えるもので、1か月前には出します。変更の理由を簡潔に書いて、改定の日を明記してください。過去の投稿に古い料金が残っていないかも、あわせて確認することです。
新しい内容を始めるとき
ここは、準備の期間を取ってください。始める1か月前から内容・料金・所要時間・予約の開始日を告知し、始めた直後には実際の様子を出します。なお始める時期を閑散期に合わせることで、余裕を持って対応できます。
計画通りにいかないとき
前提として、いきません。予定した月に出せない場合は、翌月に回して構いません。計画はあくまで目安のため、守れなかったことを気にしないでください。3か月に一度、計画と実績を見比べて大きくずれているなら計画のほうを直します。
撮影の日も年間で決める
撮影の日も、投稿の計画と一緒に置いてください。素材がなければ、計画どおりに出せないためです。季節ごとに1回、年に4回。これを先に予定へ入れておけば、繁忙期の直前に撮っておくことで繁忙期に撮る必要がなくなります。外観は季節で変わるため、年4回の撮影は外観の更新にもなります。撮る段取りは、サロンの写真をまとめて撮る段取りで整理しています。
見直しは3か月ごと
年に一度では、遅すぎます。3か月ごとに、出せた本数・そこから来た予約の件数・かけた時間を計画と見比べてください。計画のほうが現実と合っていないなら、計画を直します。実績が計画を下回り続けるなら、計画が重すぎるためです。見直しに使う時間は、30分で足ります。
計画を紙にする
計画は、頭の中に置かないでください。1枚の紙に12か月分を書いて、各月に頻度と主な型と告知することを書き、見える場所に貼ります。見なければ、計画は存在しないのと同じだからです。
スタッフと共有する
共有することで、任せられます。計画があると、担当者が自分で動けるためです。繁忙期に頻度を下げてよいことも伝えたうえで計画を渡すことで、確認の回数も減ります。任せ方は、サロンのSNSをスタッフに任せるで整理しています。
一人で営業する場合
ここでこそ、計画の効果が最も出ます。その月に考える必要がなくなりますし、決めておけば繁忙期に罪悪感なく頻度を下げられるためです。年末に、翌年の計画を作る時間を取ってください。2時間あれば、足ります。事務の時間の作り方は、サロンの事務仕事をいつやるかで整理しています。
VANNAでできること
VANNAでは、営業時間や臨時休業、料金の情報をサイト上で管理でき、告知の内容とサイトの表示を合わせて更新できます。予約の記録からは、月ごとの繁忙と閑散を確認する材料も蓄積されます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
一方で投稿の計画を作成したり、予定を管理したり、SNSへ自動で投稿したりする機能はありません。計画の作成と投稿は、別に行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
計画を作る時間
計画を作る時間は、年に2時間で足ります。繁忙と閑散の書き出しに30分、月ごとの頻度と型の配分に1時間、告知する項目の書き出しに30分。この2時間で1年分の迷いが減るため、年末か年度末に時間を取ってください。
よくある質問
なぜ年間で見ますか
投稿を見てから来店まで時間がかかります。暇な月の直前に告知しても、予約は埋まりません。1か月から2か月前に動いている必要があります。
何から始めますか
過去1年の売上か予約の件数を月ごとに並べ、多い月と少ない月を書き出してください。記録がなければ、記憶で構いません。
閑散期にはいつ動きますか
その1か月前です。閑散期に入ってから出しても、間に合いません。年間の計画がないと、この前倒しができません。
繁忙期も頻度を保ちますか
下げて構いません。予約が埋まっている月に増やす必要はありません。事前に「この月は下げる」と決めておけば、罪悪感なく下げられます。
季節の行事に絡めますか
自店の施術と関係がある行事だけにしてください。無関係な内容を無理に絡めると、不自然になります。名称や図案に権利がある場合もあります。
年末年始の告知はいつですか
1か月前から出し始め、3回に分けてください。最終の営業日、休みの期間、初日の営業。この三つを明記してください。
大型連休は
2週間前から告知してください。休むか開けるか、連休中の混み具合、連休明けの営業日を書いてください。
新年度の時期は
引っ越しや異動で顧客が入れ替わります。初めての方が知りたいことを、繰り返し出してください。この時期の記録は翌年に使えます。
埋まっている時期は何を出しますか
売り込まないでください。自宅での手入れの方法、次回の目安、季節の注意点。次の予約につながる内容を出してください。
空いている時期は
空いている時間帯を具体的に示してください。「平日の午前中が取りやすい」という形です。割引に頼らない形を先に試してください。
年に一度でよい投稿は
料金の一覧、施術の流れ、道順、営業時間と定休日。出す月を決めて、計画に入れてください。
計画はどこまで細かくしますか
月ごとに、どの型を何本出すかまでです。具体的な内容は、その月に決めてください。粗い計画のほうが、続きます。
前年の記録は必要ですか
計画の材料になります。日付と内容の一言で足ります。記録がないと、毎年ゼロから考えることになります。
最初の年はどうしますか
繁忙と閑散だけを書き出して、頻度を決めてください。その年の記録を取ることが、翌年の計画になります。
休みの告知はいつですか
臨時の休みは決まったその日に、長期の休みは1か月前から。予約が入っている方には、個別に連絡してください。
料金を変えるときは
1か月前には出してください。理由を簡潔に書き、改定の日を明記してください。過去の投稿に古い料金が残っていないか確認してください。
新しい内容を始めるときは
1か月前から告知を始めてください。内容、料金、所要時間、予約の開始日を書き、始めた直後に実際の様子を出してください。
撮影の予定も入れますか
入れてください。素材がなければ、計画どおりに出せません。季節ごとに1回、年に4回。繁忙期の直前に撮っておくと、繁忙期に撮らずに済みます。
見直しはどのくらいの間隔で
3か月ごとです。年に一度では遅すぎます。実績が計画を下回り続けるなら、計画が重すぎます。見直しは30分で足ります。
計画通りにいきません
いきません。翌月に回して構いません。3か月に一度、計画と実績を見比べ、大きくずれているなら計画のほうを直してください。
計画はどこに置きますか
1枚の紙に12か月分を書いて、見える場所に貼ってください。見なければ、計画は存在しないのと同じです。
作るのにどのくらいかかりますか
年に2時間で足ります。繁忙と閑散の書き出しに30分、頻度と型の配分に1時間、告知の項目に30分です。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。繁忙と閑散の時期は、業種、地域、来店される方の層によって変わります。自店の記録に基づいて判断してください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



