ポータルの営業担当と話す|数字を持ってから、席に着く
公開: 2026年7月29日最終更新: 2026年8月1日
Summary
ポータルの営業担当との面談や更新の交渉を整理します。事前に用意する四つの数字、引き出せる情報と聞き方、その場で決めない原則、上げる提案への聞き返し、下げる相談と費用の交渉ができる条件、口約束を記録に残す方法、断り方を扱います。
更新の時期になると、営業の方が来ます。上のプランを勧められ、断り切れずに毎年上がっています。
交渉は、その場の話術ではありません。数字を持っているかどうかで決まります。

交渉の前に数字を出す
席に着く前に、まず自分の数字を出してください。その掲載から何人来ているか。その方がいくら使っているか。その掲載にいくら払っているか。この三つがないと、そもそも交渉になりません。
数字がないと押し切られる
こちらが数字を持っていないと、相手の資料だけで話が進みます。そしてその資料は、プランを上げる方向に作られています。自分の数字を先に用意してから、席に着いてください。
| 用意する数字 | 出し方 |
|---|---|
| 経由の新規の人数 | 自店の記録から数える |
| その方の客単価 | 会計の記録から出す |
| 月の掲載の費用 | 請求書から |
| 一人あたりの獲得の費用 | 費用 ÷ 新規の人数 |

営業担当の立場を理解する
前提として、営業の方には目標があり、上のプランを売ることがその目標です。悪意ではなく、役割としてそうしています。ここを理解しておくと、提案を感情的に受け止めずに済みます。
敵ではない
営業の方は、そのポータルの中の情報を持っています。うまく使えば、こちらの助けになります。対立する相手ではなく、情報を引き出す相手として扱ってください。
引き出せる情報
聞く価値があるのは、自店の掲載で未入力になっている項目、同じ地域の掲載の傾向、利用者がどの条件で検索しているか、といった中身です。これらは、こちらからは見えません。
聞き方を変える
聞き方で答えが変わります。「どうすれば上がりますか」と聞けば、プランの提案が返ってきます。「無料でできる改善はどこですか」と範囲を限定して聞くと、具体的な答えが出てきます。
その場で決めない
提案を受けたら、持ち帰るのが原則です。「検討して連絡します」で構いません。その場で決めた判断は、後で後悔しやすくなります。
期限を切られたら
「今日までのキャンペーン」と言われる場合がありますが、本当に今日までなら見送って構いません。急がせる提案は、断りやすい提案です。

上げる提案への聞き返し
上のプランを勧められたら、「上げると、新規は何人増える見込みですか」「その見込みの根拠は何ですか」と聞き返してください。数字で答えられない提案は、判断の材料になりません。
増えた分で回収できるか
判定の基準は単純です。上げた分の費用を客単価で割ると、回収に必要な人数が出ます。その人数が増えなければ赤字です。その人数が現実的かどうかで判断してください。
比較の資料は自分で作る
相手が持ってくるのは、そのポータルの資料です。こちらは自店の月ごとの新規と費用を一枚にまとめてください。その一枚を見せるだけで、話の中身が変わります。
去年との比較を持つ
去年と今年で、経由の新規が何人違うか。減っているなら、その事実を先に示してください。「同じ費用で結果が落ちている」という話から始められます。
下げる提案もできる
交渉は、上げる話だけではありません。下のプランに変える相談もできます。ただし、こちらから言わなければ提案されることはありません。
下げたときに何が減るか
下げる前に、掲載の位置、写真の枚数、使える機能のうち何が減るのかを具体的に聞いてください。減っても支障がないなら、下げる判断があります。
一度下げて様子を見る
いきなりやめるのではなく、下のプランで3か月様子を見る進め方もあります。大きく落ちなければそのままで足りますし、落ちたら戻せば済みます。
戻せるかを先に聞く
その前提として、下げた後に元のプランへ戻せるか、戻すときに費用がかかるかを先に聞いてください。戻せない定めなら、慎重に判断する必要があります。
費用の交渉ができる場合
条件の相談ができるのは、長く契約している、更新の時期が近い、やめる意思を現実的に持っている、という状態が揃ったときです。この状態なら、話を聞いてもらえる場合があります。
やめる意思を示す
やめる意思は、慎重に扱ってください。引き止めのために条件が出る場合がありますが、本当にやめる用意があるときだけ伝えるべきです。用意がないのに言うと、次から効かなくなります。
代わりの導線を作ってから
順序も大事です。自店の予約と顧客の記録が整っていれば、交渉の立場が変わります。やめても続けられる状態こそが、最大の交渉材料です。考え方は、ポータルに頼らない自社集客への切り替えで整理しています。
引き止めの条件をそのまま受けない
やめると伝えると、割引の提案が出る場合があります。その割引が期間限定でないかを確認してください。一定期間の後に元へ戻るなら、それは解決ではなく先送りです。
割引の条件に縛りがつく場合
割引と引き換えに、契約の期間が延びる場合もあります。安くなった代わりに長く縛られる形です。割引の額と、延びる期間を天秤にかけてください。
口約束は残らない
「次回は下げます」と言われても、書面がなければ残りません。担当の方が代わると、引き継がれない場合があります。やり取りは、記録に残る形で行ってください。
記録に残す方法
方法は簡単です。打ち合わせの後に「本日は以下の内容でした」と書いて送るだけです。返信があれば、双方の確認として残ります。
契約の内容と照らす
提案を受けたら、いまの契約とどう違うかを確認してください。見るのは期間、費用、解約の条件です。読み方は、ポータルの契約書を読むで整理しています。
担当が代わったとき
担当が代わると、前の担当との取り決めが伝わっていない場合があります。代わったタイミングで条件を確認し直してください。書面があれば、それを示せます。
訪問の時間を決める
営業の訪問をいつでも受けていると、施術の時間が削られます。「この曜日のこの時間なら」と決めてください。考え方は、サロンオーナーの時間の配分で整理しています。
強い言い方をされたとき
「やめると業績が落ちる」と言われる場合があります。その根拠を数字で示すよう求めてください。示せないなら、それは事実ではなく意見です。
記録が残る形でやり取りする
電話だけのやり取りは、後で確認できません。重要な話は、記録に残る形で行ってください。対応が不当だと感じる場合には、相談できる窓口もあります。
断り方を用意しておく
断る一言を、あらかじめ用意しておいてください。「今期は予算を決めているので、変更しません」で足ります。理由を細かく説明する必要はありません。
断っても関係は切れない
提案を断っても、掲載は続きます。営業の方も、断られることは想定しています。断ることを恐れないでください。
毎年見直す形にする
更新の時期には、必ず数字を出してください。その数字で、続けるか、下げるか、やめるかを決めます。見直しの観点は、ポータルの掲載プランを見直すで整理しています。
VANNAでできること
VANNAでは、予約と顧客の記録が管理画面に残るため、経由別の新規の人数や客単価を自分の数字として出せます。交渉の前に用意する材料を、自店で作れます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
ポータルとの交渉を代行したり、掲載の条件を管理したりする機能はありません。交渉は、ご自身で行うことになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
今日やる一つ
先月の掲載の費用を、その月の経由の新規の人数で割ってください。一人あたりの獲得の費用が出ます。その数字を持って、次の面談に臨んでください。
よくある質問
交渉の前に何を用意しますか
その掲載から何人来ているか、その方がいくら使っているか、その掲載にいくら払っているか。この三つです。
数字がないとどうなりますか
相手の資料だけで話が進みます。その資料は、上げる方向に作られています。
営業担当は敵ですか
営業の方には目標があり、上のプランを売ることがその目標です。悪意ではなく、役割です。
どう付き合いますか
そのポータルの中の情報を持っています。対立ではなく、情報を引き出す相手として扱ってください。
何を聞けますか
自店の掲載の未入力の項目、同じ地域の掲載の傾向、利用者がどの条件で検索しているか。こちらでは分かりません。
聞き方はありますか
「どうすれば上がりますか」ではプランの提案が返ります。「無料でできる改善はどこですか」と範囲を限定してください。
その場で決めてよいですか
持ち帰ってください。「検討して連絡します」で構いません。その場の判断は、後で後悔しやすくなります。
今日までと言われました
本当に今日までなら、見送って構いません。急がせる提案は、断りやすい提案です。
上げる提案にはどう返しますか
「上げると新規は何人増える見込みですか」「その根拠は何ですか」。数字で答えられないなら、判断の材料になりません。
回収できるか、どう判定しますか
上げた分の費用を客単価で割ってください。その人数が増えないと赤字です。現実的かを考えてください。
下げる相談はできますか
交渉は上げる話だけではありません。下のプランに変える相談もできます。言わなければ、提案されません。
下げると何が減りますか
掲載の位置、写真の枚数、使える機能。具体的に聞いてください。支障がないなら、下げる判断があります。
費用の交渉はできますか
長く契約している、更新の時期が近い、やめる意思を現実的に持っている。この状態なら、相談できる場合があります。
やめると言ってよいですか
本当にやめる用意があるときだけ伝えてください。用意がないのに言うと、次から効かなくなります。
立場を強くするには
自店の予約と顧客の記録が整っていることです。やめても続けられる状態が、最大の材料になります。
口約束は有効ですか
書面がなければ残りません。担当の方が代わると、引き継がれない場合があります。
どう記録に残しますか
打ち合わせの後、「本日は以下の内容でした」と書いて送ってください。返信があれば、双方の確認になります。
提案と契約はどう照らしますか
期間、費用、解約の条件が、いまの契約とどう違うかを確認してください。
担当が代わりました
前の担当との取り決めが伝わっていない場合があります。条件を確認し直し、書面があれば示してください。
訪問が多くて困ります
いつでも受けると、施術の時間が削られます。「この曜日のこの時間なら」と決めてください。
断り方が分かりません
「今期は予算を決めているので、変更しません」。この一言で足ります。理由を細かく説明する必要はありません。
断ると関係が悪くなりませんか
提案を断っても、掲載は続きます。営業の方も、それを想定しています。
いつ見直しますか
更新の時期に、必ず数字を出してください。その数字で、続けるか、下げるか、やめるかを決めます。
資料はこちらでも作りますか
相手が持ってくるのは、そのポータルの資料です。自店の月ごとの新規と費用を一枚にすると、話の中身が変わります。
去年との比較は要りますか
減っているなら、その事実を先に示してください。「同じ費用で結果が落ちている」という話になります。
下げるのが不安です
いきなりやめず、下のプランで3か月見てください。大きく落ちなければ、そのままで足ります。
下げた後に戻せますか
戻せるか、戻すときに費用がかかるかを、先に聞いてください。戻せない定めなら、慎重に判断してください。
引き止めの割引が出ました
期間限定でないかを確認してください。一定期間の後に元へ戻るなら、先送りにすぎません。
割引に条件はつきますか
割引と引き換えに、契約の期間が延びる場合があります。割引の額と、延びる期間を比べてください。
面談は毎回受けますか
回数を絞って構いません。数字が変わっていない時期に会っても、話す材料がありません。
今日は何をしますか
先月の掲載の費用を、その月の経由の新規の人数で割ってください。その数字を持って、次の面談に臨んでください。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理です。交渉が可能な範囲は各社の方針や契約の内容によって異なります。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



