エステで「変わりません」と言われたとき|不満は最初の説明で決まる
公開: 2026年7月28日最終更新: 2026年8月1日
Summary
結果への期待の扱いを整理します。約束できないことの確認、最初に伝えるべき内容、期待の高さの確認、記録の残し方、言われたときの対応、原因の切り分け、返金の判断、途中で伝えること、広告の表現、提案の仕方を扱います。
「5回通ったのに、変わりません」と言われました。効果を約束した覚えはありませんが、期待はさせていました。
結果に関する不満は施術の後ではなく、最初の説明の時点で決まっています。

約束できないことを確認する
まず、前提を整理してください。効果を断定する表現は、表示に関する法令の対象になるため使えません。医療の行為にあたる説明も、できません。「必ず」「確実に」といった言葉は、口頭でも使わないことです。期間や回数を示して結果を保証することも、避けてください。
これは、自信のなさではありません。事実として、個人差があるためです。約束しない代わりに何を伝えるかが、重要になります。
最初に伝えるべきこと
不満の多くは、ここで防げます。何をする施術なのかを、具体的に伝えてください。変化を感じる方が多い部分とそうでない部分は、分けて説明します。個人差があることも、明確に伝えることです。一度で完結しない場合は、その旨を最初に伝えます。日常の習慣が影響する場合も、そのことを伝えてください。
期待に届かない可能性があることも、先に共有してください。言いにくいですが、後から言うより負担が小さくなるためです。
期待の高さを確認する
来店の動機を、聞いてください。何を期待して来られたのかを、言葉で聞きます。想定が現実的でない場合は、その時点で伝えることです。過去に他で受けた経験があるかも、聞いてください。比較の対象があることで、期待の水準が分かります。行事の予定などで期限が決まっている場合は、間に合うかを判断してください。
無理な期待に、その場で合わせないでください。

記録が判断を助ける
主観だけでは、議論になります。ですから施術の前の状態を、記録してください。写真を残す場合は、同意が必要になります。詳しくは、サロンの写真と同意で整理しています。明るさ、角度、時間帯を揃えて、同じ条件で記録してください。本人の感じ方も、数字で聞く方法があります。
回数ごとに残すことで、変化の有無を一緒に確認できます。記録がないと、「変わっていない」に反論できません。記録の書き方は、サロンの施術記録の書き方で整理しています。
言われたときの最初の対応
その場の対応が、その後を決めます。まず、最後まで聞いてください。途中で、反論しないことです。何がどう違うのかを、具体的に確認します。その場で結論を出さなくて、構いません。「確認させてください」で、足ります。記録を一緒に見る方法も、あります。
感情的に、応じないでください。記録に残ったときに、不利になるためです。謝罪と責任を認めることは、分けます。対応の考え方は、やり直しと返金の基準で整理しています。
原因を分けて考える
同じ不満でも、中身が違います。説明が足りなかった場合は、こちらに原因があります。ほかに期待がもともと実現できない水準だった場合、日常の習慣が影響している場合、体調や体質による場合、回数が足りていない場合、施術そのものに問題があった場合。
原因によって、対応が変わります。ですからすべてを同じに、扱わないでください。

返金を求められた場合
ここは、判断の基準が要ります。効果を約束していない以上、結果だけを理由とする返金には応じない考え方もあります。ただし説明に問題があった場合は、別です。契約の形によっても、扱いが変わります。継続的な役務の契約には、法令上の定めがあるためです。回数券やコースの契約は、エステの回数券・コース契約と中途解約で整理しています。
その場で、金額を約束しないでください。判断に迷う場合は、消費生活センターや専門家に確認します。
VANNAでできること
VANNAでは、顧客ごとに施術の内容と経過をメモとして残せます。回数ごとの記録が残るため、説明した内容と経過を後から確認できます。カレンダー予約はMaxプランの機能で、来店前のメールリマインドは全プランで使えます。
一方で効果を測定する機能は、ありません。経過の記録は、自分で入力することになります。この点は把握しておいてください。
料金はPro月額3,300円、Max月額5,500円、Max+月額11,000円で、いずれも税込です。初期費用は0円、予約や販売に対するVANNA側の手数料も0円です。現在はプレオープン期間として、2026年7月31日までの申し込みで2か月無料、以降の申し込みは1か月無料です。条件は変更される場合があるため、最新の内容はVANNA公式 料金でご確認ください。
途中で伝える
最後まで、黙っていないでください。回数を重ねる途中で、経過を一緒に確認します。想定と違う場合は、その時点で伝えることです。続けるかどうかを、本人が判断できる形にします。続けることを前提に、話を進めないでください。途中で止める判断も、尊重します。
早く伝えるほど、不満は小さくなるためです。
続けても変わらない場合
ここは、判断が必要になります。回数を重ねても変化がない場合は、続ける意味を再検討してください。別の方法を提案できるなら、提案します。自分の技術や扱う範囲を超えている場合も、あります。医療に関わる可能性がある場合は、受診を勧めてください。ただし診断は、しないことです。
続けることを、勧め続けないでください。信頼を、失うためです。逆に止める提案ができる店は、かえって信頼されます。
広告と説明の表現
書く言葉にも、制限があります。効果を断定する表現は、使えません。体験談を載せる場合は、扱いに注意が要ります。事業者が関与した表示は、明示が必要になる場合もあります。写真を並べる場合は、加工や条件の違いに注意してください。「〇回で」といった表現には、根拠が求められます。医薬品のような効能も、述べないことです。
判断に迷う場合は、専門家に確認してください。
提案の仕方
伝え方で、受け取られ方が変わります。不足している点を、責める言い方にしないでください。日常の習慣について助言する場合も、押しつけないことです。継続を勧める場合は、根拠を示します。断られた場合は、話題を続けないでください。購入や継続をしなかった方への態度も、変えないことです。物販の考え方は、エステのホームケア物販で整理しています。
体験や初回の価格から入る場合
これは、期待が高くなりやすい入口です。安く受けられる回で、大きな変化を期待される場合があるためです。一度の施術で分かる範囲を、先に伝えてください。継続を前提とする内容なら、その旨を体験の前に伝えます。なお体験の場で、契約を迫らないことです。判断する時間を、渡してください。体験の内容と本来の施術に違いがある場合は、その差も伝えます。
導線の設計は、トライアルから本契約への導線で整理しています。
他の店と比べられたとき
比較の話が出る場面も、あります。他店を悪く、言わないでください。自分の評価が、下がるためです。こちらで行う内容を、事実として説明します。同じ名前の施術でも内容が違う場合があるため、その説明で足ります。なお価格の差を、質の差として断定しないでください。比較の広告は、根拠がないと問題になります。
来店される方が納得できる材料を渡して、判断は本人に委ねてください。
記録に残す内容
ここは、後で確認できる形にしてください。説明した内容を、記録します。何を伝え、何を伝えなかったか。本人が求めていた結果も、記録します。同意を得た内容があれば、その記録も残してください。不満を言われた場面と、その対応も記録します。
これらは、争いになったときの根拠になります。同時に次の方への説明を改善する材料にも、なります。
一人で営業する場合
この場合、判断を相談する相手がいません。ですからその場で結論を出さない習慣を、とくに大切にしてください。「確認させてください」と言って、時間を取ります。記録も、必ず残すことです。記憶だけでは、説明できません。判断に迷う場合は、専門家や相談の窓口に確認してください。一人で、抱え込まないことです。
スタッフがいる場合
この場合は、基準を共有してください。効果について何を言ってよいかを明確にして、言ってはいけない表現を一覧にします。その場で判断できる範囲と、確認が必要な範囲も分けることです。不満を言われた場面は、必ず共有します。責める前に、説明の基準が伝わっていたかを確認してください。新しく入った人には、この部分から教えます。
| 決めること | 内容 |
|---|---|
| 言ってよい範囲 | 断定表現の禁止を明確に |
| 判断の範囲 | その場で決めてよいこと |
| 報告 | 不満を言われた場面は必ず |
| 教える順序 | 技術より先に説明の基準 |
説明に使う言葉を決めておく
その場で考えると、表現が揺れます。ですからよく聞かれる内容について、答え方を先に決めてください。何をする施術か、どのくらいで変化を感じる方が多いか、個人差をどう伝えるか。書き出して、同じ言葉で説明できる形にします。
紙にまとめて渡す方法も、あります。口頭だけでは、記憶が食い違うためです。渡した紙の控えを残しておくことで、後から確認できます。なお断定する表現が混ざっていないかを、作った時点で見直してください。
よくある質問
効果を伝えてよいですか
効果を断定する表現は使えません。「必ず」「確実に」といった言葉は、口頭でも使わないでください。期間や回数で結果を保証することも避けてください。
何を伝えればよいですか
何をする施術なのか、変化を感じる方が多い部分とそうでない部分、個人差があること、一度で完結しない場合はその旨。期待に届かない可能性も先に共有してください。
期待の高さはどう確認しますか
何を期待して来られたのかを、言葉で聞いてください。想定が現実的でない場合、その時点で伝えます。無理な期待に、その場で合わせないでください。
記録は何を残しますか
施術の前の状態と、回数ごとの経過。本人の感じ方も、数字で聞く方法があります。記録がないと、「変わっていない」に反論できません。
言われたときの最初の対応は
最後まで聞いてください。何がどう違うのかを具体的に確認し、その場で結論を出さなくて構いません。感情的に応じないでください。
原因はどう分けますか
説明不足、実現できない期待、日常の習慣、体調や体質、回数の不足、施術そのものの問題。原因によって、対応が変わります。
返金を求められたら
効果を約束していない以上、結果だけを理由とする返金には応じない考え方もあります。ただし、説明に問題があった場合は別です。その場で金額を約束しないでください。
契約の形で扱いは変わりますか
変わります。継続的な役務の契約には、法令上の定めがあります。判断に迷う場合、消費生活センターや専門家に確認してください。
途中で伝えるべきですか
最後まで黙っていないでください。想定と違う場合、その時点で伝えます。早く伝えるほど、不満は小さくなるためです。
続けても変わらない場合は
続ける意味を再検討してください。自分の扱う範囲を超えている場合があります。続けることを勧め続けないでください。信頼を失います。
受診を勧めてよいですか
医療に関わる可能性がある場合、受診を勧めてください。ただし、診断はしないでください。
広告での表現は
効果を断定する表現は使えません。体験談を載せる場合、事業者が関与した表示は明示が必要になる場合があります。写真は、加工や条件の違いに注意してください。
継続を勧めてよいですか
根拠を示してください。断られた場合、話題を続けないでください。継続しなかった方への態度を、変えないでください。
体験の価格から入る場合は
一度の施術で分かる範囲を、先に伝えてください。継続を前提とする内容なら、体験の前に伝えます。体験の場で契約を迫らないでください。
他店と比べられたら
他店を悪く言わないでください。自分の評価が下がります。こちらで行う内容を事実として説明し、判断は本人に委ねてください。
一人で営業しています
その場で結論を出さない習慣を、特に大切にしてください。記録を必ず残し、判断に迷う場合は相談の窓口に確認してください。
スタッフには何を教えますか
効果について何を言ってよいかを明確にし、言ってはいけない表現を一覧にしてください。技術より先に、この部分から教えてください。
説明の言葉は決めておくべきですか
その場で考えると、表現が揺れます。よく聞かれる内容の答え方を先に決め、書き出してください。紙にまとめて渡し、その控えを残すと、後から確認できます。
出典
本記事は2026年7月時点の一般的な情報の整理であり、個別の法的助言や医学的な助言ではありません。表示の適否や契約の扱いは、個別の事情によって判断が変わります。消費生活センター、弁護士、または各相談窓口にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される場合があります。



